信学会「探究部」とは?
Shingakukai TAN cube
Shingakukai TAN cube
「探究部」で子どもたちが自ら工夫し、発見し、学び合う様子を動画でご覧ください!
コンセプト
自分を取り囲む全てのものを不思議だと感じていた幼児期と、偉大な先人たちの知恵を教科学習として学び、夢に向かって勉強をする小学生から高卒生までの時期を、信学会は「教育」という力を使って長年応援してきました。
そこから時代が流れ、将来がどのように変化ていくのか見通せない世界になり、答えがなくても自ら考え続けたり、興味のあることを深く追求したりすることが一層大切になってきています。しかし、小学生以降の生活では、正解は一つで他はすべて不正解という問題を何度も解かされたり、インターネット上に問いを入力すれば、それらしい答えが一瞬で出力され、あたかもそれこそが自分で導き出した答えだと勘違いしてしまったりして、自分の考えを深く追求する機会が失われているように思えます。
信学会は、小学生以降に行われる学習を、幼児期のようにワクワクしながら共に学び合い、失敗を恐れずに試すことができれば、先が見通しにくい世界でもたくましく生きていくことができると考えています。
そこで、興味を深く追求し、子どもが自ら考えることのできる新しい学び合いの場を提供することにしました。その名は信学会「探究部」。さあ、皆さんもこの教室で学びの楽しさを体験してください。
終了しました
8月にリアル対面イベントを開催します!
正解ってなんだ?「探究型」学びイベント
#1_建築編 W開催
【第1章】絶体絶命のピンチを救え!みんなで考える強い建築のヒミツ
【第2章】心地よさってどうつくる?みんなで考える快適な家の構造
【開催日程】2025年8月31日(日)
<第1章>10:00~11:30 <第2章>13:30〜15:00
【会場】信学会長野幼稚園
【対象】小学1〜6年生の児童
【参加料】1組につき各章3,000円(税込)、W参加の場合は6,000円→5,500円
【定員】12組
応募多数の場合は、先着順となります
お申し込みはこちらから▼
終了しました
お問い合わせ先 tan_cube@sgk-u.jp
(担当:宮澤)
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お待たせしました!今年度の探究部、7月にオンラインイベントを開催します!
正解ってなんだ?「探究型」学びイベント
#1_建築編 入門オンライン
174年 万博と建築の歩み ~ ようこそわくわく未来が見える世界へ~
【開催日程】2025年7月12日(土)19:30~20:30
【対象】小学1〜6年生の児童
【参加料】無料
【定員】50組
応募多数の場合は、先着順となります
お申し込みはこちらから▼
終了しました
お問い合わせ先 tan_cube@sgk-u.jp
(担当:宮澤)
文部科学省も推奨している探究型学習
探究型学習は、小中高教育の学習要領改訂で2022年から新たに導入された学習法です。今後は義務教育のみならず、現代の社会人教育にも応用できるものとして、様々なビジネス分野からも注目されています。
新型コロナウイルスの感染拡大、国際関係の変化、グローバル化、IT化、生産年齢人口の減少など、私達を取り巻く社会は急速に不確実性が高まっています。近年、現代社会はVICAの時代と呼ばれ、変化の激しい社会と言われています。VUCAとは、Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)の頭文字をあわせた造語で、現代社会が困難でかつ予測不可能な時代に直面していることを表す言葉です。今までの常識とされた社会構造や技術的前提も大きく揺らぎ、モノの見方、考え方の前提を変えていく局面がやってきました。見通しがつかない将来に不安を覚える機会も増えています。
上記のような事象に対し、これからの人材育成のために教育の在り方を見直す必要性が出てきました。そのため、学習指導要領が約10年ぶりに改訂され、文部科学省は「変化の激しい社会に対応して、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にしていることから、これからの時代においてますます重要な役割を果たすもの」として、探究型学習を推奨しています。
つまり、こうした社会において、自らの意思で進路選択を行い、社会で生き抜くために必要な資質や能力を育成することの重要性が高まっているのです。そのため、文部科学省は高校で「総合的な探究の時間」を新たに実施することを決め、社会で求められる力=「生きる力」の育成を教育に求めています。
今までの学校教育との違い
従来の学校教育は、詰め込み教育(インプット教育)が主流でしたが、これからの時代は対応力を身につけなければなりません。そのため、詰め込み教育には限界がきています。いまや世界的にも、実践的体験を通して問題解決を行う学習法が効果的であるという共通認識があります。
これは至って普通のことです。例えば、STEAM教育と言われる、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)は、変化することが前提です。技術が変化するということは、カリキュラムも変える必要があり、カリキュラムを教える先生も学ばなければならないということです。しかし、技術革新のスピードとそれに伴う社会常識の変化に、後に続くカリキュラムの変更や体制変更が、間に合うより先に周回遅れになっているのが現在です。つまり、変化を構造化しカリキュラムにするのではなく、変化に向き合う教育の必要性が表出したということです。課題(カリキュラム)があるのではなく、自分の課題を見つける/決める課題形成と、それを解決する教育が必要ということになります。
予測不可能で正解のないさまざまな問題に向き合う機会が多い中で、課題形成のスキルや知識、必要な人材を集めて解決行動をする中で学習していくことが重要であり合理的なのです。そのためにも、学校教育の現場でも今の時代に合った探求型学習の学習方法へと転換されつつあります。
混沌とした時代において「優秀な人材」とは、問題を見つける力がある人、冷静に分析できる人、それを問題解決へと導くことができる人です。探究型学習は、こうしたスキルを身につけるための人材育成に欠かせない要素です。
2024年度全国学力テストの結果から
文部科学省は7月29日、小学6年と中学3年の全員を対象に4月に実施した「2024年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。長野県内の公立校の平均正答率は、小6算数と中3数学がともに全国の公立を1ポイントほど下回った一方、小6と中3の国語はほぼ全国並みだった。県教育委員会は、課題を分析した上で授業の改善を図るとしている。
「自らの考えを表現する力」の伸び悩み
この結果から、改めて浮き彫りになったことがある。学習指導要領が提唱する「課題解決型能力」の向上に不可欠とされる「自らの考えを表現する力」が伸び悩んでいるのだ。県教育委員会は知識の習得に偏らない「探究型」学習を推進することで、表現力の育成に向けた模索を続けている。この力の定着には継続した取り組みが欠かせず、日頃から意識して取り組むことが一層重要になる。
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