ローラ・インガルス・ワイルダー

  •  一八六七年、ウィスコンシン州ペピン生まれ。幼い頃から中西部各地を移り住み、ダコタ準州のデ・スメットで開拓農夫だったアルマンゾ・ワイルダー と出会い、十八歳で結婚。一児をもうけた。ミズーリ州マンスフィールドに移住して農場を営み、四十四歳から農業紙「ミズーリ・ルーラリスト」に執筆するようになる。その後、六十五歳で「大きな森の小さな家」を出版。それ以降、次々と作品を発表して、「小さな家」シリーズを書き上げた。「小さな家」は本当の話と言われていたが、ドナルド・ゾカートの伝記によって、フィクションだと明らかにされた。また、流行作家だった娘のローズが執筆に深く関わっていた事実も知られるようになった。現在、「小さな家」はローラとローズの共同作業とする共作説と、ローズの執筆とするゴーストライター説があるが、共作説の方が有力である。「小さな家」の創作には金銭的な事情のほかに政治的な意図もからんでいた。大恐慌時代、反ルーズベルト、反ニューディールだった作者の政治色を反映して、政府は必要悪とされ、個人の自由や独立心が強調されるなど、「小さな家」には保守的な傾向が強くみられる。従来アメリカでは「小さな家」を歴史的な観点から捉えて来たが、最近は政治的な視点から捉えることも多くなった。小さな政府の支持者や社会福祉政策に消極的な保守派によって引き合いに出されることが多い。
    Posted Mar 1, 2012, 4:15 AM by Hattori N
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このサイト 及び 雑文集「大きな森」について

  • 異なる視点から   このサイトは私が発行しているワイルダー雑文集「大きな森」に発表した論文、エッセイ、資料などを基に作成されています。「大きな森」はローラ・インガルス・ワイルダーや「小さな家」シリーズに関する年刊誌で、毎年、春に刊行しています。   日本でもアメリカの研究者による伝記や評伝が紹介されていますが、アメリカのワイルダー研究の主流は保守的な白人キリスト教徒が大半です。「小さな家」ファンで知られる政治家が、ロナルド・レーガン、サラ・ペイリン、ローラ・ブッシュ元大統領夫人といえば、アメリカの読者層がおわかりいただけると思います。彼らの視点は白人キリスト教徒のみに集中しがちで、多民族国家という認識の欠如がしばしば見られます ...
    Posted Apr 14, 2016, 2:52 PM by Hattori N
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更新‎記録(「小さな家」ニュースを除く)‎

  • 09/05/2017 2017年のワイルダー 学会の報告をアップしました。少数派の視点から視た「小さな家」、ワイルダー記念館のイベント、ミュージカルLaura's Momoriesなどについてです。
    Posted Sep 5, 2017, 3:49 PM by Hattori N
  • 01/27/2017 「盲学校のメアリー」(「大きな森」八号)に、ブログに書いたメアリーの最新調査の記事をリンクしました。 回想録「「パイオニア・ガール」の記述や、当時の新聞記事なども含まれています。http://almanzolaura.blogspot.ca/2015/03/pghwg4.html
    Posted Jan 27, 2017, 7:29 AM by Hattori N
  • 01/23/2017 「大きな森」2017刊に「ドナルド・トランプと「大草原の小さな家」シリーズ と、Letters to Japanese Boy from Laura Ingalls Wilder をアップしました。Letters to Japanese Boyはすでに日本語でアップしたものを英語にしたものです。日本語でお読みになりたい方は、サイドバーの「ローラからの手紙、毎日中学生新聞」をクリックしてください。
    Posted Jan 30, 2017, 8:50 PM by Hattori N
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「小さな家」ニュース ‎(随時更新)

  • グーグル+「小さな家」 「 小さな家」ニュースはこちらで継続しています。
    Posted Mar 30, 2016, 7:26 PM by Hattori N
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