白百合 数理・データサイエンス・AI教育 プログラム


2022年、白百合女子大学のデータサイエンス教育、はじまります!

白百合 数理・データサイエンス・AI教育プログラムとは

本学学生の数理・データサイエンス・AIへの関心を高め、かつ、数理・データサイエンス・AIを適切に理解し、それを活用する基礎的な能力(リテラシーレベル)を育成することを目的としたプログラムです。

0.なぜ、数理・データサイエンス・AI教育?

2018年、『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)という本が大きな話題を集めました。著者は、2011年から人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトでディレクターを務めた新井紀子 国立情報学研究所教授です。この人工知能「東ロボくん」は、東大に合格するだけの学力は手に入れられなかったのですが、いわゆるMARCHクラスの大学には合格できる結果を残しました。将来、AIに仕事が奪われるのではないか、そのような未来図がまことしやかに語られるようになっています。

仕事が奪われてしまうかどうかは別として、すでに私たちの日常生活の中にAI技術は深く組み込まれています。AIとはどのようなものであるかを知り、その精確な知識に基づいて今後のVUCAな社会(Volatility・Uncertainty・Complexity・Ambiguity、予測不能な社会)において自分はどう生きていくのかを、みなさんには大学生活を通して考えて欲しい。そのためのリテラシー能力を、このプログラムを通して身につけてもらいたいと願っています。

1.プログラム概要

2.身につく力

  1. AIについての正しい知識を持ち、社会における変化を柔軟に受け入れることができるようになる。

  2. 基礎的な統計知識を身につけ、「データを正しく読む力」と「データを正確に伝える力」を身につけることができる。

  3. データ・AIを活用するうえで求められるモラルや倫理について理解し、個人のデータを守るうえで注意すべきことを理解できるようになる。

3.対象学科

  • 白百合女子大学の全学部学生(ただし科目等履修生は除く)

  • 学年不問

  • 授業科目の履修に係る通常の登録手続きの他に、特別の手続き不要

学部学科にかかわらず、データサイエンス、AIに興味のある学生の積極的な受講をお待ちしています。

4.修了要件

  • プログラム指定科目「はじめてのデータサイエンス」(半期・2単位)を修得すること

修了した学生には「白百合 数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」の修了証を交付します。

5.さらに学びたい方のために

6.受講生の声

データサイエンスは専門的な感じがして、自分とはあまり関係のない理系専門の分野で、生活に関わりがないと思っていたが、日常生活で浮かぶ疑問(天気によって商品の売り上げの個数が変わる気がする、など)を数字で明らかにできるのだとわかった。(受講生Aさん)

授業を受講する前は「AI」や「データサイエンス」というと限られたイメージしか浮かびませんでしたが、授業を受講したことでより広い範囲に対するイメージにブラッシュアップされました。また、最近はAIの社会実装が急速に進んでいますが、授業で学習したように便利な点だけではなく危険な点もあることを意識しながら、AIの社会実装という話題にこれからも注目していきたいです。(受講生Bさん)

7実施体制

本プログラムは、教学担当副学長を長とする白百合女子大学データサイエンス教育運営会議が運営するものです。

関連規定

9自己点検


〈お問い合わせ〉 白百合女子大学 基礎教育センター  ds-info@shirayuri.ac.jp