更新日 2012年7月15日

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このサイトはエアコンの取付け工事の手抜きの実態を明らかにし、消費者・工事関係者双方の信頼関係正常化をめざします。

信じられないことですが、あなたの自宅のエアコンは一部の業者の不当な手抜き工事のおかげで、取り付けた時点で不良品になっている可能性があります。残念ながら手抜き工事は横行しており、その確率は非常に高いです。
高価な買い物を、不届きな販売店や取付業者のおかげで壊されてはたまりません。これから買う方も、もう取り付けてしまった方も、賢い消費者となって不法行為と闘いましょう

(ユーザー様、取付業者様の本音満載!) 


【新着情報】 

2012/7/15 infoseekがサービス終了となったため、グーグルサイトの新アドレスに移転しました。

【2007年7月改訂時のごあいさつ】
ここ数年放置していました。心ない方からの嫌がらせメール。掲示板にも変な書き込みが続出していやになったからです。ところが先日ふと

した機会に周囲の友人に尋ねたところ、「手抜き工事」の現実はほとんど改善していないことに気がつきました(詳細は掲示板をご覧下さい)。全くひどい話です。そこであらためて再整備して、サイト管理を再開することにしました。掲示板が情報のメインとなるはずです。ぜひ当サイトの趣旨を理解してご活用下さい。

目次

1.工事でどこを手抜きする2.プシューと音がしたら「手抜き工事」/3.なぜ「フロンガスによるエアパージ」は禁止されたか4.正しい工事「真空引き」/5.こんな当たり前の工事をなぜ手抜きするのか6.手抜き工事を防ぐには/7.もしも手抜き工事をされたら/8.私の個人的な体験/ 9.連絡先/ 10.情報交換掲示板

1.工事でどこを手抜きされるか?

【エアコンの基本的な仕組み】
エアコンを据え付ける時は、室外機と室内機をパイプでつなぎますね。パイプには「入りと出」2本の銅管が入っていて冷媒のフロンで満たされています。 室外機で冷やされたフロンは入り側の銅パイプを通って室内機に入り、室内機で冷気を放出し、暖められて、再び出の銅管で室外機に戻って冷やされるのです。 ちなみにパイプには室内機に貯まってしまう結露水を排出するホースも一緒にまとめられています。

【取り付け前、冷媒のフロンはどこに入っているか?】
冷媒のフロンはガスですが、ボンベなどで詰められるのではありません。実はフロンは室外機の内部に詰められて出荷されています。高圧のためパイプの接続が終わったら、室外機のバルブを開ければ、フロンがパイプと室内機の中に満たされれます。ところで現在のエアコンでは、機械の構造上、また環境問題ヘ配慮から、フロンをバイブに満たす前に、パイプや室内機内の空気を抜いて真空にしてから、フロンを満たさなくてはなりません。手抜き問題は原因はここにあります!!

2.プシューーと音がしたら「手抜き工事」!?

エアコン工事をすると終わり頃に「プシューーー」という吹き出し音を聞いた方は多いと思います。残念ながらその瞬間に手抜き工事が行われています。 

パイプを接続した後、室外機に戻ってくるパイプに出口を開けておいて、室外機からフロンを放出すると、高圧のフロンは勢いよく放出され、室内機を満たして、室外機まで戻ってきます。この勢いでパイプ内の空気を大気に放出しようとするのです。これが「プシューー」という音の正体で空気が大気に放出(エアパージ)される音です。昔はこうしてエアコンを接続するのが普通でした。この方法を「フロンガス方式によるエアパージ」と言います。空気だけではなく、フロンも大気に放出されてしまうため、今は禁止されている方式です。

3.なぜ「フロンガス方式によるエアパージ」は禁止されたか?

1.環境保護のため 

10年ほど前から大気中のフロンがオゾンホールを形成するなど、環境に大きな悪影響を及ぼすことが分かってきました。そこでそれまでは放置されていたフロンの大気放出が禁止されたほか、フロンより影響が少ないと思われる代替フロンを使ったエアコンや冷蔵庫が普通になってきました。

エアコンに従来使われていたフロンはHCFC(R22)ですが、2004年から生産が大幅削減されることが決まっており、現在最新のエアコンから環境破壊が少ないと言われるHFC(R410A)と呼ばれる新冷媒使用に変わってきています。しかしいくら影響が少ないと言えども放出されない方が良いに決まっています。

ところが「フロンガス方式によるエアパージ」方法では空気が押し出される時に、どうしてもフロンも一緒に大気中に放出されてしまいますので、環境保護のため禁止されました。

2.エアコンの構造上の問題 

旧タイプフロンの機器に比べ、新触媒HFC(R410A)を使用したエアコンは、内部構造が繊細になっています。

もしも 「フロンガス方式によるエアパージ」で施工されると、どうしても配管内に空気か混ざってしまいます。夏の時期は湿気が高いため、空気中には微量な水分も含まれます。これが、マイナス数十度の冷媒によって微細な氷片となり、冷媒の流れを妨げたり、目詰まりを起こしたりする危険性が高まります。またこれらの影響は中長期的に現れ、エアコンの効きが悪くなったり、寿命を著しく短くしてしまいます。この事実はメーカーが仕様として確認し、環境保護の観点と相まって「やってはいけないこと」としてエアコン取付時の最重要事項として大きく明示されています。

4.正しい工事「真空引きによるエアパージ」

そこで現在推奨されているのが、真空ポンプを使ったエアパージです。この方法では配管後、室外機のバルブに真空ポンプと圧力計を接続し、配管と室内機内部のパイプをできるだけ真空にします。完全に真空にすることは出来ませんが、ポンプに着いているメーターでほぼ完全に真空(0MPa=メガパスカル)になるまで空気を抜くよう求められています。(左:真空ポンプを使った作業)。
なおメーカー指定の真空に近い状態にするためには通常15分間程度の真空ポンプ稼働時間が必要とされています。15分程度ポンプを稼働した後に圧力計を見ると真空になったことが確認できます。 さらに数分放置して真空状態が持続するかチェックします。 >またこの過程でもしも施工ミスなどで配管に穴があった場合は、圧力計の針が動きますので、容易に判明することが パイプ内と室内機内が真空になった後は室外機内部のフロンを開放すれば、フロンが外気に放出されることも、大気が内部に入り込むこともありません。




5.なぜ手抜き工事をするのでしょうか? 
それは「わずか20分ほど間の施工時間を惜しむ事」につきます。 真空引きにはポンプの稼働と真空状態のチェックのため20分程度の余計に時間がかかります。業者さんはこれを惜しむのです。確かに稼ぎ時の夏は工事も相次ぐでしょうから、時間は節約したいでしょう。しかし良心的な業者さんに聞くと「ポンプを稼働する時間は、テーピングや周辺掃除、用具の片づけなど別の作業をすればよいのだから、実質時間は変わらない」とも仰います。 忙しいからという理由で手抜きされて、高価なエアコンを不良品にされてはたまりません。 ただしこの問題を引き起こしているのは、あまりに過酷な価格競争により、業者さんを追い込んでいる販売店の問題も大きいと思います。

6.手抜き工事を防ぐには?
ポイント1
当然ですが、「真空引きでやって下さるのですね?」と販売店にも業者さんにも確認することが第一です。その上で真空ポンプまたはそれに変わる機材を確認して下さい。ポンプはこんな形(真空ポンプのメーカーHP)です。
またポンプを稼働するには電源が必要ですから、業者さんは必ず「電源を貸して下さい」と言ってくるはずです。  
※屋根への取付などで電源がない場合は手動ポンプで作業する場合もあるそうです。でも大変な重労働だし、完全に真空引きができないため、通常は必ず、電動ポンプです。
※昨年より電動ドライバーに接続する便利な小型簡易真空ポンプアダプター「ポケ★ロビ」が発売になったようです。軽くて安価で、業者様には役に立つツールでしょう。
ポイント2
真空ポンプは「ボコボコ、ゴトゴト」という空気を吸い出す稼働音がします。これが15分ほど続きます。 ポイント3 「フロンガス方式によるエアパージ」のような「プシューー」という音はしません。真空引き作業後ポンプを外したり、フロンを開放する際に一瞬「プシュッ」と小さな音がするだけです。
ポイント3
エアコンには「据付工事説明書」がついています。業者はなぜかこれを隠そうとします。まず「据付工事説明書」を受け取り、工事内容を把握し、これを見ながら工事に立ち会って下さい。あなたのこの姿勢だけで、手抜き工事はできにくくなるはずです。

※工事では他にも
 ・フレアのヤスリがけ/ リーマ フレア部の冷凍機油の散布+/ トルクレンチで締め付け/配管の45度以上の曲がり部のパイプベンダーの使用
といったしばしば手抜きさがちな手順がありそうですが、当サイトでは触れません。ここまで素人が判別することはほとんど無理です。手抜き工事の象徴として、また環境問題への警告として、「真空引き」に焦点を当てて追求します。

7.もしも手抜き工事をされたなら?・・・・もはや室外機交換しかありません
1.すぐに販売店に連絡し明確に抗議しましょう!
一旦「フロンガス方式によるエアパージ」をされ運転してしまったら、すでに障害が発生していると考えなければなりません。こうなると室外機ごと交換してもらうしか方法はありません。 販売店が知識がなかったり、言を左右にして非を認めないようなら、メーカーのお客さま相談室に抗議しましょう。メーカーは仕様書で指示している事を無視されたわけですから、必ずあなたの味方になってくれます
2.消費者センターに届け、指導を要請しましょう!
 すぐに国民消費生活センターに届けましょう。 所在地は消費者センターホームページにあります。
  ●東京都消費生活総合センター 〒162-0823 新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ 15F~17F
   TEL.03-3235-1155 FAX.03-3268-1505 
 なお私感ですが、まさにこの瞬間にも不適当な工事のため、大気中に膨大なフロンが放出されているはずです。消費者センターは広報誌やHP等で、この事実を啓蒙すべきと考えますが、「消費者よりの届けがない」という理由で動いてくれません。皆さん一人一人の声で行政を動かしましょう。
     
8.私の個人的な体験より。
2003年の6月、最新型のエアコンを買いました。各種掲示板などで「エアコンの手抜き工事」が横行していることは知っていましたので、サービスに定評ある老舗の電気店で購入しました。しかも販売員に工事方法を確認しました。販売員は「当社はもちろんメーカー指定通りの方法でやっています」と明言してくれました。 

ところが工事当日「あれ?どれが真空ポンプかな?」と思ううちに工事はどんどん進んでいきました。 何度か業者の出入りがありましたので、「きっとその内ポンプ持ってくるのだろう」と見ていましたが、配管が終わったところで、業者はあっけなく「プシューー」と音をさせて、「フロンガス方式によるエアパージ」をしてくれました。 

こうなってはもう手遅れです。 すぐにメーカーに電話しました。メーカーの技術者によると「指定通りの工事でないと非常にまずい。場合によっては寿命が3分の1くらいに低下する可能性がある」と明言していました。 幸い販売店は非常に良識があり、即座に非を認め、室外機を取り替えとなりました。取り付け業者は「時間節約のために手を抜いた」と認めたそうです。 
販売店としてはHFC(R410A)が導入されたと同時に、取付業者には講習会の参加を義務づけ、工事の指示書にも明示していたそうですが、現場で手抜きされてはどうしようもありません。 今後はお客さま向けの「工事の内容のお知らせ」に「真空引きのためコンセントを借りること」などを明示し、手抜き工事の撲滅を進めるとのことでした。 
しかし新しい室外機が来るまで2日暑い思いをしました。販売店は今回の取り付け工事費を無料にしてくれましたが、私がこうむった不愉快感からすると本心ではそれでは収まらない気持ちもありました。しかし今後の改善を約束して、これで納得しました。 
ちなみに私が見て回った電気店では、一部を除いて店頭で真空引き施工のことを明示した販売店はありません。なぜ客様に渡す説明書面に「真空ポンプを動かすために20分間ほどご家庭のコンセントをお借りします」との一文を入れることができないのでしょうか?こんなことは思いたくありませんが、本音では取付台数を増やすために黙認しているのでしょうか..

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