海外FX業者検証3

本ページでは本ページでは以下の21業者(サイト)を検証しています。いずれも金融商品取引業者の登録は確認出来ません。の付いた6つのサイトは既に閉鎖されていると思われます。

●FOREX HEART (フォレックス・ハート www.fx-heart.com/jp)
●FOREXIN (フォレックスイン www.forexin.asia/)
Forex Systems (フォレックスシステムズ www.forex-s.com/ja/)
FOX FOREX (フォックスフォレックス foxforex-jp.com)
FRONTIER Trading (フロンティアトレーディング frontier.bet/)
FUTURE MAKE FX (フューチャーメークFX futuremake-fx.com/)
FX BEST (FXベスト my-fxbest.com/jpn/ → fspbk.com/jpn)
●FXCC (www.fxcc.com/ja)
FXGiants (FXジャイアンツ www.giantsforex.com/ja)
FXGlobe (FXグローブ euja.fxglobe.com)
●FXIM (fx-im.com)
●FXlift (FXリフト www.fxlift.com/ja)
FX MATE (FXメイト www.fx-mate.com/ja/)
●FX OPEN (FXオープン www.fxopen.com)
●Fxplayer (FXプレイヤー thefxplayer.com/)
●FXPrimus (FXプリムス www.fxprimus.com/en/int-home)
●FxPro (FXプロ www.fxpro.jpn.com/)
●FXSuit (FXスーツ www.fxsuit.com/ja)

それでは個別検証に入ります。

●FOREX HEART (フォレックス・ハート www.fx-heart.com/jp)

この項目は知恵袋への質問に対する回答として書いたものです。このサイトには以下のような記述があります。

>Fx-Heartは、日本の金融庁の規制は受けておらず、許認可も取得していない為、金融商品・金融サービスへの勧誘と見なされる可能性がある行為に関わる事はございません。 尚、本サイトは日本居住者を対象としたものではございませんのでご了承下さい。

要するに日本の金融商品取引業者の登録がないから日本在住の人には口座開設は認めない旨が書いてあるのですが、日本語サイトが用意されているし、ネット検索すれば口座開設を推奨するアフィリエイトサイトも複数存在します。さらには以下のキャプに示す口座開設案内を見れば町名の入力例が「千代田区日本橋」である上に「都道府県」を選択する仕様になっています。

FOREX Heart 口座開設都道府県.PNG

明らかに日本に居住している人に口座開設を認め、勧誘しているので無登録の違法業者という認定で検証を進めます。

まず会社概要を右のキャプに示します。

>Company Name PLT Company Limited
>Address P.O.BOX 3269 , Apia , Samoa
>CEO Brian W Johnson

連絡先に電話番号がないのは論外です。CEOはBrian W. Johnson、住所は太平洋に浮かぶサモアになっていて検索すると私書箱番号まで一致するオフショア会社が見つかります。明らかに架空住所です。


>TMF (Samoa) Limited
>TMF Chambers, PO Box 3269, Apia, Samoa 
>T. +685 21794

住所はサモアなのに「FX-Heartを選ぶ理由」として挙げられている10項目の筆頭が

>01:FSPより認可&規制

となっていてこの「FSP」はどうやらニュージーランドの「Financial Service Provider」と思われるので登録を調べると「FOREX Heart」の登録は見つかりませんが「HEART FOREX」のビジネス登録金融機関登録が見つかります。これが「FOREX Heart」の登録でないのだとすれば「FOREX Heart」はニュージーランドでも無登録ということになり、FSPより認可を得ているという主張はデタラメということになります。これが「FOREX Heart」の登録だとして登録内容を見るとビジネス登録の経営者はYuto Sawakiという日本人らしき名前であり、会社概要にあったBrian W. Johnsonではありません。

FOREX Heart NZ ビジネス登録.PNG
このYuto SAWAKIという人物はビジネス登録では100%の株主でもあり、以下に示したビジネス登録に添付されている書類の本人の署名によれば漢字表記は澤城由人のようです。また東京都足立区加平2-3-10-204という住所が記されています。


そして「HEART FOREX」の金融機関登録は以下のキャプに示すように2014年4月付で「Deregistered」つまり「取消」になっています。

FOREX HEART NZ 金融登録取消.PNG
登録取消の理由は不明ですが結局は日本だけでなくニュージーランドでも登録のない違法業者ということになり、「FSPより認可&規制」という主張は嘘ということになります。また登録されているニュージーランドの住所を調べると少なくとも3つの留学斡旋業者の事務所が部屋番号まで同じ住所を使っています。この住所も架空でしょう。

FOREX Heart NZ 住所留学斡旋.PNG
その後、時期は不明ですが2019年9月にビジネス登録についても以下のキャプに示したように取消 (Removed) になったことを確認しました。

ニュージーランドFSPの金融機関登録もビジネス登録も取り消されているのに公式サイトトップページの「FX-Heartを選ぶ理由」の筆頭項目が「FSPより認可&規制」となっています。明らかに事実に反した主張で論外だと思います。


また以下のチャートにあるように入金に「Weblett (ウェブレット)」という送金業者を使うことを指示していますが、このウェブレット社が問題です。


このウェブレットのサイト (www.webllet.com/jp/) は違法な海外送金業者、いわゆる地下銀行と思われ、検証を本サイトの「無登録海外送金業者の検証3」に書きましたがフォレックス・ハート (www.fx-heart.com/jp)とWeblletのサイト (www.webllet.com/jp/) は左下のキャプに示したように同じサーバー上にあるようです。フォレックス・ハート社とウェブレット社は明らかに同一グループの会社でしょう。


同一サーバー上にはさらに「www.sdd-holdings.com」というURLのSDDホールディングスという企業のサイトが存在しているようですがこのサイトは2019年9月現在でアクセスしようとすると右上のキャプに示したような警告が出てアクセス出来ません。しかし以前にアクセスした際には以下の様なシンガポールの所在地情報とウェブレットと似たような送金業務のようなことをやっている会社であるようなことが記されていました。

>Level 39 Marina Bay Financial Centre Tower 2, 10 Marina Boulevard, Singapore 018983 
>+65-6818-5707

このシンガポールの住所は本サイトの検証でしばしば登場するServcorpというバーチャルオフィス業者の拠点の住所と一致します。架空住所の疑いが濃厚です。そしてこのSDDホールディングスもフォレックス・ハートと関連のある企業の様で2019年3月29日に関東財務局から私募ファンドを募集していたとして出たSDD HOLDINGSへの警告にフォレックス・ハートを意味すると思われるFX-Heartが登場しています (以下のキャプ参照)。


ちなみにこの警告よりもおよそ2年前の2017年4月28日付で関東財務局からフォレックス・ハートにも違法な無登録業者として警告が出ています。



総合的に判断してフォレックス・ハートや送金会社として指定されるウェブレット社は到底信用出来るとは思えません。ウェブレット社はおそらくフォレックス・ハートへの入金を容易にする為のトンネル会社の様なものではないかと考えざるを得ません。仮にフォレックス・ハートが本当に海外のFX業者であるならば海外送金業務を担っているとしか思えないウェブレットはいわゆる地下銀行ということになるはずです。この点については本サイトの4A. 無登録海外送金業者前書を参考にしてください。

それからこれは個人的な感触にしか過ぎませんが審査が甘いニュージーランドの金融機関登録を使うなどの手口の類似性などからフォレックス・ハートやウェブレットはいわゆるリディアリッチ系列である疑いがあるように思います。リディアリッチについては無登録海外送金業者の検証1」を参照してください。

※付記
PO Box 3269, Apia, Samoa 」というサモアの住所を共有するFX業者、Discovery FX (ディスカバリーFX www.discovery-forex.com/jp/) の存在を確認しました。フォレックス・ハートの場合と同様に海外のFX業者を名乗っていても日本のグループによる運営の可能性が高く、フォレックス・ハートとの組織的な繋がりの可能性があるかもしれません。またフォレックス・ハートのニュージーランドの取り消し処分を受けたビジネス登録で経営者兼100%の株主となっていた澤城由人という名前で検索するとTime-Saving FX (timesaving-fx.com/) という情報商材販売の運営統括責任者として登場している人物の名前と一致していることが分かりました。それほどありふれた名前とも思えませんから同一人物の可能性が高いと思われます。月利平均20.2%の実績があるそうで商材の販売価格は39,000円 (税抜き) となっています。


>販売事業者名 合同会社クリプロ
>運営統括責任者 澤城 由人
>所在地 〒141-0022 東京都品川区東五反田2丁目8-5 5階 KNビル5階
>電話番号 050 - 3558 - 8218
>メールアドレス support@timesaving-fx.com
>商品URL https://timesaving-fx.com/
>販売価格 39,000円(税抜き)

東京都品川区東五反田の住所は検索してみるとpao (https://pa-o.jp/) というコワーキングスペースの住所のようです。法人登録上の住所も同じコワーキングスペースの住所になっています。電話番号は050局番のIP電話の番号の様で住所と一致しているかどうか判断出来ません。事業実体がこの住所にあるかどうかは疑問でしょう。

さらに澤城由人という名前で検索するとビットポイントという仮想通貨交換業者の関連業者、ビットポイントが提携していわゆるホワイトラベルを与えたビットポイント香港 (www.bitpoint.hk/)という会社との関連が出てきます。かなり複雑な状況ですが、本サイトの姉妹サイトである「仮想通貨(暗号通貨)を辛口評価」「検証43」でビットポイントグローバルという系列の仮想通貨交換業者を検証する過程でビットポイント香港や澤城という人物との関わりについて簡単に説明してあるので参照してください。単なる印象に過ぎませんが、この澤城という人物についても危うさを感じざるを得ません。


●FOREXIN (フォレックスイン www.forexin.asia/)

2020年2月に関東財務局から無登録の違法業者として以下に示した警告が出たことで知ることになった業者です。


まず以下がサイト冒頭のメニューバー部分のキャプです。英語の他、Googleの翻訳機能を使ってロシア語、韓国語、中国語に対応しています。通常googleの翻訳機能に頼って日本語対応しているサイトは日本語が非常に不自然になるのですが、このサイトでは日本語表現が特に不自然とは感じません。


次に連絡先情報ですが右のキャプにあるだけの情報しかありません。運営陣に関する情報や電話番号はなく、ニュージーランドの住所とメールアドレスがあるだけです。

>Contact us
>LIRI FINANCIAL LIMITED
>Suite 2 Top Level, 18 Northcroft Street, Takapuna, Auckland, 0622 , New Zealand
>If you are interested in ForexIn platform and other questions,
Please contact us immediately at : info@forexin.asia .

そして関東財務局の警告にもあった運営会社名が大問題です。LIRI FINANCIAL LIMITEDという運営会社名には見覚えがあります。これは2015年12月17日に社名変更があるまでLIDYARICH (リディアリッチ)という社名だった会社であり多くの投資詐欺と思われる案件で海外送金を担っていた地下銀行の会社です。この旧社名・リディアリッチ / 現社名・LIRI FINANCIALについては過去に関係していた詐欺と思われる投資案件などについても含めて本サイトの無登録海外送金業者検証1に検証をまとめてありますから参照してください。

ちなみに現在でもLIRI FINANCIAL LIMITEDのニュージーランドの会社登録金融機関登録 (FSP171704) は有効のままで開示されている現在の経営者は以下の2名となっています。

▼Hyun Sook AHN
13a Dianthus Place, Browns Bay, Auckland, 0630 , New Zealand
▼Koichi HIGUCHI
Flat C, 16/f Gardenia, 468, Sai Yeung Choi Street North, Mong Kok, Kowloon, 0000 , Hong Kong

1人目はニュージーランド在住の中国系あるいは韓国系と思われるような名前、2人目が香港在住のKoichi HIGUCHIという日本人としか思われない名前になっています。またこの内、2人目のKoichi HIGUCHIという人物がLIRI FINANCIAL LIMITEDの100%株主にもなっています。さらに無登録海外送金業者検証1にも書いてありますが2015年4月までは本田裕由樹というこれも日本人としか思われない名前の人物が経営者となっていました。つまりこの旧社名・リディアリッチ / 現社名・LIRI FINANCIALは日本人が運営している可能性が相当に高いものと思われます。

言うまでもなくこれは非常に危険な業者の可能性が高いです。取引は絶対に避けるべきと結論します。


Forex Systems (フォレックスシステムズ、フォレックスS証券 www.forex-s.com/ja/)

連絡先情報が全くありません。「お問い合わせ」の項目を見てもメール送信用の窓があるだけで住所、電話番号さえ不明で論外です。

Forex Systems お問い合わせ.PNG
リディアリッチ系列と思われる和幸 (WAKO kabushikiwako.com)という詐欺会社が自動売買ソフトを使ったFXで高利回りの配当を可能にすると称して投資を募っており、フォレックスシステムズに口座を開設するように誘導されるようです。
つまりリディアリッチ系列の詐欺会社の可能性が高いです。

※付記
2018年9月、フォレックスシステムズのサイトが閉鎖されているのを確認しました。アクセスするとEARN FOREX (https://www.earnforex.com/forex-brokers/)というFX業者の比較サイトにリダイレクトされるようです。これは「検証2」で検証したBrilliant one Forex (ブリリアント・ワン・フォレックス brilliantoneforex.com/)および「検証8」で取り上げたUlutiaFX (ウルティアFX www.ulutiafx.com)のサイトが閉鎖されてリダイレクトされるサイトと同じです。3つの間に組織的繋がりがあることが示唆されます。


FOX FOREX (フォックスフォレックス foxforex-jp.com/)

まず日本語サイトしかありません。英語あるいは他の言語で書かれたサイトへのリンクもありませんし、検索しても引っかかりません。また連絡先情報は以下にあるのみです。

>Street address : Global Gateway 8,Rue de La PerLe, Providence, Mahe, Seychelles.
>Mail address : customer@foxforex-jp.com

電話番号は見当たりませんし、経営者情報も皆無です。さらにセーシェルの住所は検索するとAAA Internationalというオフショア会社の住所と完全一致します。

Fox Forex 住所 AAA International.PNG
さらにこの住所はBinaryserviceprovider (バイナリーサービスプロバイダー www.binaryserviceprovider.com)およびJackpot Binary (ジャックポットバイナリー jackpotbinary.com)という2つのバイナリーオプション詐欺で使われていた住所とも同じです。


明らかに架空の住所です。既に書いたように日本語サイトしか存在しない上にサーバーも以下に示すように東京のようなので日本の詐欺グループによる詐欺サイトで間違いないでしょう。

Fox Forex サーバー.PNG

またフォックスフォレックスでは入出金にiAccountの利用が推奨されています。

FOX Forex iAccount.PNG
i-Accountの使用が推奨されているということはこれはリディアリッチ系列の詐欺会社という結論になります。「i-Account」および「リディアリッチ」については「始めに&目次」の知恵ノートの「リディアリッチ」の項目を参照してください。

関東財務局から違法な無登録業者として警告も出たようです。

※付記1
2016年12月の産経新聞記事によればこの業者の経営者が摘発されたようです。

>外国為替証拠金取引(FX)のインターネットサイトを開設し、無登録で営業したとして、大阪府警サイバー犯罪対策課は9日、金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で、大阪市中央区の会社社長の男(41)と元従業員ら男女計4人を逮捕し、送検したと発表した。
>送検容疑は4人は共謀し、昨年11月~今年6月、FXのサイト「FOX FOREX(フォックス フォレックス)」を開設し、金融業の登録がないのに客3人にFX取引をさせたとしている。

これを糸口にリディアリッチ系列の詐欺が全て解明されることを強く望みたいと思います。

※付記2
2018年9月に閉鎖を確認しました。


FRONTIER Trading (フロンティア・トレーディング frontier.bet/)

これはYahoo知恵袋に以下のキャプに示したアフィリエイトリンク付きのステマ目的と思われる投稿があったことから検証対象としたものです。ちなみにこの投稿は規約違反の宣伝投稿と見なされたようで直ぐに削除されており、アフィリエイターのIDと思われる部分は伏字にしてあります。


この知恵袋の投稿には「海外のFX業者」と書いてありますが、海外業者と言ってよいのかどうかも分かりません。会社概要を見ると以下のように「香港オフィス」の住所しかありませんが、日本人経営とも書いてありますし、サイトは日本語表示にしか対応していません。日本人経営であっても香港のFX業者が日本語のみにしか対応していないということは有り得ないでしょう。唯一の所在地情報にも関わらず「香港オフィス」という書き方をしているのは別に本社が日本にあるということでしょうか?さらに電話番号も経営者情報もありませんし、金融ライセンス関係の記述もありません。


さらに香港オフィスの住所

>Room C,2/F.,Capital Trade centre,62 Tsun Yip Street,Kwun Tong,Hong Kong

は検索するとPPS (プライベートポートフォリオサービス pps-life.com/)という海外の金融機関に口座開設をサポートする業者が引っかかってきました。


このPPSという業者の「香港事業所」の住所

>Room C, 2/F Capital Trade Centre, 62 Tsun Yip Street, Kwun Tong, Hong Kong SAR

は部屋番号までフロンティア・トレーディング香港オフィスの住所と完全に同じです。フロンティア・トレーディング香港オフィスの住所はこのPPSという業者の住所を借りた住所の疑いが濃厚と判断せざるを得ません。そして日本語表示にしか対応していないサイトですから当然でしょうけどアクセス解析出来るサイトで見ると日本からのアクセスしかありません。


これは当然ですが全く信用出来ません。所在地情報も疑わしく、金融ライセンスもありません。取引は全く推奨出来ません。

※付記
2019年11月にサイトを再訪したところ、フロンティア・トレーディングのサイトは閉鎖されているようです。



FUTURE MAKE FX (フューチャーメークFX futuremake-fx.com/)

海外の会社のはずなのに日本語サイトしかありません。連絡先情報はセーシェルの住所だけで電話番号がありません。

>FUTURE MAKE LTD.
>Company Number: 170945
>Suite3, Global Vllage, Jivans Complex, Mont Fleuri, Mahe, Seyshelles

この住所を検索するとAbacus (Seychelles) Limited.というオフショア会社の住所と完全に一致します。明らかに架空住所です。さらにライセンスを調べるとFAQに以下の記述がありました。

Futuremake-fx ライセンスなし.PNG
要するにライセンスも取れていないのに既にサイトを開設して顧客を募っており、明らかに違法行為です。ちなみにこの業者はBLACKWELL GLOBALの系列会社であるという記述があります。

Futuremake-fx Blackwell由来.PNG
このBLACKWELL GLOBALは2015年7月から日本からの口座開設を認めないという方針に転換したということで本稿では詳しく述べませんが関東財務局から無登録の違法業者として警告が出ています。

※時期は不明ですが住所がセーシェルからシンガポールとフィリピンに変更されたようです。

>シンガポールオフィス
>10 ANSON RORD 24F,INTERNATIONAL PLAZA SINGAPORE 079903
>フィリピンオフィス
>Unit100 2F Zenith Central, Luzon Avenue, Cebu Business Park, Cebu City Philippines 6000
>お客様サポートダイヤル 
>+63 32-517-5045

シンガポールの住所は実在する住所のようですが対応する電話番号がありません。フィリピンの住所は対応する可能性があるフィリピンの電話番号が記されていますが住所をGoogle Mapで調べると該当がありません。実在する住所かどうか疑問です。住所の変更に伴って関東財務局から2回目の警告が出たようです。

※付記
2018年9月に確認したところ、フューチャーメークFXのサイトは閉鎖されているようです。但し、「FUTUREMAKE @相互フォロー」というTwitterアカウント (twitter.com/futuremakefx) から宣伝投稿が続いているようです。


FX BEST (FXベスト my-fxbest.com/jpn/ → fspbk.com/jpn)

理由は不明ですがサイトのURLアドレスが途中から変更されているようです。連絡先情報は以下にあるのみです。

>会社名 BM GROUP ASIA,INC
>本社住所 P.O.BOX.957 Offshore Incorporation Centre, Road Town, Tortola, British Virgin Islands
>連絡先 info@my-fxbest.com

まず電話番号がありません。住所は英領バージン諸島ですがこの住所はOILという香港のバーチャルオフィス業者の住所、つまり架空住所です。


OIL バージン諸島住所.PNG
サーバー情報を見るとサーバーの所在地はアメリカのアリゾナ州、フェニックスになっていますがWho Is情報を見ると

>Domain Name: my-fxbest.com
>Domain ID: 1870568538_DOMAIN_COM-VRSN
>Registrar WHOIS Server: whois.discount-domain.com
>Registrar URL: http://www.onamae.com

ドメインネームは日本の「お名前.COM」という業者から取得しており。

>Registrar: GMO INTERNET, INC.
>Registrar IANA ID: 49
>Registrar Abuse Contact Email: abuse@gmo.jp
>Registrar Abuse Contact Phone: +81.337709199

やはり日本のGMOインターネットと契約していて

>Registrant Name: FX BEST
>Registrant Organization: FXBEST
>Registrant Email: fxbest_com@yahoo.co.jp

連絡先のメールアドレスはYahoo JAPANのフリーメールです。これは海外の業者とは思えません。日本国内のグループによる幽霊会社であることは確実と考えます。
FX BEST Who Is情報.PNG

またFX BESTはCapital Labo (キャピタルラボ www.capital-labo.com/)とE.N. Trade (entrade.jpn.com エントレード)、ROSARIO SYSTEMS (ロザリオシステムズ www.rosariosystems.com)という少なくとも3つの名義で自動売買システムを使ったFXで高利回りが得られるという勧誘をネズミ講方式で行っていたグループで資金運用先として指定されていました。例えばYahoo知恵袋に2015年の投降ですがキャピタルラボなどで投資するように強引な勧誘を受けているという投稿が複数あります。自動売買ソフトで月間に6%という異様な高利回りが得られるといった勧誘だったようです。




Yahoo知恵袋には社長を名乗る有馬という人物がセミナー形式で勧誘していたという投稿や巨額の被害を訴える投稿も出ています。


これは国民生活センターから出ている警告にある詐欺の手口と思われます。キャピタルラボ以下の詐欺サイトとFX BESTは同じグループによるものである可能性は非常に高いです

この業者にも関東財務局から警告が出ています。


※付記1
2018年9月に確認したところFXベストのサイトは新旧両方とも閉鎖されているようです。またキャピタルラボ、エントレード、ロザリオシステムズの3つの自動売買ソフトのサイトも閉鎖されています。

※付記2
FXベスト / キャピタルラボ、エントレード、ロザリオシステムズを運営していたのと同じグループによる可能性が高い案件が存在することに気が付きました。FXベストというFX業者の代わりになっていると思われるのがBS Trading (BSトレーディング www.bstrdltd.com/ja/)というFX業者であり、キャピタルラボ、エントレード、ロザリオシステムズの役割を担っていると考えられるのがHILLS FIELD (ヒルズフィールド www.hillsfield.co.jp/)という人工知能でミラートレードを提供するという会社です。詳しくは「海外FX業者検証2」にあるBS Trading (BSトレーディング)の検証の付記にまとめてありますから参照してください。


●FXCC (www.fxcc.com/ja)

英語、日本語を始めとして60以上もの言語表示が可能なサイトです。以下は日本語表示を選んだ際のメニューバーです。FXCCの「CC」は「Central Clearing」の略の様です。



まず脚注に以下の様なライセンス関係の記述があります。


>FX Central Clearing Ltd(www.fxcc.com/eu)は、キプロス証券取引委員会(CySEC)によってCIFライセンス番号121 / 10で規制されています。
>Central Clearing Ltd(www.fxcc.com)は、バヌアツ金融サービス委員会(VFSC)によってライセンス番号14576で規制されています。

2つのURLアドレスがあって一方はキプロスの金融ライセンスで営業し、他方はバヌアツの金融ライセンスで営業しているといったことが書いてありますが、2つのURLアドレスはドメインネームなどが同じですし、キプロスの金融ライセンスで運営しているというURL (https://www.fxcc.com/eu)にアクセスしても後者のバヌアツの金融ライセンスで運営している、表題のURL (https://www.fxcc.com/) にリダイレクトされるようです。 訪問者の居場所を自動的に検出して日本からアクセスすればどちらのURLからでも後者のURLに誘導されるような設定になっているのかもしれませんが、2つの運営が明確に分けられていないように見えます。とにかくキプロスとバヌアツで金融ライセンスを得ているというのでそれぞれを確認しました。

まずキプロス証券取引委員会 (CySEC) のサイト (www.cysec.gov.cy/en-GB/home/) を探すと確かに右のキャプに示したFX Central Clearing Ltdの金融機関登録が見つかりました。

>FX Central Clearing Ltd
>2, Samou Street, Amorosa Centre, 2nd Floor, Germasogeia, CY-4043 Limassol
>Licence Number: 121/10
>Licence Date: 03/09/2010
>Company Registration Number: 258741
>Telephone: +357 25 870 750
>Fax: +357 25 870 753
>E-Mail: corporate@fxcc.com
>Approved Domains: www.fxcc.com

キプロスの住所、キプロスの国番号[+357]から始まる電話番号とFAX番号などの連絡先情報が記されています。しかしここに記されているキプロスの住所、「2, Samou Street, Amorosa Centre, 2nd Floor, Germasogeia, CY-4043 Limassol」についてはGoogle Mapに入れても実在の住所であることが確認出来ません。「Germasogeia」とか「Limassol」は確かにキプロスの実在の住所であることが確認出来ますが「Samou Street」は確認出来ませんし、「Amorosa Centre」を検索しても情報が出てきません。キプロスで使われているギリシャ語やトルコ語で検索していないから出てこないのかもしれませんが違和感があります。

次にバヌアツの金融機関登録です。以下のキャプに示すようにバヌアツ金融サービス委員会 (VFSC) のサイト (www.vfsc.vu/) でCentral Clearing Ltd.の金融機関登録を確認しました。


但しこの登録にはよく見ると「Registered Agent」という項目が付いています (以下のキャプ参照)。これはどうやら登録を代行したオフショア会社ということのようでオフショア会社の名称と連絡先が記されています。


>Entity Name: LAW PARTNERS
>Entity Number: 36944
>Registered Office Address: Law Partners House, Kumul Highway, Port Vila, Vanuatu
>Postal Address:         Po Box 212, Port Vila, Vanuatu
>Email Address: corpsec@lawpartnersvanuatu.com
>Contact Number:         [Not Provided]

LAW PARTNERSを検索すると社名、住所の一致するバヌアツのオフショア会社のサイト (www.lawpartnersvanuatu.com/) が見つかりました。このバヌアツの金融機関登録はこのオフショア会社が取得したものと思われ、租税回避地であるバヌアツという国から予測はされていましたがバヌアツにFXCCの事業実体があるとは思えません。

しかしFXCCのサイトにある連絡先情報の住所は右のキャプに示すようにこのバヌアツのオフショア会社の住所になっています。そして電話番号、FAX番号が並んでいます。

>TEL:    +44 203 150 0832
>FAX:    +44 203 150 1475

いずれもイギリスの国番号[+44]で始まっています。つまりこれらはイギリスの電話番号、FAX番号であってバヌアツの電話番号、FAX番号ではありません。実際にはイギリスに事業実体がある可能性が高いですがそれを隠してバヌアツのオフショア会社の住所を所在地として公式サイトに記載しているとなればFXCCの信頼性は全く評価出来ません。

いずれにしろイギリスにFXCCの事業実体が存在する可能性が高いと思われたのでイギリスの法人登録を「FXCC」や「Central Clearing」で探すと関連している可能性が高いと思われる法人登録が4件見つかりました。

Registered office address : 101 Rose Street South Lane, Edinburgh, Scotland, EH2 3JG

Registered office address : Suite 11, Penhurst House, 352-356 Battersea Park Road, London, England, SW11 3BY

Registered office address : 26 York Street, London, United Kingdom, W1U 6PZ

Registered office address : 26 York Street, London, United Kingdom, W1U 6PZ

これらの法人を調べてみると3つの共通点が見つかります。まずそれぞれの法人登録の経営者情報を見るといずれもTHAYER, Attarifiという人物が事実上唯一の経営者、役職的にはDirectorとなっていることが共通しています。右のキャプはFXCC LIMITEDの法人登録の経営者情報にあるTHAYER Attarifiの情報です。年齢は1969年3月生まれですから2019年現在で50歳。国籍と居住地はいずれもアメリカ合衆国になっています。しかしアメリカの居住地住所については情報はなく、連絡先住所はFXCC LIMITEDの住所と同じ住所です。同じTHAYER, Attarifiという人物が経営しているとなれば4つの法人は同じグループであると考えざるを得ません

さらに4つの法人の住所は上にまとめた様に3番目のFXCC LIMITEDと4番目のFXCC GLOBAL LTDが同じであるのを除いてそれぞれ異なりますが、合計4社の3つの住所を検索してみるといずれもバーチャルオフィス業者の住所と一致します。例えば最初のCENTRAL CLEARINGの法人登録上の住所である「 101 Rose Street South Lane, Edinburgh, Scotland, EH2 3JG」という住所はTls Virtual Ltd (www.tlsvirtual.co.uk/) というバーチャルオフィス業者の住所と一致します。つまりいずれも架空住所の疑いが濃厚です。これが2つ目の共通点です。

そして3つ目の共通点として4つの法人はいずれも既にDissolved (法人解散)の処分を受けているようです。例えば以下は3番目のFXCC LIMITEDの法人登録のキャプですが赤枠で囲った部分にCompany Status Dissolved (法人解散済み)と記されています。このFXCC LIMITEDの場合、会社設立が2013年7月25日で2年も経過していない2015年3月10日付で解散になっています。


これらFXCCと関連している可能性の高い4つのイギリス法人について以下の表にまとめておきます。

 登録法人名 (会社番号) 経営者 法人開設年月日 法人解散年月日 住所のバーチャルオフィス業者
CENTRAL CLEARING LTD.(SC573281) THAYER, Attarifi 2017年8月9日 2019年1月15日 Tls Virtual Ltd
CENTRAL CLEARING LTD (09058842) THAYER, Attarifi 2014年5月27日 2016年1月5日 Penhurst Properties
FXCC LIMITED (08625118) THAYER, Attarifi 2013年7月25日 2015年3月10日 W1 Office
FXCC GLOBAL LTD (08182760) Thayer ATTARIFI 2012年8月16日 2014年3月25日 W1 Office

4つの法人は法人開設からいずれも1年半前後で解散処分を受けていることが分かります。現在でもイギリスの電話番号、FAX番号がFXCCの連絡先情報にあるので何かしらの拠点がイギリスに在るはずですが、これら4つの法人の解散後の後継法人については今回見つけることが出来ませんでした。ちなみにFXCC LIMITEDとFXCC GLOBAL LTDの住所 (26 York Street, London, United Kingdom, W1U 6PZ) はW1 Officeというバーチャルオフィス業者の現住所とは一致しませんが、旧住所と一致するようです。何故こんなことになっているのか、解散処分の理由なども分かりませんがとにかくFXCCの信用度評価において明らかにマイナスの状況としか思えません。

それから一連の検証でしばしば引用している海外のFX業者の口コミ評価サイト、Forex Peace ArmyにおけるFXCCの評価を見ると「検証5」で取り上げたアイロンFXなどの場合の様にForex Peace Armyが詐欺業者認定しているということはありませんが、投稿されているレビューのかなりの部分が出金に支障をきたしているなどの理由でScam (詐欺)という評価をしているようです。

総合的に判断してFXCCは信頼に足る業者とは到底思えません。取引は推奨しません。



時期は不明ですが最初のURLアドレスから2つ目のURLアドレスに変更になったようで1つ目のURLにアクセスすると2つ目のURLに自動的にリダイレクトされるようになったようです。連絡先情報などもしばしば変更になっており、2019年7月現在の最新情報に基づく検証は付記6にまとめてあります。まず最初に書いた検証から始めますが、最新情報だけなら「付記6」から読めば充分かもしれません。

まず「お問い合わせ」にある連絡先情報は以下にあるのみです。

>電話番号: +356.2013.3405

まず住所や経営者情報が見当たりません。実は住所は入金方法の項目(www.fxdd.com/bm/jp/accounts/deposit-funds/bank-wire/)には見つかります。所在地は太平洋の島国マルタになっています。

FXDD 入金口座情報.PNG
何故こんな分かりにくい場所にのみに住所の記載がないのか非常に怪しいです。さらにフリーダイヤルが用意されているとありますが「こちらをクリック」をクリックすると以下のような窓が開きます。

FXDD フリーダイアル.PNG

要するに連絡すれば後で電話を掛け直すということのようです。これではフリーダイヤルとは言えないでしょう。連絡先情報を隠したいという意図を強く感じます。

さらに表示言語は日本語、中国語、アラビア語だけです。マルタの公用語は英語とマルタ語ですから英語を選択出来ないのは異様です。検索すると英語版と思われるサイト(www.fxdd.com/us/en/)が見つかりますがお互いにリンクは見当たらず理解不能です。英語サイトにある連絡先情報は以下のようになっています。

>Phone: +1 (212) 791-3933
>U.S. Toll-free: 1 (866) FOR FXDD | 1 (866) 367-3933
>Customer Support: +1 (212) 791-3933
>Sales (U.S. Toll-Free): 1 (866) FOR FXDD
>Trading: +1 (212) 791-3939
>Fax: +1 (212) 937-3845
>Email / Customer Support: SUPPORT@FXDD.COM
>Direct Mail FXDirectDealer, LLC (FXDD)
>7 World Trade Center, 32nd Floor, New York, NY 10007, USA

住所はニューヨークのワールドトレードセンター、電話やFAX番号もアメリカの番号です。日本語サイトにあるマルタの連絡先と全く異なる理由が分かりません。さらにこの業者については平成23年1月(平成24年6月追記)付けで金融庁から警告が出ています。

※付記1
連絡先情報はその後変更され、マルタの住所も削除されて完全に住所不明になりました。

FXDD お問い合わせ2016.PNG
対応して関東財務局から2016年3月2日付で再度警告が出ています。


※付記2
マルタのFSA (Financial Service Authority 金融局)がFXDDに対して2014年1月28日付で規約違反を理由に2万5000ユーロの罰金を科していたようです。罰金が科せられた理由が分かりませんが、危険と判断せざるを得ません。



※付記3
「FXDD日本語サポートブログ」なるブログがいつの間にか出来ています。このブログにも住所の情報はありませんが日本国内、東京の03局番のFAX番号が記されています。

>お問い合わせ先メールアドレス:  jp@fxdd.com
>*日本国内用FAX番号は 03-4520-9574 です。

日本国内に拠点があるのならば所在地、電話番号など明らかにするべきでしょう。


※付記4
アクセスを解析するサイトで調べてみるとFXDDのサイトへのアクセスの3割以上が日本からとなっていて他のどの国からのアクセスよりも飛び抜けて多いことが分かります。




一方でYahoo Japanで右に示すようなFXDDの口座開設を勧誘するバナー広告を見つけました。こうした日本語での勧誘が大々的に行われていることが日本からのアクセスが異常とも思われるほどに多い理由の説明になるかと思われます。ちなみにこのバナー広告を出しているのはFX Plusというサイトであり、その所在地は租税回避地の代表格である英領バージン諸島になっています。これも明らかに架空住所でしょう。



※付記5
2018年8月末に金融庁から以下に示す警告が出ました。Money Solutionという会社から「ユニバーサルトレンドFX」というソフト (?)を購入するとFXDDに口座開設するように指示されたということのようです。これは非常に被害が多い手口の詐欺である可能性が考えられます。



※付記6
2019年7月、この検証の冒頭で書いた様にURLアドレスが変更になり、古いURL (www.fxdd.com/bm/jpにアクセスしても新しいURL (www.fxddtrading.com/bm/jpに自動的にリダイレクトされるようになったことに気が付いたのでこれを機会に一応の検証をやり直すことにしました。

まず例によって連絡先情報ですが右のキャプにあるバミューダ諸島の住所があるのみで上に書いた様に以前は記載のあった電話番号は記載がありません。

>© 2019 FXDD Trading, Clarendon House, 2 Church Street, Hamilton HM 11, Bermuda

当初は運営元がマルタの法人だったのが一時期運営の情報が全て削除され、その後バミューダ諸島の法人に変更されたという経緯と思われるのですが、振り返ってみると上で引用した2016年3月に金融庁から出た警告に既に所在地がバミューダ諸島であると書いてあるので2016年3月の時点では既にバミューダ法人を名乗っていたことになるのかもしれません。ともかくこのバミューダ諸島の住所を検索すると租税回避地として知られるバミューダ諸島の住所ということで予想されたようにいわゆるオフショアサービスを提供しているCONYERSという弁護士事務所のサイト (www.conyers.com/markets/bermuda/)にある住所と一致しており、この弁護士事務所を利用した架空住所の疑いが極めて濃いです。

新しいURLのサイトでは表示言語が英語、日本語、中国語、ベトナム語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、アラビア語の8ヵ国語から選択出来るようになっていますがアクセス解析サイトで調べてみると以下の2つのキャプに示すように1日当たりの独立訪問者数が平均5494人とかなりのアクセスがあるのにその訪問者の95.1%が日本からのアクセスになっています。つまり対応言語が8つもあり、所在地がバミューダ諸島であっても殆ど日本人専用のサイトになっています。上に書いた様に以前から日本からのアクセスが多いサイトでしたがこれは尋常ではありません。



殆ど日本からしかアクセスがないという異様な状況になっている原因を特定するのは難しいですが、盛んに日本向けの宣伝活動が行われていることが理由の一つであることは間違いないでしょう。日本語の公式サイトにはSNSへのリンクがあって海外のFX業者のはずなのに日本語のSNSアカウントが幾つもあることが分かります。断片的な連絡先情報などそれぞれについて気になったところだけ指摘します。

連絡先情報は見当たりませんがニューヨークから発信していることになっており、ウエハラと名乗る日本人らしき女性がしばしば動画に登場して市況の解説などしています。

Instagram FXDD マーケットアナリスト (チングーン・ボロルマー)
連絡先情報はありませんが「ニューヨークで細々と活躍中のFXDDアナリスト チングーン・ボロルマー公式Instagram」となっています。

上のインスタグラムアカウントの主と思われるFXDDアナリスト チングーン・ボロルマーという人物が登場する動画チャンネルです。日本人とは思えない名前ですが流暢な日本語を話しています。

これもチングーンという人物が担当するアカウントのようですが2019年1月で更新が停止しています。連絡先情報などは見当たりません。。。

FXDD Japanと名乗りながら所在地情報を見ると以下のキャプに示すようにニューヨークになっています。但し住所は「7 World Trade Ctr」とあるだけで明らかに不完全です。電話番号 (+1 212-720-7200) も記載されています。



FXDD 日本語サポートブログ

上の「付記3」でも触れた日本語ブログでメールアドレスと日本国内用FAX番号が記されています。「付記3」を書いた当時とはメールアドレスが変わっています。FAX番号は以前と同じで東京の03局番から始まっているので東京にFXDDの拠点があることになりますが、相変わらずFAX番号とメールアドレスだけで電話番号も住所もありません。国内に拠点があるならどうして連絡先を開示出来ないのか不審を感じざるを得ません。

>お問い合わせ先メールアドレス:  support.jp@fxddtrading.com
>*日本国内用FAX番号は 03-4520-9574 です

またこのブログには入金方法として日本国内の銀行口座に入金出来ると書いてあります。FXDDは日本の銀行に口座を持っていることになりますからこの点でも日本国内に拠点がある可能性が高いと思われますが、開示がないということで信頼性を疑わざるを得ません。さらに入金方法としてbitwalletという海外送金業者の利用を勧めていますがこれは違法な地下銀行です。こういう違法な送金業者を使っている時点でFXDDの信頼性を強く疑わざるを得ません。

それからFXDDについてはこのサイトでしばしば引用しているForex Peace Armyという海外のFX業者の口コミサイトで評価が行われています。あまり新しい評価はありませんが、例えば最新の2つの評価投稿は共に最悪の1つ星評価です。


これらの評価投稿を見ると上の投稿ではとにかく出金出来なくて非常に困っているという内容になっており、2番目の投稿では出金は問題なくできたけど保有しているポジションを勝手に決済されてしまい、スクリーンショットを撮影して証拠として示しても勝手に決済していることを決して認めないといった不満が書かれています。これ以外の投稿も全般的に非常に悪く、何故日本以外からの利用者、アクセスが以前と比べて激減しているのかという理由になるかもしれません。

結論してこの業者の信頼性は全く評価できません。違法性が疑われる点も多く、取引は絶対に避けるべきと結論します。



FXGiants (FXジャイアンツ www.giantsforex.com/ja)


これは結論から言えばこのページの下で検証しているFXlift (FXリフト www.fxlift.com/ja)、FXSuit (FXスーツ www.fxsuit.com/ja)や「海外FX業者検証5」で検証しているIron FX (アイロンFX)やなどと同じグループに属する可能性の高い業者です。同じグループに属すると考えらえられる理由の説明などFXスーツやアイロンFXの検証と重なる部分が多くなるのでこれらの検証と併読してください。特に下に書いたFXスーツの検証を先に読んでからこのFXジャイアンツの検証を読むのが適当かと思います。

まずこれは海外FX業者のサイトと思われるのに日本語表記しか出来ないというサイトです。(実際には後述しますが、英語表記できるFXジャイアンツのサイトは別にあります。) 以下はサイトの冒頭部で右上に「日本語」と書いてあるのでこの部分をクリックすれば他の表示言語選択の選択肢が出てくるものと思ったら実際には日本語表記しか選択肢がありません。



連絡先情報を探すと「お問い合わせ」という項目があるのですが、連絡先情報として記されているのは右のキャプにある2つのメールアドレスのみです。これでは話になりません。

>FXGiants
>Eメール: support@fxgiants.com

>トレーディングデスク
>Eメール: trading@fxgiants.com

他には以下のキャプに示すサイトの脚注部に幾何かの情報があります。



バミューダ諸島に登録されているNotesco Ltdが運営元であると書いてありますが具体的な住所、電話番号などは記載が無く、経営者情報や金融ライセンスに関する情報もありません。バミューダ諸島は租税回避地として著名なことなど考えるとバミューダ諸島に企業の実体があるかどうかは極めて疑わしいと考えざるを得ません。またバミューダ諸島に本拠があるのならばFXジャイアンツのサイトが日本語表記にしか対応していないのか全く理解不能です。

そしてNotesco Ltdという運営元は「海外FX業者検証5」で検証しているIron FX (アイロンFX)や以下で検証しているFXlift (FXリフト)と同じ法人と思われます (FXSuitの検証参照)。さらにアイロンFXの項目で説明しますが日本語表示には対応していないけれど同じくバミューダ諸島のNotesco Ltdを運営会社としているという2つのFXサイト、ZorroTrade (www.zorrotrade.com/en)とNeural4X (www.neural4x.com/en)も存在するようです。同じグループが複数のサイトを立ち上げる理由が分かりません。日本語サイトしかないのに日本の金融庁から出ている金融商品取引業者のリストに該当がないだけでなく、海外でも金融ライセンスを得ている気配がありません。

一方、この項目の最初に書きましたがFXジャイアンツ (www.giantsforex.com/jaについては別にURLアドレスが全く異なる英語表記に対応しているサイトが少なくとも2つ存在します。2つのサイトはそれぞれオーストラリアの運営会社、イギリスの運営会社によって運営されているようです。まず以下に示すのがオーストラリア運営のFXジャイアンツのサイト (www.fxgiants.com.au/enの冒頭部分です。表示言語の選択はキャプの右上に並んでいるチェコ語、英語、ポーランド語、中国語の4つで日本語の選択肢はありません。


FXジャイアンツのロゴは日本語サイトにあったものと同じとしか思えませんし、サイトの構成や記述内容なども酷似していて同じ業者のものとしか思えないのですが、何故日本語サイトだけ独自のURLアドレスで別に存在しているのか全く分かりません。そして日本語サイトにはこの別サイトに関する記述は見当たりませんし、別サイトにも日本語サイトに関する記述は見つかりません。つまり一方のサイトしか知らない人にしてみればもう1つのFXジャイアンツのサイトが存在していることに気が付かないでしょう。これは後述するイギリスの運営会社による3番目のFXジャイアンツのサイトでも同じです。

そしてこの英語対応の別サイトには日本語サイトにはなかった連宅先情報や金融ライセンスに関する若干の記述があります。まず電話番号、FAX番号、メールアドレスのリストです。


電話番号はいずれも[+61]から始まっていますが、これは国際電話の国番号リストと照らし合わせるとオーストラリアの電話番号です。メールアドレスが3つありますが、いずれも@FXGiants.com,auで終わっています。「au」の部分もオーストラリアを意味しているものと思われます。さらにこの英語表記可能な別サイトにある運営会社や金融ライセンスに関する記述を以下のキャプで示します。


日本語のFXジャイアンツのサイト (www.giantsforex.com/jaには運営会社がバミューダ諸島のNotesco Ltdとなっていたのに対してこちらはオーストラリアのAustralian Securities and Investments Commission (asic.gov.au/) による管理を受けているNotesco Pty Limitedが運営会社であり、その登録番号がAFSL no. 417482であると記されています。電話番号がオーストラリアの国番号から始まっていたのも当然ということになります。

そこでオーストラリアの法人登録を探してみると確かにNotesco Pty Limitedの法人登録が見つかってきました。


運営しているBusiness Name = 運営しているFXのサイト名称としてFXPace、Navitas Markets、FXGiants、IronFXの4つが挙がっています。登録の日付を見るとまず2016年2月18日にIronFXとFXGiantsが同時に登録され、2018年12月18日にNavitas Marketsが登録、最後のFXPaceが登録されたのは20191月15日となっています。そしてこれら4つのFX業者名はそれぞれオーストラリアの金融ライセンスへリンクが繋がっています。


FXジャイアンツのリンクをクリックすると以下の様な金融ライセンス情報が出てきます。


2つのオーストラリアの住所が出てきますが、Principal place of business (主要な事業所の所在地)となっている住所、Level 17 9-13 Castlereagh St Sydney NSW 2000 を検索してみるとこの住所にはCompass Offices (コンパスオフィス) というレンタルオフィス / バーチャルオフィス業者の拠点があるようです。ちなみにリンクの並んでいたFXPace、Navitas Markets、IronFXについても主要な事業所の所在地は同じ住所になっており、これら4つのFX業者が全て同じレンタルオフィス / バーチャルオフィス業者の住所を使っていることになります。この住所に本当に事業主体が存在するかどうか疑問と考えざるを得ません。

それからオーストラリアのNotesco Pty Limitedの法人登録のHistorical (過去の履歴)のページを見ると幾つか気になる点があります。以下に気になる部分のキャプを示します。まずこのNotesco Pty Limitedは頻繁に法人名を変更していることが分かります。


法人登録がなされたのは2010年4月15日となっていますが、法人名の履歴を古い順に並び変えると以下の様になります。

ETX Finance Group Pty Ltd                 2012年5月18日~2013年1月30日
IRONFX (AUSTRALIA) PTY LTD         2013年1月30日~2013年9月19日
IRONFX GLOBAL (AUSTRALIA) PTY LTD 2013年9月19日~2016年1月22日
GVS (AU) PTY LTD                 2016年1月22日~2018年10月11日
NOTESCO PTY LTD         2018年10月11日~現在

履歴が開示されている2012年5月以降の7年ほどだけで5つの法人名が使われており、2012年5月以前は不明ですが少なくとも社名変更が5回行われていることが分かります。これほど頻繁に社名変更していることはやはり異様としか思えません。

さらに「検証5」アイロンFXの検証から分かってきたことですが、イギリスにもNotescoという法人の法人登録金融機関登録があり、その傘下にアイロンFXに加えてFXジャイアンツも登録されていることが分かりました。以下のキャプはイギリスのFCA (Financial Conduct Authority)のサイトにあるNOTESCO UK LIMITEDの金融機関登録の抜粋です。「Current names」の項目に登録名のNOTESCO UK LIMITEDに加え、Trading Nameとして赤枠で囲ったFXGIANTSとIRONFXの2つが登録されていることが分かります。



以下のキャプはこのイギリスの
NOTESCO UK LIMITEDによって運営されていると思われるFXGiantsのサイト (www.fxgiants.co.uk/enのメニューバーの部分です。表示言語の選択肢はドイツ語、英語、スペイン語、中国語の4つになっています。


連絡先情報らしきものは以下にある幾つかの電話番号とメールアドレスだけです。


以下はライセンス関係の記述です。イギリスのFCAから金融ライセンスを受けているNotesco UK Limitedが運営元であると書かれています。



そしてこのイギリス版のFXジャイアンツのサイトについて検索してみるとこのサイトでしばしば引用しているFOREX PEACE ARMYという海外のFX業者の口コミ評価サイトでイギリス版のFXGiantsのサイト (www.fxgiants.co.uk/) はScam (詐欺) サイトであると認定されていることが判明しました。

この評価サイトでは右のキャプに示したようにSCAM CONFIRMATION (詐欺認定確認済み)、さらにFXジャイアンツは詐欺サイトであるIronFXの別会社に過ぎないと結論されています。また2019年7月現在で15件のレビューが投稿されていますが、1件だけ5つ星の最上級評価をする投稿がある一方で残りの全てのレビュー投稿は最低の1つ星評価で詐欺業者だから取引してはいけないという警告を発する内容になっています。当然ですが5つ星評価の投稿は自作自演であることが疑われます。

このイギリス法人については「検証5」のアイロンFXの検証とも重複するのでこれ以上は掘り下げませんがFXジャイアンツの日本語サイトにある運営元となっているバミューダ諸島に登録されているNotesco Ltdとは別に名前の酷似したオーストラリアのNotesco Pty Limited、イギリスのNOTESCO UK LIMITEDという少なくとも2つの法人、合計3つの法人が存在しているという状況は極めて異様であり、これら3つの法人が並行して存在していることの意味が分かりません。

3つのFXジャイアンツのサイトについて情報を以下の表にまとめておきます。

 URLアドレス 対応言語 運営会社 電話番号
 www.giantsforex.com/ja 日本語のみNotesco Ltd (バミューダ諸島) 記載なし
 www.fxgiants.com.au/en チェコ語、英語など4言語 (日本語非対応)Notesco Pty Limited (オーストラリア) +61 286 078 189
 www.fxgiants.co.uk/en ドイツ語、英語など4言語 (日本語非対応)Notesco UK Limited (イギリス) +44(0) 207 523 5394

3つのFXジャイアンツのサイトの中でも電話番号もない、運営会社がバミューダ諸島で金融機関登録も確認出来ない日本語対応のサイトが最も信頼性が低いと言えるかもしれません。また日本語専用サイトについては日本の金融商品取引業者の登録がない時点で違法性は間違いありませんし、情報開示も明らかに不充分、不適切です。さらに同じグループにより運営されているとしか思えないアイロンFXで「検証5」にまとめたように複数の被害報告が出ていることなども考えると到底信用出来るサイトとは思えません。この業者での取引は絶対に避けるべきと結論します。

※付記
他のFX業者について検索していて偶然に「FXジャイアンツ完全攻略ガイド<新装版>」というFXジャイアンツの日本語勧誘サイトが出来ているのに気が付きました。口座開設のリンクはアフィリエイトリンクの形になっており、アフィリエイト報酬が目的でしょう。


FXジャイアンツ日本語サイトには記述が見当たらないのですが、この勧誘サイトの以下のキャプに示した記事によればFXジャイアンツは運用を委任出来るMAM口座を提供しており、これがFXジャイアンツを利用することのメリットであると主張しています。

同じアイロンFXの系列のFXSuit (FXスーツ)と比べてFXジャイアンツの勧誘活動はこれまで目立ったものがありませんでしたが、これから大々的に勧誘が行われていくことになるのかもしれません。非常に危険な業者と思われるので厳重な注意が必要と思われます。


FXGlobe (FXグローブ euja.fxglobe.com)

お問い合わせ先はキプロスになっています。

>FXGlobe Ltd (CY)
>61 Omirou Street, Joanna Court, 2nd Floor, Agios Nikolaos, LIMASSOL 3091, CYPRUS
>電話番号 +35725870060
>Fax +35725737443

この住所を検索すると全く同じ住所を使っている会社が複数存在するようです。特にその中でGlobe Options(www.globeoptions.com)という明らかに関連会社と思われるサイトがありますが何故かこのサイトは以下のキャプにあるように無期限に閉鎖されています。

Globe Options (FX Globe)閉鎖告知.PNG
キプロスの金融機関登録を調べてみると確かにエフエックスグローブの登録は確認されますがGlobe Optionsの登録は無いようです。


さらに「お問い合わせ」の項目に

>FXグローブ株式会社(キプロス)とFXグローブ株式会社(ニュージーランド)は系列会社でございます。

という記載があるので調べてみると確かにニュージーランドに会社登録、金融機関登録があったようですが、現在は以下のキャプに示すようにそれぞれ「Struck off」「Deregistered」、つまり登録抹消の処分を受けています。


FX Globe NZ 会社登録取消.PNG
FX Globe NZ 金融登録取消.PNG
登録抹消の理由は不明ですが、金融機関登録だけでなく会社登録まで抹消というのは尋常ではありません。信用出来る会社とは到底思えません。さらに関東財務局から無登録の違法業者として警告が出たようです。

※付記
2018年9月に確認したところ、FXグローブのサイトは閉鎖されているようです。



これは結論から言えば海外(セーシェル) のFX業者ということになっていますが、実際に運営しているのは日本のグループとしか思えないFX業者です。この業者については2019年12月、Yahoo知恵袋に出てきた以下の質問で知ることになりました。


検索してみると複数の勧誘サイトが見つかってきました。またYoutubeに勧誘動画も確認されました。これらの勧誘サイトや勧誘動画も投稿日を見ると2019年12月になってからの投稿となっています。おそらくFXGTはつい最近立ち上がったサイトなのだと思われます。勧誘サイトの多くにはアフィリエイトリンクが確認されますからアフィリエイト報酬が目当てであると思われ、公平な立場で書かれている可能性は低いですが公式サイトの情報が限られているので勧誘サイトの情報なども一部以下の検証の対象にすることにします。

勧誘サイト

勧誘動画
【XMを超える!?】最強の海外FX口座FXGT (2019年12月16日投稿、投稿者 pop FXチャンネル)

まず以下がFXGTのサイトの冒頭部のキャプです。


右上に見える言語選択はJP (日本語)とEN (英語)の二択になっていますが、英語での表示を選択しても英語表示にはなりません。また英語サイトはGoogle検索してみると存在しているようなのですが英語サイトのURLにアクセスしても日本語サイトに転送されるようです。何故この様な仕様になっているのか分かりません。また上のキャプに見えますが背景になっているのは明らかに東京都内の風景です。そして勧誘サイトの1つ、「ゴールから考える」FintechXには英語サイトのキャプと思われるものがあります。以下がそのキャプですが背景はやはりほぼ同じ位置から撮影されたと思われる東京都内の風景で日本語の看板も確認出来ます。さらに英語サイトには「HELLO! JAPAN」と書いてあります。これは海外のFX業者のサイトとは思えません。日本のグループが運営している可能性が極めて濃厚です。


次に日本のグループによって運営されている可能性が出てしまった後なので意味が薄くなっていますが一応連絡先情報やライセンス関係に関して触れておきます。但し開示されている連絡先情報は非常に限定されています (左下のキャプ参照)。

>Suite C, Oion Mall Palm Street, Victoria 8421720-1, Mahe, Seychelles
>Mahe, Seychelles
>support@fxgt.com

電話番号はなく、メールアドレスが1つ。住所はインド洋に浮かぶ島国で租税回避地として知られるセーシェルです。経営者情報はありません。これはオフショア会社を使った架空住所の可能性が高いと考えられたので調べてみるとSeychelles Financial Services Authority (セーシェル金融サービス委員会) のサイト (www.fsaseychelles.sc/) で登録されているオフショア会社のリストの中にあるValsen Fiduciaries Limited (https://www.valsen-corporate.com/) というオフショア会社の拠点の住所に酷似していることが分かりました (右上のキャプ)。FXGTの連絡先がOion Mallとなっているところがオフショア会社の住所ではOrion Mallになっているのは単なる脱字でしょう。この住所にFXGTが実在するとは到底思えません。

さらに以下はFXGTのサイトの脚注にあるライセンス関係の記述のキャプです。


>このウェブサイトはグループ企業によって運営されています。「360 Degrees Markets Ltd」 と「ISPASS Technologies Ltd」はグループ企業です。
>「ISPASS Technologies Ltd」はキプロスに登記しており、登録番号はHE394419です。 登録住所はNikolaou Nikolaidi 3, Flat/Office 205, Paphos 8010, Cyprus でございます。
>「360 Degrees Markets Ltd」はセーシェルに登記しており、登録番号は8421720-1です。 登録住所はSuite C, Oion Mall , Palm Street, Victoria , Mahe , Seychelles でございます。
>「360 Degrees Markets Ltd」のセーシェル金融ライセンス番号はSD019です。
>FXGTは「360 Degrees Markets Ltd」が運営するブランド名です。

かなり分かりにくいですがセーシェルに登記している「360 Degrees Markets Ltd」 とキプロスの「ISPASS Technologies Ltd」がグループを形成しているようです。しかしFXGTを運営している「360 Degrees Markets Ltd」のセーシェルの住所はFXGTの住所と同じオフショア会社の住所です。セーシェルには実体が存在しない可能性が高いです。「360 Degrees Markets Ltd」はセーシェルに金融ライセンスがあるという件も確認しようとしましたが既に引用したSeychelles Financial Services Authority (セーシェル金融サービス委員会) のサイト (www.fsaseychelles.sc/) で「360 Degrees Markets Ltd」のライセンス登録を探しても該当がありません。また「360 Degrees Markets Ltd」を検索してもその公式サイトなど見つかりません。

一方のキプロスの「ISPASS Technologies Ltd」については検索すると法人登録情報や公式サイト (ispasstechnologies.com/en/home) が見つかってきました。法人登録情報によれば会社の設立は2019年2月13日とかなり新しいようですし、公式サイトへのアクセス状況を調べてみると2019年12月現在で殆どアクセスがありません。どれほど事業実績があるのか疑問です。また公式サイトによれば「ISPASS Technologies Ltd」の業務内容はWeb Application Development (Webアプリケーション開発)などとなっており、金融機関ではありません。一応Cyprus Securities and Exchange Commission (CySEC キプロス証券取引委員会)のサイトにある金融機関登録リストを探しましたが、「ISPASS Technologies Ltd」や「FXGT」の登録はありません。要するにFXGTはいずれの国でも金融機関登録を得ていることが確認出来ない無登録の違法業者という結論にならざるを得ません。

それからFXGTには同じグループによって運営されていると考えられる2つのサイトがあるようです。まず以下は勧誘サイトの1つ、スマホで始める海外FXからのキャプですが、FXGTはCryptoGT (クリプトGT www.cryptogt.com/jp/website-home) という仮想通貨FXサイトから独立したサイトであると書かれています。つまりFXGTとCryptoGT (クリプトGT) は兄弟サイト的な存在ということになります。

別の勧誘サイト、「ゴールから考える」FintechXにもFXGTがクリプトGTから枝分かれしたFX業者であるという記述があります。そして以下がそのクリプトGTのサイトのメニューバーの部分のキャプです。



FXGTとクリプトGTのサイトを比べると互いに確かにロゴなどの見た目はかなり似ているように見えますし、何しろ両方とも「GT」で終わる名称ということで兄弟サイトでも不思議ではない印象を持ちますが何れのサイトを見てもFXGTとクリプトGTが互いに兄弟サイトであるという記述は見つかりません。またFXGTの連絡先住所がセーシェルになっているのに対してクリプトGTの連絡先住所はマーシャル諸島になっています。本当に兄弟サイトなのか確認は取れませんし、勧誘サイトにある兄弟サイトという記述の情報ソースも分かりませんが関連している可能性を否定する材料もありません。このクリプトGTについては本サイトの姉妹サイトである「仮想通貨 (暗号通貨) を辛口評価」「検証58」に検証を書きましたがやはり海外業者を名乗っていても実際には日本のグループによって運営されている可能性が高いように思われます。信頼性を高く評価することは出来ません。

FXGTと関連しているもう1つのサイトはIn-stapp.com (インスタップドットコム jp.in-stapp.com/jp/home) というおそらくバイナリーオプション取引のサイトです。おそらくというのはこのサイトを見てもバイナリーオプションとは一言も書かれておらず、CFD取引のサイトと書いてあるのですが実際の取引条件などはバイナリーオプションのものとしか思えませんし、勧誘サイトでもバイナリーオプション扱いになっているからです。以下はそのサイトのメニューバーですがこの部分の見た目はFXGTやクリプトGTのサイトと似ているとは思えません。


しかしこのインスタップドットコムのサイトの脚注を見ると運営元に関する以下のキャプに示した記述があります。


>In-stapp.com is a brand name operated by 360 Degrees Markets Ltd.
>360 Degree Markets Ltd is a registered company in Seychelles, with Registration Number 8421720-1 and has its registered address at Suite C, Oion Mall, Palm Street, Victoria, Mahe, Seychelles.
>360 Degrees Markets Ltd is regulated by The Seychelles Financial Services Authority under the Securities Dealer's License Number SD019.

運営会社となっている「360 Degrees Markets Ltd」、そのセーシェルの住所、8421720-1 という登録番号の全てがFXGTの運営会社と同じです。住所の中にある「Oion」は「Orion」が正しいと思われるのですが「r」が抜けている点までFXGTの運営会社情報と一致しています。どう考えてもこのインスタップドットコムとFXGTは同じグループの運営としか思われませんが、インスタップドットコムのサイトにもFXGTのサイトにもを見ても互いの関係性に関する記述は見当たりません。何か隠しておきたい事情があるとしか思えません。このインスタップドットコムについては「海外バイナリーオプション業者検証5」に一応独立の検証を書きましたので参照してください。

FXGTの検証に戻りますが公式サイトでも勧誘サイトでもとにかく強調されているのは高額のボーナスです。以下は「ゴールから考える」FintechXという勧誘サイトからのキャプですが期間限定とは言え、口座開設だけで1万円、入金すれば初回、2回目の入金では200% (最大6万5000円)、3回目でも30%といった高額なマッチングボーナスが乱発されています。


FXGTのサイトが立ち上がった直後で顧客獲得に力を入れているであろうことを考慮してもこれほどにボーナスを乱発して果たして事業として成り立つのか、支給したボーナスをどうやって回収するつもりなのか、ビジネスモデルとして成り立っているのか疑問を感じます。

結論としてFXGTはライセンスが確認出来ないこと、連絡先情報にも疑問があること、何よりも海外の業者を名乗っていても日本のグループによる運営である可能性が高いこと、その運営陣に関する情報が全く開示されてないことなどから信用出来る業者とは到底思えません。取引は推奨しません。

※付記
FXGTの公式サイトには入出金の手段に関する説明が全く見当たりませんが、勧誘サイトの1つ、「ゴールから考える」FintechXによれば無登録の違法な海外送金業者、いわゆる地下銀行であるbitwallet (ビットウォレット)による入金が可能となっています。ビットウォレット名義の国内銀行口座に入金することで海外送金が可能ということと思われます。ビットウォレットについては「無登録海外送金業者検証2」にあるビットウォレットの検証を参照してください。


●FXIM (fx-im.com)

以下はサイトのメニューバーですが表示対応言語は日本語、英語、中国語になっています。


連絡先情報は以下のようになっています。電話番号、経営者情報がありません。


>会社名 NZ FINANCIAL CAPITAL LIMITED
>本社住所 Suite 508, 350 Queen Street, Auckland Central, Auckland, 1010 , New Zealand
>連絡先 support@fx-im.com

運営会社はニュージーランドで事業者登録をしていますが取締役は台湾に住むTakeshi NISHIYAMAという日本人らしき人物になっています。また同じ人物が100%の株主にもなっています。海外の住所を名乗っていても日本人が運営している可能性があると思われます。


>Takeshi NISHIYAMA
>38f-13, A Bldg., No 360 Sec. 1, Wenhua Rd., Banqiao Dist., New Taipei City, 220 , Taiwan

一方でニュージーランドで金融業を営むのに必須な金融業者の登録を以下のサイトで探しても該当がありません。


日本の金融庁からも運営会社のNZ FINANCIAL CAPITALに無登録業者として警告が出ています。

さらに部屋番号まで同じ住所に他に5つの会社が同居していることになっているなどニュージーランドの会社はペーパーカンパニーとしか思われませんし、同じグループによると思われる怪しげなサイトが他にも2つは存在するようです。詳しい説明は「検証7」のRealMaterial FX (リアルマテリアルエフエックス)の項目を参照してください。
さらにFX IMは入出金の手段としてI-ACCOUNTを推奨しています。これは「無登録海外送金業者検証1」で説明していますがリディアリッチという違法な地下銀行によるサービスであり、FXIMはリディアリッチ系列のFX業者であることを意味すると思われます。


リディアリッチ系列のFX業者などでは多くの出金出来ないなどの被害が報告されており、非常に危険と考えざるを得ません。「無登録海外送金業者検証1」を参照してください。


※付記1
ニュージーランドの会社登録を再度確認したところ、理由は不明ですが登録が2015年12月18日付でRemoved (取り消し)になっているようです。全く信用出来ません。

※付記2
FXIMが入出金に関してI-ACCOUNTを推奨していたことを以前に書きましたが、「無登録海外送金業者検証1」にあるリディアリッチ及びアイアカウントの検証で説明した通り、リディアリッチの体制が変更になったと思われ、新たにアイアカウント名義での海外送金サービスが復活しているようなのでFXIMの記述がどうなっているのか再度確認しました (下のキャプ参照)。

キャプの一番下に

>※i-Accountについて詳しくはこちら

というリンクがありますが、このリンク先が活動を再開したと思われるアイアカウントのURL (www.i-account.cc/jp/) になっています。やはりFXIMは多くの被害が報告されているリディアリッチ系列のFX業者と思われ、非常に危険と考えざるを得ません。


●FXlift (FXリフト www.fxlift.com/ja)

これは上で取り上げたFXジャイアンツと同様、このページの下で検証しているFXSuit (FXスーツ www.fxsuit.com/ja)や「海外FX業者検証5」で検証しているIron FX (アイロンFX)やなどと同じグループに属する可能性の高い業者です。同じグループに属すると考えらえられる理由の説明などFXスーツやアイロンFXの検証と重なる部分が多くなるのでこれらの検証と併読してください。特に下に書いたFXスーツの検証を先に読んでからこのFXリフトの検証を読むのが適当かと思います。

以下はこのFXリフトのサイトの日本語版冒頭部のキャプです。言語表示は英語、日本語、ベトナム語の3つに対応しています。


キャプの左上に連絡先情報としては唯一、メールアドレス (japan.support@FXlift.com) が記載されています。英語表示あるいはベトナム語表示を選ぶとここに表示されるメールアドレスがsupport@FXlift.comになります。日本人専用に対応するメールアカウントを設けていることになり、日本からの顧客勧誘に力を入れているのは明らかでしょう。

メールアドレス以外には以下のキャプに示した脚注の部分に運営元に関する若干の記述があります。

> FXLiftは株式会社Notesco Ltd.のトレードブランド名です。登録番号51491、Notesco Ltd.はバミューダに企業登録されている株式会社です。
>注記:弊社公式サイトのサービスは全てNotesco Limited社より提供されるものであり、他団体によるものではありません。



しかし住所、電話番号などの連絡先に関する記載も金融ライセンスに関する説明も一切見つかりません。連絡手段はメールだけということになります。そしてサイトで日本語表示が可能である、日本語専用の対応メールアドレスが用意されているなど明らかに日本からの顧客獲得に積極的なのですから日本の金融庁から金融商品取引業者の登録を得ることが必要なはずです。しかし日本の金融商品取引業者のリストにFXliftやNotesco Limitedは見当たりませんし、海外の金融ライセンスを得ていることも確認出来ません。違法な無登録業者と考えざるを得ません。

日本語表記には対応していないので詳しく掘り下げませんが、上で検証した同じ系列と思われるFXジャイアンツの場合と同じで他にも少なくとも2つのFXliftのサイトが存在するようです。日本語対応サイトと以下の表で比較します。

 URLアドレス 対応言語 運営会社 電話番号
www.fxlift.com/ja 英語、日本語、ベトナム語Notesco Ltd (バミューダ諸島) 記載なし
www.fxlift.eu/en 英語、チェコ語など3言語 (日本語非対応)Notesco Financial Services Ltd. (キプロス) +44 (0) 207 416 6747
www.fxlift.co.za/en/trading 英語のみ (日本語非対応)Singa Marketing (Pty) Limited (南アフリカ) 0027319419364


何故3つもサイトがあるのか全く意味が分かりません。そしてこれら3つのFXリフトのサイトの中で2番目の運営会社がキプロスのサイトはこのサイトでしばしば引用している海外のFX業者の口コミ評価サイト、Forex Peace ArmyでSCAM (詐欺) という認定を受けています (右のキャプ参照)。現時点で口コミ評価 (レビュー) は1件もありませんが、

>FxLift is just another branch of the scam broker IronFx
(FXリフトは詐欺業者であるアイロンFXの別名義の1つである。)

というのが詐欺認定の根拠と思われます。

確かに以下のFXSuitの検証でまとめてありますが、日本語対応サイトの運営会社とされているバミューダ諸島のNotesco Ltdは「海外FX業者検証5」に検証を書いたアイロンFXおよび上に検証を書いたFXジャイアンツでも運営会社とされています。さらにアイロンFXの項目で説明しますが日本語表示には対応していないけれど同じくバミューダ諸島のNotesco Ltdを運営会社としているという2つのFXサイト、ZorroTrade (www.zorrotrade.com/en)とNeural4X (www.neural4x.com/en)も存在するようです。つまり5つものFX業者が租税回避地のバミューダという場所を考えるとペーパーカンパニーの可能性が充分に考えられるNotesco社によって運営されていることになり強い不審を抱かざるを得ません。アイロンFXでは複数の出金トラブルが報告されていることなども考えると到底信用できる業者とは思えず、取引は推奨出来ないと結論せざるを得ません。



FX MATE (FXメイト www.fx-mate.com/ja/)

これはYahoo知恵袋の質問に登場したFX業者です。仮想通貨の情報商材を購入したらFXメイトに口座を作るように指示されたという経緯からすればこれも詐欺商材と海外の幽霊FX業者を組み合わせた詐欺が疑われたので検証することにしました。


まず会社情報を見ると電話番号がなく、住所は西アフリカのガンビアという国になっています。

>所在地
>Enterprise House, 1 Enterprise Way Enterprise Zone, Banjul, Republic of The Gambia.

そしてこのガンビアの住所は調べてみると多くの企業の所在地となっていることが分かります。例えばJGBコインという仮想通貨の検証で登場したJ COSME GLOBAL BANK (ジェイコスメ グローバル バンク jc-gb.com)という銀行(?)の住所が全く同じです。またいわゆるパナマ文書にも全く同じ住所が登場していて3つの企業の住所として使われているようです。


この住所はオフショア会社の住所である可能性が濃厚です。つまりこの住所は架空の疑いが濃いです。さらに会社情報を見ると設立が2013年12月4日となっていますが、


FXメイトのサイトのドメイン情報を見ると2017年3月にサイトが登録されています。


今の世の中で会社創立から3年3ヵ月ほども公式サイトを持たずに営業していたのでしょうか?到底信用出来ません。またFXメイトにはBank of Earth Ltd (bankofearth-limited.com/)という親会社が存在していることになっていますが、このBank of Earth Ltdの公式サイトには全く連絡先情報がありません。「Contact Us」の項目を見てもメール送信用の窓があるだけです。そもそもこのBank of Earth Ltdの公式サイトをアクセスを解析するサイトで調べると殆どアクセスが皆無です。これも幽霊会社としか思えません。


FXメイトはアフリカのガンビアに実在する企業とは思えません。またアフリカの金融機関のサイトに日本語版が存在することにも非常に強い違和感を覚えます。これは親会社のBank of Earthも含めて日本のグループによる幽霊会社の可能性が高いと考えます。取引は推奨出来ません。

※付記1
関東財務局から2018年5月25日付でFXメイトに対し無登録の違法業者として警告が出ました。


※付記2
matomaというサイト集団訴訟の呼びかけが行われています。2019年7月現在で2000万円を超える被害が57名の被害者から報告されています。コメント欄を見ると「佐渡凌一のZetruth」など複数の商材を購入した人たちが運用先としてFXメイトを指定されて入金したところ出金出来ない、口座の残高を確認することも出来ないという事態に陥っているようです。国民生活センターのサイトで警告が出ている手口の詐欺の疑いが濃厚でしょう。


佐渡凌一のZetruth」と同じ人物によると思われる「LEADing Edge Project」についても別個に集団訴訟の呼びかけが立ち上がっており、やはり運用先としてFAメイトが指定されて入金させられるという説明が付いています。

ちなみに上のキャプに見えるLEADing Edge Projectの販売会社となっている株式会社Signalは国税庁の法人番号公表サイトで法人登録を探しても移転か法人名の変更を行ったのかそれらしき法人登録を見つけることは出来ませんが、住所になっている「日本橋兜町17-2 兜町第6葉山ビル4階」には実に110件もの法人が登録されていることが判明しました。どうやらこれはMETSバーチャルオフィス日本橋兜町というバーチャルオフィス業者の住所と思われ、これだけでマトモな業者とは考えにくいです。

同様に仮想通貨Zシステムと称する自動売買ツールについての集団訴訟呼びかけでも運用先としてFXメイトが指定され、出金が出来なくなったという説明がなされています。


同様に「海平佑樹のパーソナルプライベートバンクプロジェクト」という案件に対する集団訴訟呼びかけでも運用先として指定されたのがFXメイトで入金したお金が消滅したという説明になっています。

そこでこの呼びかけに出てくるパーソナルプライベートバンクプロジェクトとか海平佑樹といった名前で検索してみるとどうやら2018年春頃に「上がり人量産プロジェクト」とか「 パーソナルプライベートバンク」という名前でランディングページの様なものがあった形跡がネット上に見つかります (右のキャプ参照)。0.1ビットコイン (10万円前後?)を預けるだけで毎月600万円が銀行口座に振り込まれることを保証するといったおよそ有り得ない勧誘が行われていたようです。特定商取引法に基づく表記は以下の様になっています。

>販売者会社 株式会社Future Nexus
>運営統括責任者  海平佑樹
>住所  東京都新宿区上落合2-3-4
>電話番号  03-5937-6583
>メールアドレス  hopescode847@gmail.com

メールアドレスは無料登録出来るgmailのアドレスです。
ともかくこの情報から販売会社となっている株式会社 Future Nexusを調べてみると国税庁の法人番号公表サイト株式会社 Future Nexusの法人登録 (法人番号8011101081607) は見つかりましたが、平成29年 (2017年) 8月30日に法人登録された法人が令和元年 (2019年) 6月11日には既に閉鎖になっています (以下のキャプ参照)。法人登録から閉鎖まで2年未満という駆け足であり、集団訴訟の呼びかけが行われていることなど考えると逃亡したとしか思えません。

しかし法人が閉鎖されている一方で海平佑樹という名前について検索してみると活動はその後も継続中のようでこの人物のものと思われるYoutubeチャンネルInstagramアカウントが見つかってきました。以下のキャプは海平佑樹のものと思われるインスタグラムアカウントのプロフィール欄です。


このインスタグラムのプロフェール欄や投稿されている画像を見るとどうやら以前の法人は閉鎖しても怪しげな投資勧誘活動は継続しているようで「レボリューショントレード」という名称の団体 (?)を運営し、セミナーを開催してファンドディーラーの手法を伝授し、「EB-win」というシグナルツールを販売あるいは配布しているようです。個別の投稿を見ると週に20%を超えるような利益を得ているといった「実績」が強調されていますが、鵜呑みにはし難いです。

あるいは右のキャプは同じ海平佑樹を名乗る人物のYoutubeチャンネルから投稿されている動画から取得したものですが、「投資会アルファ」という名称での投資勧誘セミナーが紹介されています。但しこの動画の脚注には

>当投資会アルファ代表のhiroさんがお話ししている詳細動画です。

とあり、海平佑樹とは別の人物による動画の様です。この「hiro」という人物については後述します。

ともかく投資会アルファに関する動画を見ていくと右のキャプにも見えるように

1. EB-win裁量トレード (FX)
2. バイナリーオプション
3. FX自動売買
4. ウェビナー、セミナー、交流会

が提供されるとなっています。4項目の中ではEB-win裁量トレード」とか「FX自動売買」について指定されるであろう運用先のFX業者が非常に気になりますが、仮にここでもFXメイトが指定されるのであれば非常に危険と考えざるを得ません。ちなみに3番目の「バイナリーオプション」については本サイトの「海外バイナリーオプション業者検証1」で検証しているハイローオーストラリアのものと思われる操作画面がこの動画の中に出てきます。このハイローオーストラリアについても個人的に非常に危険な業者と考えていますがその根拠についてはハイローオーストラリアの検証を参照してください。

そして「EB-win」を検索すると投資家アルファ会の主導者として既に名前の出ている「hiro」という人物についても「ひろFX」というYoutubeチャンネルとか「FXを学びたい方が見るブログ」と題するブログが見つかってきました。ブログのプロフィールによればHiroyuki Konnoがフルネームの模様でマレーシア在住となっています。Youtubeにアップされている動画の中には「EB-win」に関する動画に加え、「マレーシアの日常」と題された本人が登場する動画もあります。さらに検索してみると「EB-win」という投資ツールを用いた「投資会アルファ」についても既にmatomaで2019年10月上旬では参加者1名ですが集団訴訟の呼びかけが行われていることが分かりました (下のキャプ参照)。どうやら「Hiroyuki Konno」の漢字表記は紺野寛之のようです。


さらに同じ紺野寛之という人物が関与していたと思われるRLP (リゲインライフプロジェクト)という案件に対する集団訴訟の呼びかけも行われているようです。


以下に示したこの呼びかけの概要によればFXメイトを運用先として指定されるかどうかは不明ですが、このリゲインライフプロジェクトもFXの自動売買ツールを使って誰でも簡単に稼げると称して会員を募集していたようです。


さらにコメント欄には「EB-win」で損害を被ったという投稿も出てきます。


FXメイトとの関連が不明な案件もありますが、FXメイトと詐欺の疑いが濃厚なグループの関与は確実でしょう。このグループは自動売買ソフトを提供するなら必要であるはずの金融商品取引業者 (投資助言代理業) の登録を得ているとは思えません。これは上でも既に書きましたが国民生活センターのサイトで警告が出ている手口の詐欺の疑いが濃厚と考えます。すなわちFXメイトは海外業者を名乗っていても日本のグループによる幽霊業者の疑いが強く、多数の被害報告が確認されることから非常に危険と思われます。絶対に取引は避けるべきと結論します。

※付記3
時期は不明ですがFX MATE (FXメイト www.fx-mate.com/ja/)および親会社とされていたBank of Earth Ltd (bankofearth-limited.com/)のサイトは閉鎖されたようです。しかしFXメイトに関与していた海平佑樹とか紺野寛之といった人物は「FXトレードを”学ぶため”に集まった人々が参加しているレッスン型のオンラインサロン」と称するRevolution Trade (レボトレ revo-trade.com/)なるサイトを立ち上げる、右のキャプに示した海平佑樹 (Yuki) と紺野寛之 (Hiro) の対談動画をYoutubeにアップするなど活動が続いているようです。ちなみにこの動画の中で月利30%の投資はほぼ有り得ない、仮にあっても一般に出回る訳がないといったことを話題にしていますが、週20%の超高利回りの投資を募っていた人物の発言とは思えません。またレボトレのサイト (revo-trade.com/)には連絡先情報、運営者情報などが何もありません。到底信用出来ません。

とにかく当事者の活動が続いているようなのでまた新たにFXメイトに代わる幽霊FX業者のサイトが何処かに立ち上がっている可能性は考えられます。警戒が必要かと思われます。


●FX OPEN (FXオープン www.fxopen.com)


メインページは14カ国語での表示に対応していますがその中に日本語は含まれません。しかし右のキャプに示しましたが日本語のランディングページが存在しており、公式サイトにある口座開設ページなども日本での表示にも対応しているようです。またこの業者への口座開設を勧誘するようなアフィリエイト報酬目的と思われる日本語のサイトが複数確認出来ます。

投稿日:2018/2/19 更新日:2018.04.15

投稿日:不明

投稿日:不明

投稿日:不明

これらの勧誘サイトの中で例えばMillionCashBackというサイトには以下の様な記述があります。

>FXOPENのサイトは口座開設前は日本語表示されていませんが、口座開設をすることによって日本語で表示することができます。

メインページを日本語対応させていないのは表向きだけで実際には口座開設すれば完全に日本語対応が為されているということのようです。こんな裏サイトみたいな対応になっているのは日本の金融庁に違法業者と判断されるのを避ける意図があるのかもしれません。だとすればこんなやり方には逆に悪質なものを感じますし、日本からの口座開設を積極的に受け入れているのは間違いないので検証対象にします。

まず連絡先情報は以下のようになっています。




>Registered address
>P.O. Box 590, Springates East, Government Road, Charlestown, Nevis


電話番号はロシアの番号が3つ、他にニュージーランド、ドイツ、フランスの電話番号が書かれていますがそれらの拠点の住所は一切見当たりません。一方で住所があるのはカリブ海のネービスになっていますが、ネービスの電話番号は記載がなく明らかに異常です。さらにネービスの住所はNTL Trustというオフショア会社の住所に完全に一致するので架空住所としか思われません。

FX OPEN オフショア会社住所.PNG

これ以外の連絡先としてはこの項目の冒頭で触れた日本語のランディングページの脚注に幾ばくかの情報があります。



日本語ランディングページからリンクされている表題のFXオープンのサイトを運営しているのはネイビスのFXOpen Markets Limitedであり、それ以外に別法人としてオーストラリアとイギリスに系列企業があるということのようです。そこで情報公開がしっかりしていて容易に確認出来るイギリスのFXOpen Ltd.について法人登録金融機関登録を探してみました。それぞれ確認することは出来ましたが違和感を感じる部分が多いです。まず法人登録を見ると

>Registered office address The Apex, 2 Sheriffs Orchard, Coventry, CV1 3PP
>Company status Active
>Company type Private limited Company
>Incorporated on 4 June 2010

この法人登録の住所を検索するとSmall Firms Services Ltd. というオフショア会社の住所のようです。この住所にFXオープンの実体が存在するとは思えません。一方の金融機関登録も下のキャプにあるような連絡先情報が確認出来ます。

しかし金融機関登録の住所

>Address: 80, Coleman St 4th Floor London EC2R 5BJ UNITED KINGDOM

は法人登録の住所とは全く異なります。またこの住所も検索してみるとBCAというシェアオフィス/バーチャルオフィス業者の拠点の住所に一致します。



この住所にもFXオープンのイギリス法人が実在するかどうかは極めて疑問です。こんな住所で金融機関登録が出来てしまうイギリスの制度には驚くしかありません。

オーストラリア法人、FXOpen AU Pty Ltd. の連絡先についても同様のことが言えます。右はオーストラリアの拠点の連絡先情報にある住所です。住所はパースになっています。

>Our Address:
>FXOpen AU Pty Ltd., Level 25, 108 St Georges Terrace, Perth, WA 6000, Australia

同じページには一応電話番号なども記されています。

>General support: (+61) 8 6557 8587
>Support outside normal working hours: +(61) 2 6145 2042 (ext. 113)
>24/5 live trading support: +(61) 2 6145 2042 (ext. 117)

そしてこのオーストラリア法人の住所を検索するとイギリス拠点の場合と同じでThe Executive Centreというバーチャルオフィス業者の拠点の住所と完全に一致します (右のキャプ参照)。

この住所に本当にFXオープンの拠点があるかどうか極めて疑わしいです。元々オーストラリアは歴史的にイギリス連邦の一角でしたから法制度が似ているのだと思いますが、イギリスの場合と同様、バーチャルオフィスの住所で法人登録だけでなく金融機関登録も取れてしまうという制度には驚かざるを得ません。

やはりこの業者との取引は推奨出来ないという結論にならざるを得ません。



●Fxplayer (FXプレイヤー thefxplayer.com/)

日本語を含む20以上の言語表示に対応しているようです。但し日本語はかなり不自然で翻訳ソフトで訳しているだけでしょう。連絡先情報が住所しかありません。経営者情報、電話番号、メールアドレスさえ見当たりません。

>Address: 
>Trust Company Complex, Ajeltake Road, Majuro Ajeltake Island, MH96960 Marshall Islands

連絡手段はメール送信用の窓を使ってメールを送るしかありません。そしてこのマーシャル諸島の住所は検索するとマーシャルアイランド海事局という政府組織が提供しているペーパーカンパニー[Special Purpose Company(SPC)]の住所のようです。




そしてこの住所はこのサイトで検証した以下のFX業者、バイナリーオプション業者でも使われています。

DealFX (ディールFX) → 「海外業者検証2」
▼Lite Forex (ライトフォレックス) → 「海外FX業者検証5」
▼Pivot Markets(ピボットマーケット) → 「海外FX業者検証7」(サイト閉鎖済み)
▼8OptionTrade (エイトオプショントレード → 「海外バイナリーオプション業者5」(サイト閉鎖済み)
▼HighLow.com (ハイローオーストラリア/ハイロードットコム 新サイト) → 「海外バイナリーオプション業者1」
OptionBit (オプションビット www.optionbit.com) → バイナリーオプション業者検証2

また本サイトの姉妹サイトである「仮想通貨 (暗号通貨)を辛口評価」で検証している以下の仮想通貨FX業者でも同様に連絡先情報とされています。

▼CryptoGT (クリプトGT www.cryptogt.com/jp/website-home) → 姉妹サイト「検証58」

この住所にFXプレイヤーが実在するとは思えず、全く信用出来ません。

※付記
時期は不明ですがFXプレイヤーは英語以外での表示が出来なくなったようです。


●FXPrimus (FXプリムス www.fxprimus.com/en/int-home)

アフィリエイトサイトで取り上げられているようです。アフィリエイトサイトを見ると以前は日本語での表示が可能だった形跡がありますが現在は英語、ロシア語、中国語など11カ国語に対応していますが日本語表示は出来ません。但しアフィリエイトサイトからのリンクからたどると右のキャプに示したように日本語での口座開設や日本語のログイン画面が存在することも確認出来ます。日本からの顧客を積極的に勧誘しているのは明らかなので検証対象とすることにしました。日本の金融庁に金融商品取引業者の登録はないようです。つまり日本から積極的に顧客を勧誘しているとすれば違法業者ということになるでしょう。

まず例によって連絡先情報を探しましたが殆ど情報がありません。わずかに電話番号が2つとメールアドレスが「Contact Us」のページにあるだけで住所さえ分かりません。

>TELEPHONE +883510080975
>FAQ         fxprimus.com/faq
>EMAIL     support@fxprimus.com
>DEALING +35725257681

電話番号が2つありますが、1つ目の「+883」から始まる番号は国際電話の国番号表を見ても「国際ネットワーク」への割り当て番号となっていて何処の国の番号かさえ不明です。他方のDEALINGと書かれている電話番号は[+357]から始まっていてこちらはキプロスの電話番号と思われます。連絡先情報の開示は明らかに不充分で論外のレベルです。

他には連絡先情報に結び付く可能性のあるライセンス関係の記述がサイトの脚注部分にあります。



このウェブサイトはFXPRIMUSグループに属するPrimus Markets INTL社が運営しているとなっていてライセンス関係としては以前はFX Primus Europeと名乗っていたPrimus Global社がキプロス金融局 (CySEC)からライセンスを受けている、他にPrimus Markets INTL社がバヌアツのVFSCからライセンスを取得しているとあります。そこでまずキプロス金融局 (CySEC)のサイトPrimus Global社のライセンスを確認しました。



この登録に全く不明だった所在地情報が出てきました。電話番号とFAX番号も出てきましたが公式サイトにあったキプロスの電話番号 (+35725257681)とは全く一致しません。

>25, Kolonakiou Street Zavos Kolonakiou Center - Suite 102 CY-4103 Limassol
>Telephone: +357 25 030 072
>Fax: +357 25 873 590

公式サイトにまるで記述の無かった所在地情報がどれほど信用出来るかは疑問が残ります。またPrimus Markets INTLという社名でバヌアツのVFSC (Vanuatu Financial Services Commission www.vfsc.vu/) にも登録があるとなっていたので登録を探してみましたが確認出来ません。

そしてFXプリムスについて検索してみると以前はモーリシャスで金融ライセンスを受けていたがモーリシャス金融局がそのライセンスを取り消したという記事が出てきました。まずLeapRate.comというオンライントレード関連のニュースサイトで以下の2つの記事を発見しました。

FSC Mauritius suspends the license of FXPrimus (2015年5月28日付 LeapRate.com)
FXPRIMUS comments on revocation of Mauritius licenses (2016年3月29日付 LeapRate.com)

1つ目は2015年5月28日付でモーリシャス金融局がFXプリマスの金融ライセンスを停止したという記事、2番目は2016年3月29日付で同じくモーリシャス金融局がライセンスを撤回 (revocation) したという記事です。これらの記事にあるモーリシャス金融局の公告へのリンクは切れているようですが、改めてモーリシャス金融局 (Financial Services Commission, Mauritius) の公式サイト (www.fscmauritius.org/en) から検索するとライセンス停止の公告 (PDFファイル)ライセンス取消の公告 (PDFファイル)を確認出来ました。以下のキャプはその取消公告の冒頭部です。


この公告にもライセンス取消処分に至った理由については具体的に示されていませんがマネーロンダリング防止措置が充分でないなど複数の理由があったようです。ライセンス停止からライセンス取消まで10ヵ月ほどの猶予期間があったのに要求が満たされなかったことはこのFX業者の順法精神を疑わざるを得ません。

総合的に判断して信用度は高く評価出来ません。


●FxPro (FXプロ www.fxpro.jpn.com/)

かなり以前から存在は知っていたサイトですが実は2015年8月にアクセスしようとした際にウイルス対策ソフトから右のキャプに示したような警告が出てアクセス出来なかったという経緯があり、これまで検証対象とはしていませんでした。このウイルス対策ソフトが出していた「コンピューターの脅威」が本当にあったのか、また仮にあったとしても運営側が意図したものだったのかそれとも悪意のある第三者が送り込んだものだったのか全く分かりませんが、仮に脅威があったのだとすれば第三者による脅威であったとしてもサイトの管理に問題があった可能性はあると思わざるを得ません。
とにかく最近になってサイトを再訪したところ、同じウイルス対策ソフトを使用しているにも関わらず、脅威に対する警告は出てこなかったので遅まきながら検証を書くことにしました。

まずFXプロのサイトは英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、中国語、日本語などなど30ほどの言語での表示に対応しています。そして日本語表示に対応しているのにサイトの脚注には以下の様な記述があります。

>FxProは、日本の金融庁の規制は受けておらず、許認可も取得していない為、金融商品・金融サービスへの勧誘と見なされる可能性がある行為に関わる事はございません。 尚、本サイトは日本居住者を対象としたものではございませんのでご了承下さい。

日本からの顧客は受け付けていないように解釈されますが、日本語で書かれたアフィリエイト報酬目的の海外FX業者のランキングサイトなどでは頻繁にFXプロが取り上げられていますし、日本語サイトを設けていてアクセス状況を解析出来るサイトで見ると以下のキャプに示した様にページビューの15.2%、独立訪問者の11.6%を日本からのアクセスが占めていて国別アクセスの1位という状況です。ちなみにFXプロの本社が存在するとされているイギリスからのアクセスはページビューの2.6%、独立訪問者数の2.1%でしかありません。とてもではありませんが日本からの口座開設を認めていない状況とは思えません。


まず例によって連絡先情報と金融ライセンスですが、これが非常に複雑で複数の住所、複数の金融ライセンスが出てきます。
Aboutのページには以下に示した様にHeadquarters (本社) のイギリスの住所に加え、イギリス、キプロス、南アフリカ、アラブ首長国連邦、バハマと5つの金融ライセンスへのリンクが並んでいます。

>Established 2006

>Headquarters 13/14 Basinghall Street, City of London, EC2V 5BQ, United Kingdom

>Regulations

>FxPro UK Limited; 

>FxPro Financial Services Ltd;

>FxPro Financial Services Ltd;

>FxPro Global Markets MENA Ltd;

>FxPro Global Markets Ltd;

まず本社となっているイギリスの連絡先情報とイギリスの金融ライセンスから検証しますが



この項目は未完成です。









●FXSuit (FXスーツ www.fxsuit.com/ja)

これは結論から言えば「海外FX業者検証5」で検証しているIron FX (アイロンFX)の系列である可能性が高い業者の1つと思われます。アイロンFXについては出金出来ないといった被害報告が複数出ているのでグループ企業的なものであるとなれば取引するのはかなり危険である可能性が高いと思われます。まずこの業者を知ることになったのはYahoo知恵袋に出てきた以下のキャプに示す投稿からです

質問者の投稿IDも回答者の投稿IDも取得されたばかりでこれ以外に投稿歴がなく、深夜に質問、回答、ベストアンサーの選択が約33分という短時間で行われている上に回答者のリンクはアフィリエイト報酬狙いと思われる勧誘サイトに繋がっているのでこの知恵袋への投稿自体が自作自演のステマ投稿の可能性が高いと思われます。

とにかくFXSuitのサイトにアクセスしてみると下のキャプに示した様に完全な日本語表示が可能になっています。ちなみに表示言語は英語、チェコ語、日本語、ベトナム語、中国語の5つから選択可能です。


検証の第一歩として例によって連絡先情報を探しましたが殆ど情報がありません。サイトの脚注部に以下の様にメールアドレスが示されているだけです。

>メール:  Japan.Support@FXSuit.com

メールアドレスだけでは何処の国の業者なのかさえ分かりません。それ以外には運営企業とカード決済を担当する企業名が記されているだけです。

>FXSuitはSalvax Limitedのトレード名です。Salvax Limitedhはバミューダに認可されてる企業であり、認可番号は53275です。
>注意事項:カード入出金はCIFOI Limited.により処理されます。

これ以外には英語サイトに電話番号だけ記されていることに気が付きましたがこの点については後述します。
ともかくこの脚注の記述によれば運営企業である「Salvax Limitedはバミューダに認可されてる企業」とありますが、バミューダ諸島はいわゆる租税回避地 (タックスヘブン)として有名ですから何らかの登録があっても企業実態が実在しているかどうかは極めて疑問です。とにかく検索してみるとバミューダ政府のサイト法人登録かと思われるページを発見しましたが右のキャプに示した様に何も情報がありません。単に社名が書いてあるだけで経営陣に関する情報が書かれているべきと思われる「Directors」という項目も空欄です。

またバミューダの金融局 (Bermuda Monetary Authority) のサイト (www.bma.bm/) で金融機関登録リストを見つけましたがSalvax Limited」も「FXSuit」も該当がありません。金融機関登録を得ているとは思えません。言うまでもないでしょうが、日本語サイトを設けて日本で積極的に勧誘を行っていると思われるのに日本の金融商品取引業者のリストにも該当がありません。違法な無登録業者ということになります。

Salvax Limited / FXSuit」の金融機関登録が見つからないと書きましたが、Salvax Limited」を検索したことでSalvax Limited」を運営元とするFX業者のサイトが複数見つかってきました。またカード決済を担当するという「CIFOI Limited.」」についても気になったので検索してみたところ、やはり繋がりがある可能性が高いと思われるFX業者のサイトが見つかってきました。

まず運営会社がSalvax Limited」で共通しているのがFXPaceとNavitas Marketsの2つのサイトです。いずれも日本語表示には対応していませんが、サイトを互いに見比べれば非常に類似点が多いことに気が付きます。以下にはFXSuitの英語版を含む3つのサイト、それぞれの冒頭のメニューバーの部分と同じく英語表示の脚注の連絡先や運営元に関する記述部分のキャプを示します。

▼FXSuit (www.fxsuit.com/en) [対応言語は英語、チェコ語、日本語、ベトナム語、中国語]



▼FXPace (www.fxpace.com/en) [対応言語は英語、ポルトガル語、中国語]




Navitas Markets (www.navitasmarkets.com/en) [対応言語は英語、中国語]



これら3つのサイトを比較すると例えば脚注の文章など殆ど違いがありません。脚注の最初の文章を並べてみると

▼FXSuit
>FXSuit is a trade name of Salvax Limited. Salvax Limited with registration number 53275 is a company registered in Bermuda.

▼FXPace
>FXPace is a trade name of Salvax Limited. Salvax Limited with registration number 53275 is a company registered in Bermuda.

▼NAVITAS Markets
>NavitasMarkets is a trade name of Salvax Limited. Salvax Limited with registration number 53275 is a company registered in Bermuda.

FX業者の名前が入れ替わっているだけで全てバミューダ諸島のSalvax Limitedの「trade name」であるという文章が同じです。これらの文章に続く、リスクに関する注意書きの文章、アメリカ、イラン、キューバ、スーダン、シリア、北朝鮮の居住者にはサービスを提供していないという文章も全く同じです。運営会社が同じなのですから当然とも言えるかもしれませんが、何故同じ会社が3つのFXサイトを立ち上げているのか意味不明です。

そして日本語サイトには記載のなかったFXSuitの場合も含めてこれら3つの英語版のサイトには電話番号が記載されています。FXSuitとFXPaceについては上のキャプ、メニューバーの左上の赤枠で囲った部分にメールアドレスと並んで電話番号があります。NAVITAS Marketsについてはトップページには記載が見当たりませんが、「Contact Us」のページに以下のキャプに示すように電話番号 (+44 1216476059) が示されています。


3つの電話番号を並べてみると以下の様になります。いずれもイギリスの国番号 [+44]で始まっているのでイギリスの電話番号ということになりますが同じSalvax Limitedの傘下であるはずなのに互いに一致してはいません。

FXSuit:+44(0) 207 523 5320
FXPace:+44(0) 20 3936 2181
NAVITAS Markets:+44 1216476059

イギリスの市外局番リストと見比べると国番号[+44]の次が (0)20になっているFXSuitとFXPaceの電話番号はロンドンの電話番号、国番号[+44]の次が(0)121になっているNAVITAS Marketsの電話番号はバーミンガムの電話番号ということになるようです。少なくともイギリスに2ヶ所以上の拠点があることになります。

そもそもSalvax Limitedはバミューダ諸島の会社ということになっているのにイギリスの電話番号というのが解せません。バミューダ諸島は名目だけで事業実体はイギリスにある可能性が高いように思われますが、イギリスの法人登録を確認出来るサイトで「Salvax」を検索しても該当がありません。無登録だとすれば違法性が疑われます。

FXSuitと組織的繋がりがあるのではないかと思われるFX業者はこれだけではありません。上で引用したようにFXSuitのサイトの脚注に

>注意事項:カード入出金はCIFOI Limited.により処理されます。

という記述があったので運営元の所在地情報に結び付くかと考えて「CIFOI Limited.」を検索してみると期待していたCIFOI Limited.のホームページは見つかりませんでしたが、「CIFOI Limited.」が入出金を処理しているというFX業者が見つかってきました。それが以下の3つのFX業者でいずれも日本語対応しています。最後のFXジャイアンツは日本語のみにしか対応していないのでこの3業者について日本語サイトのメニューバーと脚注分を比較します。

▼Iron FX (アイロンFX www.ironfx.com/ja) [対応言語はアラビア語、英語、フランス語、日本語、ポーランド語、ロシア語、チェコ語、スペイン語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、中国語] アイロンFXについては「海外FX業者検証5」で検証済み。




FX lift (FXリフト www.fxlift.com/ja) [対応言語は英語、日本語、ベトナム語]



FXGiants (FXジャイアンツ www.giantsforex.com/ja) [対応言語は日本語のみ]



これら3つのFX業者のサイトの脚注にある文章は互いに酷似しており、いずれもバミューダの株式会社Notesco Ltd.のトレードブランドであるとなっています。明らかにこれら3つは同じグループです。またこれらの脚注の文章はFXSuitのサイトの脚注にあった以下の文章に一字一句同じではなくとも明らかに酷似しています。

>FXSuitはSalvax Limitedのトレード名です。Salvax Limitedhはバミューダに認可されてる企業であり、認可番号は53275です。
>注意事項:カード入出金はCIFOI Limited.により処理されます。
>FXSuitはUSA、イラン、キューバ、スーダン、シリア、北朝鮮といった特定の地域の居住者にはサービスを提供していません。

さらに以下はFXliftの英語サイトの脚注部ですがここにある文章とFXSuitの英語サイトの脚注部にある文章を比較すると



▼FXlift英語版の脚注
>FXlift is a trade name of Notesco Limited. Notesco Limited with registration number 51491 is a company registered in Bermuda.
>Note: Services displayed in this website are provided by Notesco Limited and not by any affiliate entity. The card transactions are processed by CIFOI Limited.
>Risk Warning:
>Our products are traded on margin and carry a high level of risk and it is possible to lose all your capital. These products may not be suitable for everyone and you should ensure that you understand the risks involved.
>FXlift does not offer its services to residents of certain jurisdictions such as USA, Iran, Cuba, Sudan, Syria and North Korea.

▼FXSuit英語版の脚注
>FXSuit is a trade name of Salvax Limited. Salvax Limited with registration number 53275 is a company registered in Bermuda.
>Risk Warning:
>Our products are traded on margin and carry a high level of risk and it is possible to lose all your capital. These products may not be suitable for everyone and you should ensure that you understand the risks involved.
>Note: The card transactions are processed by CIFOI Limited having its registered address at 28 Irish Town, GX11 1AA, Gibraltar.
>FXSuit does not offer its services to residents of certain jurisdictions such as USA, Iran, Cuba, Sudan, Syria and North Korea.

固有名詞の部分が入れ替わっていますし、文章の順序も一ヶ所入れ替わっていますが互いに酷似しているのは明らかです。最後の文章などは完全に同じです。さらに6つのサイトで「カード入出金はCIFOI Limited.により処理される」という点は共通しています。これらのサイトは互いに比べてみれば他にもアイコンとかサイトの構成など多数の酷似している点が見つかり、同じグループによるコピペして作られたサイトと考えざるを得ません。

ここで比較した6つのサイトで主要な情報を再度以下の表にまとめておきます。

 業者名 (公式サイト) 対応言語 運営会社 カード入出金管理
 FXSuit 英語、日本語など5言語 Salvax Limited.(バミューダ法人) CIFOI Limited.
 FXPace 英語、ポルトガル語、中国語 (日本語非対応) Salvax Limited.(バミューダ法人) CIFOI Limited.
 NAVITAS Markets 英語、中国語 (日本語非対応) Salvax Limited.(バミューダ法人) CIFOI Limited.
 Iron FX 英語、日本語など12言語 Notesco Limited (バミューダ法人) CIFOI Limited.
 FXlift 英語、日本語、ベトナム語 Notesco Limited (バミューダ法人) CIFOI Limited.
 FXGiants 日本語のみ Notesco Limited (バミューダ法人) CIFOI Limited.

少なくとも上の3つ (FXSuit、FXPace、NAVITAS Markets)は運営会社がバミューダのSalvax Limitedで共通しているのですから同じ系列、同様にIron FX、FXlift、FXGiants (日本語サイト)も運営会社がバミューダのNotesco Limitedで共通しているのですから同じ系列で間違いないでしょう。実際には上で説明した状況を考えると合計6つのサイトが全て1つグループにより運営されている可能性が極めて高いと思われます。さらに上の表には含めていませんが、FXジャイアンツやFXリフトについてはそれぞれの検証で説明したようにこれ以外に日本語非対応のサイトがそれぞれ少なくとも2つずつ存在しています。何故同じグループがこれほどの数のサイトを立ち上げているのかは判然としません。またこれらのサイトを見てもこれだけの明らかに関連のあるサイトの存在について互いに何の言及も見つかりません。同じグループによる複数サイトの存在を隠そうとしているようにしか思えません。

これは例えば「海外FX業者検証5」に検証を書いたアイロンFXはついては既に複数の被害報告が確認されているので悪評が拡大する前に次々と新しいFX業者のサイトを立ち上げて使い捨てにしようと意図しているのかもしれません。言うまでもありませんが、ここでの検証対象であるFXSuitを含むこれら6つのサイトの信用度は事業実体の実在する場所も確認が取れない、経営者情報も皆無、金融ライセンスも持っていない可能性が高いといった状況を考えると決して高く評価出来ません。

それからカード入出金を管理するとされているCIFOI Limitedについてここで調べた6つのFX業者のサイトの幾つか、例えばFXSuit英語版の脚注に以下の様な住所が記されています。

>28 Irish Town, GX11 1AA, Gibraltar

租税回避地として知られるイギリス領ジブラルタルの住所というだけで予想はされましたが、この住所について検索してみるとTriay & Triayという弁護士事務所 (www.triay.com/) の住所と一致するようです (右のキャプ参照)。この弁護士事務所の業務内容の中にはバーチャルオフィスサービスを意味してもおかしくないFiduciary Services という項目もあるのでこの弁護士事務所を利用した架空住所の可能性が充分に考えられます。また「CIFOI Limited」について検索して出てくるのはジブラルタルにおける法人登録に関する情報以外にはここで調べた6つのFX業者に関係する情報ばかりです。つまりこれら6つのFX業者以外の顧客が確認出来ません。CIFOI Limited」のホームページも確認出来ませんし、6つのFX業者の運営元がこのCIFOI Limited」社も運営している可能性が充分に考えられると思います。

改めてこれらのFX業者について大きな危険性を感じざるを得ません。取引は到底推奨出来ません。



※付記1
Yahoo知恵袋にこの項目の冒頭で引用したのと同様にFXSuitのステマ目的と思われる投稿が出てきました (以下のキャプ参照)。質問者の投稿ID回答者の投稿IDは両方ともこの質問が出た2019年7月16日、当日に登録されたもので質問者は同じ質問を2度投稿するなどの状況からしてほぼ間違いなく自作自演の宣伝目的の投稿と追われます。



回答にあるリンクはFXSuitの勧誘目的のYoutube動画に繋がっており、動画投稿者のIDはFX Suitになっています。そして動画の脚注には
アフィリエイト報酬目当ての口座開設リンクも用意されています。さらに同様のステマ投稿の可能性があると思われる投稿が連発されているようです。以下も同様の自作自演のステマの可能性が高い2019年6月17日付の知恵袋への投稿ですがFXSuitを使うと為替変動リスクを排除してスワップ金利を稼ぐことが出来るといったことが書いてあります。


>FXのスワップ取引。完全リスク無しで永久に稼ぎ続けられるか?

>ツイッターで活躍しているsaekinomao(@saekinoma0)こと坂口達郎氏にやり方を直接聞きました。
>FX-SUITという会社のスワップポイントはEURUSD売り+8.6ドル、USDJPY売り-3.4ドル、EURJPY買い+-0です。>(https://www.fxsuit.com/ja/trading/products/forexより)
>EURUSD売りとUSDJPY売りとEURJPY買いの3すくみで、たしかに値動きの影響が止まりました。
>+8.6ドル-3.4ドルで5.2ドルずつ毎日スワップポイントがついていますが、こういうスワップ取引は、いつまでできるのでしょうか?

非常に奇妙な有り得ない話としか思えなかったのでさらにこの投稿にリンクがあったブログなどから調べてみるとsaekinomao式」と称して数多いFX業者の中でFXSuitを使った場合だけ3つの通貨ペアを組み合わせて持つことにより、為替変動リスクを避けてスワップ金利を稼ぐことが出来るからFXSuitに口座を作りましょうという勧誘が行われているようです。このsaekinomao式」と称する方式の提唱者が上で引用した知恵袋への投稿に名前が出ていた「saekinomao (@saekinomao0)こと坂口達郎」という人物のようです。Twitterにアカウントがあるというので検索してみると当初のアカウントは凍結されているようですが、後継のアカウント (@saekinomao2) が見つかりました。左下のキャプはこのTwitterアカウントのプロフィール部分です。プロフィールの中にFXSuitのサイトへのリンクがあり、アフィリエイト報酬が目的の1つでしょう。


そして右上はこのアカウントからの2019年6月26日付の投稿ですが、10万円の資金をこのsaekinomao式」で運用すると毎日500円ほどのスワップ金利が得られ、1ヶ月で15000円、つまり月利15%での運用が可能で得たスワップ金利をポジションの積み増しに使って複利効果を使うと1190日で2000万円に達すると称しています。そして上で引用したYahoo知恵袋の投稿にあったように複数の通貨ペアを組み合わせて保有することで為替変動リスクを避けることが可能であるとも称しています。

これは正直言って到底信用し難いと感じたので検証することにしました。まずこのsaekinomao式」についてTwitterの投稿だけでは情報不足なので検索すると提唱者本人による包括的な説明は見当たりませんが、幾つかブログが見つかってきました。




これらのブログは必ずしもこの投資手段を手放しで絶賛している訳ではありませんがこれらのブログにある情報も検証の材料にします。

まず既に上で引用したYahoo知恵袋の投稿に出ていた様にこのsaekinomao式」と称する方式では

▼ユーロ・ドルの売り (=ユーロ売り&ドル買い)
▼ユーロ・円の買い (=円売り&ユーロ買い)
▼ドル・円の売り (=ドル売り&円買い)

の3つのポジションを同時に保有することによって為替差損が発生することを防ぐということになっています。3つの通貨の売り買い両方が同じだけ含まれているのですから確かにこの3つのポジションを同時に保有することで為替差損が発生することはないと言えるかもしれません。しかしこの3つのポジションをしかもレバレッジを掛けて同時保有することでスワップ金利が大きなプラスになるというのは明らかにオカシイです。

そもそもFXでは2つの通貨 (通貨ペア)の片方を売って、他方を買う取引ですが、ここで「売り」は借金することを意味しています。例えば「ユーロ売り・ドル買い」ならばユーロ建てで借金をして調達した資金を為替市場でドルに両替し、ドル建て預金するようなものです。ドル建ての預金で得られる金利からユーロ建てで借金して支払わなければならない金利を差し引いたものが「ユーロ売り・ドル買い」のスワップ金利ということになります。FXでレバレッジを掛けられるのも借金を組み合わせた取引だからです。だから低金利の通貨建てで借金して高金利の通貨で預金すればスワップ金利はプラスになりますが、逆に高金利の通貨建てで借金して低金利の通貨で預金すればスワップ金利はマイナスになります。

saekinomao式」ではユーロ、ドル、円の3つの通貨についてそれぞれ借金して支払わなければならない金利と預金をして得られる金利の両方が発生するのですから互いに打ち消しあってスワップ金利の収支がプラスになるはずがありません。為替変動リスクが同じ通貨の「売り」と「買い」を同じだけ持つことで打ち消しあってゼロになるのと同時にスワップ金利についても3通貨全てについて同じ通貨の「売り」と「買い」を同じだけ持つことで打ち消しあってゼロになるはずです。ここで「借金」とか「預金」とか書きましたがこういった複数の通貨建てでの資金の貸し借りが行われているのは全てインターバンク市場 (世界的な銀行間ネットワーク市場) のはずですから金利の安い市場で借り入れを行って、金利の高い市場で貸し出しを行うといったことも出来ないはずです。さらには実際には預金をして得られるプラスの金利よりも借金して支払わなければならない金利の方が高いのが常ですからこんなことをすればスワップ金利の収支は間違いなくマイナスになるはずです。

しかし「saekinomao式」の説明によればFXSuitの場合に限っては3つの通貨の売りと買いを同時保有することで大きなスワップ金利収入を得られるということになっているのです。実際にFXSuit (日本語サイト) にあるスワップ金利表から当該の通貨ペアのスワップ金利を抜き出してまとめてみたいのが以下の表です。

 通貨ペア 買い 売り
 ユーロ・ドル -8.6 +8.6
 ユーロ・円 0 0
 ドル・円+ 3.4 -3.4

この表の数字はそれぞれ10万通貨単位を購入した場合に得られる、あるいは払わなければならないスワップ金利をドル単位で示したものです。例えばユーロ・ドルの通貨ペアを10万通貨単位売れば毎日8ドル60セントのスワップ金利を受け取れるが、逆にユーロドルの通貨ペアを10万通貨単位買えば毎日8ドル60セントのスワップ金利を支払うことになるということを意味します。

一方で比較の為に同じ3つの通貨ペアについて同じグループであるアイロンFX (日本語サイト) のスワップ金利表からスワップ金利を抜き出したのが以下の表です。

 通貨ペア 買い 売り
 ユーロ・ドル -11.6 +6
 ユーロ・円 -1.98 -2.36
 ドル・円-12.91 +5.01

2つの表を比較してみると同じ運営グループに属するとは思えないほどスワップ金利が異なります。特にドル・円の通貨ペアの場合、FXSuitならば「買い」ポジションを持った場合にプラス金利になるのに対し、アイロンFXではドル・円の「売り」ポジションがプラススワップであり、まるで逆になっています。超低金利政策を継続している日本の金利よりもアメリカのドル建て金利がさらに低いとは思えず、これは明らかに異常です。何かの間違いではないかとしか思えませんが、何度見直してもドル・円で買いがマイナススワップ、売りがプラススワップになっています。


それからTwitterでのやり取りやsaekinomao式」に関するブログを見ていたら同じFXSuitのサイトでも英語サイトにあるスワップ金利の表は日本語サイトにあるスワップ金利の表と全く異なるという記述があったのでFXSuit英語版のスワップ金利の表調べてみるとアイロンFXの場合とよく似ていて同じFXSuit日本語版のスワップ金利とは全く異なると言えます。

 通貨ペア 買い 売り
 ユーロ・ドル -11.95 +6
 ユーロ・円 -1.98 -2.36
 ドル・円-12.91 +5.01

ついでに日本のFX業者の例としてYJFXのスワップ金利表からも同じ通貨ペアのスワップ金利を抜粋します。以下の表の数字は1万通貨単位のポジションを持った場合の円単位のスワップ金利です。

 通貨ペア 買い 売り
 ユーロ・ドル -103 +88
 ユーロ・円 -15 0
 ドル・円72 -87


saekinomao式」に関するブログの1つ、【簡単】FX-Suit 口座開設方法によれば証拠金10万円に対して

▼ユーロ・ドルの売りポジションを10万通貨単位 (10万ユーロ)
▼ユーロ・円の買いポジションを10万通貨単位 (10万ユーロ)
▼ドル・円の売りポジションを11万3000通貨単位 (11万3000ドル分)

保有するということになっています。ドル円の売りポジの場合のみ10万通貨単位ではなく、11万3000通貨単位になっているのはユーロとドルの価値の比率が1対1.13になっているから3つの通貨の売りポジと買いポジをそれぞれ全て同じにして揃える為です。この検証を書いている時点ではユーロとドルの価値の比率が1:1.13ではなく1:1.11になっていますが結果に大きな影響がないのでブログにある数字でsaekinomao式」を実行した場合にFX会社ごとの結果がどうなるのか計算してみました。

 FX業者 ユーロ・ドル売りスワップ ユーロ・円買いスワップ ドル・円売りスワップ x 1.13 収支合計
 FXSuit (日本語サイト) +8.6ドル 0 -3.4 X 1.13 = -3.842 ドル +4.758ドル
 IronFX +6ドル -1.98ドル +5.01 X 1.13 = +5.661ドル +9.681ドル
 FXSuit (英語サイト) +6ドル -1.98ドル +5.01 X 1.13 = +5.661ドル +9.681ドル
 YJFX +88円 X 10 = +880円 -15円 X 10 = -150円 -87円 X 10 X 1.13 = -983.1円 -253.1円

既に書いた様にアイロンFXやFXSuit (英語サイト)のドル・円の売りでスワップポイントがプラスになるのが何かの間違いではないのかと思うのですが、仮に間違っていないのならばsaekinomao式」はFXSuitでしか黒字にならないという訳ではなく、むしろアイロンFXなどでやった方がプラスが大きくなる計算です。しかし既に書いた様にこんな方法でスワップ金利の収支合計がプラスになるなんてスワップ金利の仕組みを考えると到底信じられません。こんな互いに打ち消しあうポジションを持ったらスワップ金利でプラスになる訳がありません。スワップ金利でプラスになるはずがないのにプラスになるとすればそのお金が何処から来ているのでしょうか?そのプラス分をFXSuitが払っているのだとすればその目的は何でしょうか?

一方で日本のFX業者、YJFXの場合には当然のことですがsaekinomao式」の収支がマイナスになります。

それからsaekinomao式」およびFXSuitには他にも非常に気になる部分があります。まずTwitterでの関連する投稿を検索していたら2019年6月26日付の以下の投稿を見つけました。


>②FXSuit社に直接問い合わせたところ、出金は入金後半年以上経過かつ、取引がない場合は出金手数料30%がかかるとのこと。
>また、入金は5万1円以下だと980円の入金手数料が取られる。
>これは、社内規程のため法的文書には記載していない。

入金から半年以上経過しないと高額の出金手数料を課せられるなんていうFX業者なんて前代未聞です。しかもこれを社内規定であるからなどと称して「法的文書には記載していない」とありますが、公式サイトにもこんな規定に関する記述は見当たりません。これは高額のスワップ金利で誘い込んで計画的に破綻させる予定なのではないかと疑うのは当然でしょう。FXSuitと同じ経営であるアイロンFXで数々の出金トラブルが起きていることなどを考えると突然に口座からの出金が何らかの理由で停止されてしまう可能性を考えざるを得ません (「検証5」のアイロンFXの検証を参照)。

またsaekinomao式」ではたった10万円の証拠金で10万ユーロ=2019年7月現在の相場で約1210万円相当のポジションを3つ同時に保有することになります。合計3630万円相当のポジションを10万円の証拠金で保有するとなれば実効レバレッジが363倍ということになります。こんなに高い実効レバレッジを掛けたら互いに利益損失を打ち消しあう3つのポジションの組み合わせであってもBitとAskのスプレッドが拡大するだけで証拠金を超えるような評価損が発生して強制ロスカットが発動する可能性があるはずです。

月利15%などという超高利回りはこれだけ高い実効レバレッジを掛けているから達成出来るのですが、これだけ高いレバレッジを掛けて長期保有するというsaekinomao式」には重大なリスクが伴っていると考えざるを得ません。実際にこの「saekinomao式」との類似点が指摘され、同じ人物が勧誘に関わっているのではないかとの疑いさえあるというサタンプロジェクトという案件では運用先業者としてFXSuitと同じグループに属するアイロンFXが指定され、当然強制ロスカットが発動して参加者全員の資産が全て失われるという事態になったようです。そして現在では集団訴訟の呼びかけが行われる事態に至っています (「検証5」にあるアイロンFXの検証の「付記4」を参照)。原因不明のスプレッドの急拡大が理由とされる強制ロスカット発動が「saekinomao式」でも突発して参加者の資産が消滅する事態の発生が危惧されます。

改めてFXSuitでの取引は推奨出来ません。当然、saekinomao式」での高利回り運用も推奨出来ません。


※付記2
Yahoo知恵袋で再度以下の様なFXSuitとsaekinomao式に関するステマがccq********というアカウントから大量投稿されています。

リンク先は「
ksakukunのブログ」という勧誘ブログになっており、saekinomao式を絶賛する説明と口座開設の説明などが書かれています。以下の様な露骨なアフィリエイトリンクに誘導される仕組みになっており、アフィリエイト報酬が目当てと思われます。非常に悪質です。

>h●●ps://www.fxsuit.com/en/register?utm_source=●●●●●●●●&utm_medium=ib_link&utm_campaign=IB (一部伏字)

また同じ系列のアイロンFX、FXジャイアンツ、FXリフトと同様に海外のFX業者の口コミ評価サイト、Forex Peace Armyで現時点で口コミ評価 (レビュー) は1件もありませんが、SCAM (詐欺) という認定を受けています (右のキャプ参照)。

>SCAM CONFIRMATION

>July 2019:  The FPA has seen information tying Salvax Limited to IronFx.

>IronFx has been labelled as a scam by the FPA.  All related companies are also considered to be scams. Based on this and other connections, the FPA has no choice but to label Navitas Markets and all companies related to it to be scams.

1件のレビューもないのに詐欺業者と認定している根拠はアイロンFXの系列であるから本サイトでは検証対象にしていないNavitas Marketsも含めて詐欺認定せざるを得ないということのようです。

アイロンFXの系列各社はやはりこのサイトで検証している数多くの違法FX業者の中でも最も危険である可能性が高いと考えざるを得ません。取引は絶対に避けるべきでしょう。


※付記3
2019年8月30日に関東財務局からFXSuitに対して無登録の違法業者であるとして以下の警告が出ました。


※付記4
アフィリエイトリンク付きの勧誘ブログがさらに増えているようです。いずれも上で説明したsaekinomao式」による運用を売り物にしているようです。Yahoo知恵袋やインスタグラムでの勧誘投稿も確認されます。リンクを踏んで投資してしまうとこれらの勧誘ブログの運営者の子ネズミの扱いを受けることになると思われます。非常に悪質な勧誘であり、絶対に相手にするべきではありません。