2019年度のネ学ハッカソン第1弾は、クックパッドさんと共同で2 daysデザインサマーキャンプとして開催されました。
会場は恵比寿ガーデンプレイスタワー12Fにあるクックパッド株式会社本社です。初の学外開催となりました。
クックパッド本社の受付は、なんとキッチンになっています!
1日目は、クックパッドさんで実践されているサービス開発のプロセスを学びます。
会場の雰囲気はこんな感じ。キッチンから続いているカフェのような場所です。色々おしゃれですね。
クックパッドさんではリーンスタートアップという考え方に基づき、仮説、実行、検証を短い時間で繰り返しながらサービスを開発されているということでした。
今回のデザインサマーキャンプでは、「ひとり暮らしの料理の課題を解決するスマホアプリ」をテーマとして設定しています。ひとり暮らしをされているクックパッドのデザイナーさん3名を対象に、課題を探るべくインタビューをするところから始まりました。とても実践的です。
インタビューの内容をグループで精査して、アプリのテーマを決めていきます。
価値仮説シートというものを使って、ユーザと欲求、課題を明らかにします。その仮説に基づき1人8個の課題解決のアイディアを出していきます。
これがとても面白くて、1アイディア1分、合計8分でアイディアを出し切ります。Crazy 8’sといういうのだそうです。アイディアはカードくらいの大きさの絵で表現します。
みんな必死で8個出し切れるよう頑張りました。よく8個もアイディアが出るものだと感心します。
各自が出したアイディアをもとにグループで議論をして、アイディアを1つにまとめていきます。
このアイディアをペーパープロトタイプに落とし込んでいきます。それぞれのグループでこんな感じのものが出来上がりました。
一気にアプリぽい感じが出てきましたね。
このペーパープロトタイプを写真に撮り、Marvelというツールに取り込んで諸々設定すると、なんと便利!ペーパープロトタイプの絵のまま、スマホ上で動かせるプロトタイプになります。
これを先ほどインタビューさせていただいたデザイナーさん達に使ってもらい、どのくらい課題が解決できたのかを確認します。
たくさんのダメ出しをいただいて、それらをまとめて明日の2日目に備えます。
2日目は、Figmaを使ってプロトタイプをより本物のアプリに近づけていきます。
FigmaはUIデザインツールで、Adobe XDとほぼ同じような機能を備えています。クックパッドのデザイナーの方が講師となり、UIデザインのポイントを説明してくださいました。
さあ、あとは時間との戦いです。1日目にもらった改善案をふまえてFigmaでスマホアプリのデザインをしていきます。
最後に、インタビューを引き受けてくださったデザイナーさん達に対して最終成果物を発表し、講評をいただきました。
あっという間の2 daysが終わりました。今回はハッカソンというよりは、デザインワークショップという形式でしたので、たくさんのインプットがある濃い時間になったと思います。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。クックパッドさん、ありがとうございました!
来年も開催予定です。今年参加しそびれてしまった人たちは期待して待っていてください。