※本集会は第63回日本生態学会の自由集会として開催されます。自由集会へはどなたでも申込不要・無料でご参加頂けます(生態学会会員資格や生態学会大会参加費は必要ありません)。
企画者:岩崎 亘典(農業環境技術研究所/OSGeo財団日本支部)、古川泰人(北海道大学大学院),
要旨
UAV(Unmanned Aerial Viechle)、マルチコプターまたはドローンと呼ばれる、小型軽量の飛行体の利用が、急激に進んでいます。これらの機器は、従来の航空写真撮影に比べて、安価かつ機動的な運用が可能であり、生態学を初め多くの分野での活用が期待されています。一方で、報道にもあるような事件や事故の発生、改正航空法による飛行可能範囲や時間の規制など、その利用にあたっては注意が必要になってきています。また、UAVに限らず、様々な手法で撮影された空撮画像をどの様に活用するかについても、まだまだ検討が必要です。
そこでこの自由集会では、マルチコプターの専門家や、取得した画像の処理の専門家、実際の生態学研究でUAVを使われている方に話題提供を頂き、UAVを問題を起こすことなく、かしこく使って、生態学研究に活用する方法について、意見交換を行いたいと思います。
[W04-1]
UAVと飛行の際の注意点
廣瀬清一(そら工房ドットコム**), 岩井清彦**
[W04-2]
空撮画像技術と3次元リアルタイムデータの可視化について
和山亮介((株)ノーザンシステムサービス)
[W04-3]
UAVを活用した農地周辺環境の植生観測
渡邉修(信州大・農)
[W04-4]
自然環境調査におけるUAVの利用例
水谷 貴行(株式会社エコリス、バーズアイ・リサーチ研究会)
[W04-5]
3軸ジンバル機構とGoProを活用した植生モニタリングカメラ
古川泰人(北大院・農*), 森本淳子*, 小林慶子*, 中島夕里*, 卜部覚(ウラベ科学株式会社), 中村太士*
[W04-6]
出張ついでに空撮を
三島 啓雄(国環研)
飛んだら撮っておく。業務に関わらない範囲でオープンデータ化
三田友規(スカイマップ株式会社)
この集会で紹介したウェブサイトのリンク集を作成予定です。
UAV自由集会懇親会
日時:2016年3月21日20:30~
お店:なごみだいにんぐ 飛梅 クリスロード店
アクセス:JR 仙台駅 徒歩7分 / あおば通り駅 徒歩3分
参加を希望される方は3/20 20:00までに岩崎(wata909+ESJ63@gmail.com)までご連絡下さい。
飲み放題込4000円(学生割引きしまーす)。
自由集会終了後に一緒に移動するか、現地集合でお願いします。
おすすめ情報
生態学会仙台大会の期間中となりますが、農村計画学会東日本地区セミナーにてUAV, GISのセミナーが開催されます。会員外の方も無料でご参加頂けますのでぜひご検討下さい(午後のワークショップのみ事前申込が必要)。
農村計画学会 東日本地区セミナー
「小型無人航空機の安全な利用と活用に向けて」
日時:2016年3月23日(水)10:00~17:30
場所:名取川河川敷(午前)PARM-CITY131貸会議室(午後)(詳細)
プログラム
10:00~12:00 小型無人航空機をを用いた空中写真の撮影
13:00~13:30 小型無人航空機を安全に運用するためには?
13:40~17:30
ワークショップ1 VisualSfMとMeshLabによる空撮画像を用いたデジタルデータ作成
講師:岩崎亘典(農業環境技術研究所)
実際に撮影した空中写真から3次元モデルを作成し、GIS上で扱えるデジタル画像に合成します
ワークショップ2 QGISを用いたGISの基礎実習
講師:古川泰人(北海道大学)
GIS初心者・入門者向けにGISの概念の説明、オープンソースのQGISを用いたデータの表示・簡単な空間処理の実習を行います。講習のレベルや内容はこちらをご参照下さい。
この案内についてはご自由に引用・転送下さい。
CC-BY