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官民一体となった被災地区救済のための

支援物資を海上輸送

 

 
 

急きょ、水産庁が被災地区に海上から支援物資を輸送することになった。

 この知らせを受けた厚生労働省は、被災地で不足しているOTC医薬品、衛生用品の調達を業界に働きかけ、横浜にある水産庁水産研究所船舶陸上施設に、これらの商品を集め輸送の準備を行った。

今後も水産庁は、このような輸送を何度か行うとしている。

 

〔水産庁から厚生労働省へ〕

水産庁は、すでに震災直後1000tクラスの船舶を使って、東北被災港を調査していた。そこで、このたび500tクラスの巡視船を輸送船として岩手、宮城の被災地に近い港に生活物資を届けることになったのである。

 

〔厚生労働省から各団体へ〕

 3月18日に厚生労働省が輸送を計画し、厚労省は日本チェーンドラッグストア協会、日本OTC医薬品協会に、その日の午後2時以降、医薬品及び生活物資の集荷・納品について、翌日午前中にそれらの商品の、集荷と納品を要請した。日本薬剤師会及び神奈川県薬剤師会には、19日の作業員の協力を要請した。

 

〔商品と人員の手配〕

 医薬品及び生活物資は短時間の調整にもかかわらず、10tトラック約10台分が、19日午前中にすべて納品された。(後表参照)

 また作業員についても、神奈川県薬剤師会、横浜市薬剤師会、横浜市金沢区薬剤師会が連携し、薬科大学のボランティア学生にも呼びかけ、約150名の人員を集めた(後表参照)。

 

〔救援物資の作業〕

 作業は3月19日午前10時ごろよりすべて手作業で行われた。医薬品については、現地の荷おろしを容易にするため、様々な薬効医薬品を入れた別段ボール500ケース作成した。地区の薬剤師や薬学生のボランティアの献身的な活動が印象的であった。

 1隻目(船名:なのつ)は3月20日11時40分出港。宮城塩釜港 に向けて。
 2隻目(船名:しんりゅう)は3月22日出港。岩手県に向けて。
 

〔今回の支援物資活動の特徴〕

このたびの大震災は、未曾有の規模の地震であった。いろいろな事がはじめての経験であったと思う。

今回の支援活動も、おそらくわが国初の支援方法ではないかと考えられる。

・ 水産庁と厚生労働省との連携、厚生労働省の支援計画(イニシアティブ)に基づいて、職能団体(日本薬剤師会他)、商品メーカー(日本OTC医薬品協会)、小売業団体(日本チェーンドラッグストア協会)がそれぞれの役割を発揮して、トータルで効果的な支援活動を行ったことである。

・ それでなければ、この短時間にこれほどの対応は難しかったと考えられる。今回の連携は、今後の支援活動に大いに参考になると思う。

・ 他の活動で行政の対応に批判が集まる中にあって、今回の厚生労働省のハンドリングの良さは、みごとであった。

・ ただ、今回は厚労省の医薬食品局総務課や、保険局医療課などのリーダーシップがすばらしかったが、OTC医薬品や生活用品の生産や流通を担当し、本来リーダーシップを発揮しなければならない医政局経済課の動きがまったく見えなかったことはきわめて残念である。

 

 


 

写真で見る作業状況風景

 

 

ずらっと救援物資を積んだトラック
 
マツモトキヨシの支援物資トラック
 
 
 
 
 
 
早速ボランティア薬学生がトラックに
 
 
 
トラック一杯の救援物資
 
 
 
 
 
 
薬剤師・船舶乗組員・ボランティアが一丸に
 
 
 
150人の手渡しで物資が運ばれる
 
 
 
 
 
 
 
長い手渡し搬入作業
 
 
 
水産庁の横浜研究所の風景
 
 
 
 
 
 
 
次々とトラックが入ってくる
 
 
 
    ドラッグストアぱぱす、フィットケアデボ(カメガヤ)
  からの支援物資も次々と入荷
 
 
 
 
 
 
 
満載の支援物資
 
 
 
手渡し作業
 
 
 
 
 
 
 
ブルーのつなぎは水産庁乗組員
 
 
 
ボランティアの皆さん
 
 
 
 
 
 
 
一方、段ボールの組み立てを別室で
 
 
 
流れ作業で次々と組み立てられる
 
 
 
 
 
 
 
組み立てられた段ボール箱を倉庫へ
 
 
 
組み立てられた段ボール箱へ混載
 
 
 
 
 
 
 
医薬品の混載詰め込み
 
 
 
 
水産庁の海上輸送用船舶