2012年度計算数学II
時間割情報
金曜4限(14:50~16:20) 数理科学研究科棟2階計算機室
授業内容
対象
理学部数学科3年生その他の、コンピュータを研究に用いるための実践的能力を主体的に形成する意欲のある人。
やること
グループに分かれ、各グループで選択したテーマについて自主的に学習・研究し、最後に成果をレポートにまとめ、発表します。
自らの関心・目的に沿って、主体的に、手を動かしつつ学ぶことができるテーマを選んでください。 学期の最後に、プログラム、ドキュメントなど具体的な成果を産みだすことができるよう、 あらかじめ計画を立て、努力することを求めます。 途中必要に応じて計画を変更することはかまいません。 また、複数人のグループの場合、特定の人に作業が集中しないよう、よく相談して分担してください。
機材、ソフトウェア、書籍、資料などで、 現在計算機室・数理図書室・駒場図書館になく、作業に必要なものについては、相談してください。 多少の予算は使える可能性があります。
数グループに1名ごとのティーチング・アシスタントを割り当てます。 作業の進め方、ドキュメントの書き方、発表のやり方など、よく相談してとことん役立ててください。
評価
2/3以上の出席を単位の条件とします。 これに加え、毎回の活動内容及び期末に行なう発表の首尾によって評価を行います。
発表と発表資料は、自ら意味のある作業を行ったことの証明です。 資料はグループごとに作成し、発表時に参照できるようにしておいてください。 レイアウトにも気を配るなどして読みやすく説得力あるものとすることも実習のうちです。
評価は、必ずしも内容が高度であるか否かによってではなく、 この半年間の時間で自ら調べ、試し、見いだしたことをどれだけ説得的に表現し得たかを重視して行います。 この種の能力は、研究者を目指す人にも実務に携わる人にもきわめて重要な能力でありながら、 現在の大学のカリキュラムでは十分に養われるとはいえないので、よい機会だと思って心して準備してください。
発表
発表会を1月25日(予定)に行ないます。以下の点に留意して、発表資料を準備してください。
発表は1グループ10分(予定)とします。
発表には以下の内容を必ず含めてください。
グループ名、メンバー名、テーマ名
そのテーマを選択した動機、出発点、目標
行った作業の概要
達成した事項の概要
やり残したこと、今後の課題
漫然とした発表ではなく、努力/工夫した点をアピールするめりはりのある発表を心がけてください。 発表態度も評価の対象となります。 発表資料の用意、提出方法等については、期日が近づいた頃改めて説明します。 不明な点は必ずあらかじめ確認しておくこと。 デモンストレーションを行なう場合には、事前に動作を十分に確認しておくこと。例年、準備に手間取って時間を無駄にしたり、せっかく用意したのにうまく動作しなくて悲しい思いをしたりするグループがありますが、そのようなことのないように。
予定
予定は変更される可能性があります。 随時確認してください。