この度、滋賀県武道会より滋賀県合気道連盟の推薦をいただき令和4年度の武道功労賞を受賞させていただきました。
本来は道場運営により県の合気道の普及に貢献されている先生が受賞されますが、私の場合吉本先生が理事長された時の理事・事務局長を拝命し先生とともにした連盟の運営改革が推薦理由でした。
今回の受賞は、今までご指導いただいた先生、道友の方々、お世話になった皆様のおかげとあらためて感謝申し上げます。
振り返ってみますと、途中ブランクがあるものの大学で合気道に出会い、はや45年の月日が過ぎました。
その間合気道を通じて、多くの方々との出会い、関わりが私にとってかけがえのない財産であり、特に当合氣道昭心会代表の吉本先生には厚く御礼を申し上げます。今回当会ホームぺージに「個人功労賞」受賞の報告寄稿に際し、先生への感謝を述べたいと思います。
先生との出会いは私が滋賀に居を構え、途切れていた合気道を再開した平成7年(1995年)から始まり、
既に30年近くご指導をいただいています。
この間、海外指導にお供させて頂いたり、また幅広いネットワークにより、高名な先生方や他道場の道友にもお会いさせていただきました。
また先生が指導される西尾昭二先生の技の真髄に触れることができ、合気道の奥深さを知りました。
また、先生は合気道の指導者としては珍しくサラリーマン出身でその経験より、「会社」とは「仕事」とは更に「楽しい人生の過ごしかた」や本当に多くの事を教えていただいています。
私としては合気道にとどまらず人生の師と言っても過言ないと考えています。
先生の助言もあり、一昨年より母校である同志社大学体育会合気道部の指導もさせていただいています。
今まで合気道を続けることができたのも先生のおかげです。
わが昭心会は滋賀県で唯一の専用道場を持ちます。
先生はその立ち上げや運営は大変なもので、それをほぼ一人でされました。
また、週3回ご自宅の彦根より大津・米原まで手弁当で指導に来られ、本当に合気道が好きで生き甲斐であるのだと痛感しています。
今年2月に傘寿(80歳)をお迎えになられても、なお精力的合気道の指導に取り組まれている姿は感嘆を通り越し、憧れや羨望であります。
海外指導・滋賀県合気道の発展・西尾昭二師範の技の探求そして正しい合気道の普及にと、先生の夢はまだまだ続いています。
私たち昭心会のメンバーはこの先生の夢にともに向かい、合気道と言う手段を使い、おもしろ・おかしいい時間を過ごしたいと思います。
私は合気道の探求はまだまだ未熟でありますが、今後も一層合気道に精進し、先生のように合気道の求道をライフワークとする人生を送りたいと思います。
これからもご指導ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。
令和5年2月
合氣道昭心会
山本 隆