長谷川功のページ

現所属:国立研究開発法人 水産研究・教育機構 北海道区水産研究所 さけます資源研究部 資源保全グループ e-mail: hasekoh (at) affrc.go.jp
研究キーワード:外来種問題;ブラウントラウト;ニジマス;さけます;在来種;密度依存型競争
  少年の頃から魚釣りが大好きでした。琵琶湖で外来魚ブラックバス釣りに夢中になり、 北海道大学進学後、本州の釣り人にとって「幻の魚」であるイトウを追い求めるうちに、「外来種が在来種・在来生態系に与える影響」に関心を持ち、研究をするようになりました。
 よく「外来種の研究をしている人なんだから、外来種駆除派ですか?」と聞かれますが、外来種問題はそんな単純なものではないと考えています。特に、魚類の場合、多くの外来種がそもそも遊漁・食用といった資源として利用する目的で導入されますから、外来種を利用したい人(いわゆる擁護派)がいて当然だと思います。私が主な研究フィールドとしている北海道ではニジマスとブラウントラウトが外来魚問題の主役ですが、彼らを巡っては、外来種「駆除派」と「擁護派」の対立が続き、残念ながら効果的な管理ができていないのが現状です。優先すべきは、一度失われると取り戻せない在来種や食料の安定供給を支える水産重要種の保全ですが、移出の可能性がない閉鎖水域のみ外来種を容認するなど、「擁護派」と「駆除派」が歩み寄り折衷案を考案しない限りは、効果的な管理は行えないでしょう。効果的な管理策を打ち出すには、まず外来種について「擁護派」「駆除派」どちらの立場でもない中立的な情報・評価が必要です。私は、そのような情報提供・評価をするべく、生態学をベースに研究を行っています。
(これらは、完全な私見であり、所属機関の方針ではありません)
 
最近は業務としてさけますの野生魚に関する研究も進めています。
 
平成24年度水産学奨励賞受賞!
研究活動の場で出会った全ての皆さまに感謝です。
 
 
 
晩秋の木漏れ日の中での電気ショッカー。メインフィールドの千歳川水系にて。(2015年10月撮影)