個性を活かす経営のリスク

個性を活かす経営手法のリスクを回避する

記載者┃木元秀典(価値観経営メソッド・代表者)

【管理が苦手で嫌いな人間が、経営者になってしまい、既存の管理が前提の経営と、自主性尊重のハザマで行ったり来たりの試行錯誤を繰り返し多くの失敗を経験。「中途半端は駄目だ!」と2013年に管理を完全に撤廃する方向へ一気に加速。既存のパラダイムの外に存在した、人が輝く経営手法を価値観経営メソッドとして体系化する】

「社員が輝くと、会社が輝く」

社員が輝くことを望む経営者は、実は非常に多いと感じています。社員が自由に伸び伸びと働く状況は、多くの経営者が理想として思い描くことではないでしょうか?でも、そこに踏み込むとなると、リスクの臭いがするという一面も経営者の本音。

【社員が伸び伸びと会社を伸ばしていく】そんな事、本当に実現するのでしょうか?

目次

  1. 「自由に伸び伸び」って危険?は、実は正しい」

  2. 社員に「自由に伸び伸びしていいよ」と言ってあげられる方法

  3. 「意志の力」より「環境の力」を整える

  4. 「自分の輝く職場」は、「大切な場所」になる

「自由に伸び伸び」って危険?は、実は正しい」

  • 「方向性も無く、好き勝手やるのは危なくないか?」

  • 「好き勝手は、視野が狭かったり経験が浅かったりしたら危険ではないか?」

こういう不安が頭を過るのは、経営者の危機管理の感覚が冴えているからです。そしてその危機管理を察知する感覚が会社を何度も救ってきたはずですし、これからも大事な感覚の1つですね(^^)

この感覚無しに「何でもOK〜!」というのは危険すぎる思想です。(弊社の「幸せ脳科学(研修)」の中で、脳の構造から発せられるこれらの信号の適切なバランスをお伝えしていますので、興味のある方は、問合せ下さい☆)

この危険信号は、必要な信号なのですが、同時に「社員が伸び伸び、生き生きと働く」という事に全面的な許可が出せない原因にもなり、ジレンマを生んでいます。

理想は「自由に伸び伸び、生き生き」働いて欲しい。

でも、その理想には、危険な臭いがするので踏み切れない。


そんな状態では、答えの出ない回答にモヤモヤしてしまいますね。「そこまでの器が、私にはまだ無いから・・・」と言う方もおられました。私には、我慢することが器だとは思えないです。経営者としての器が自分の意見を押し殺す我慢・・・そんな方法では、社長自身の心にフラストレーションが溜まってしまいませんか?

根性論や器の問題にしてしまっては、解決が遠のいてしまいます。社員か社長のどちらかが(もしくは両方が)我慢するノウハウからは決別しましょう。

課題の区分とプロセスの改善によって、それが可能になります。


社員に「自由に伸び伸びしていいよ」と言ってあげられる方法

もしも、あなたが危険だと思う状態がクリアされたらどうでしょうか?社員が「自由に伸び伸び、生き生き」働く環境が、社長の心配無しに作れるとしたらどう思いますか?

「それは理想的な状態に違いない!」

そう思ったのではないでしょうか?

私達も同じことを考えました。そして、様々な試行錯誤と検証、改善の結果3年間かけて生まれたのが、全ての社内研修プログラムの土台を成している「人生の出口研修」と「本質会議」です。


人生の出口研修は、やる度に

  • 成長を実感し、セルフイメージが改善します。

  • 自分自身が輝くことが当たり前となる習慣が身につきます。

  • 誰かに習うわけではなく、自分自身の「中から湧き出してくる動機」に突き動かされるようになります。

  • 理想とする生き方から日々の仕事に取り組む思考(社長のような思考方法)が身につきます。

このプロセスを経て、個人の価値観が上質の価値観へと昇華していきます(それもやる度に)。その結果、多くの社員が「自己実現や人生が輝く」というステージに自分を置くようになります。また、そうありたいと自分の内なる声がささやく様になります。


こうなってしまえば、会社は自己実現のために大切な場所として強く認識できます。自分の大切な場所を、自分たちの手でもっと良くしていきたいと思い、行動するようになるのは必然です。「社員が自由に伸び伸びやること」に対する危惧は、視野が狭くなってしまうことの危惧や経験不足への危惧、そして価値観の相違への危惧ではありませんか?

価値観が熟成されると自然と価値観の相違への危惧は減っていきます。仲間とともに会社という自己実現の場を進化させようという意識が芽生え、必然的に場を保つ仲間とのチームワークが生まれます。視野が狭くなったり経験不足への不安もチームとして互いに助け合うことで解消されます。

「人生の出口研修」には、特効薬のような効果はありません。

例えば、病気の治療を行うのではなく、病気にならない体づくりをする。そういう社内環境を常に健康に保つための研修です。そのため、定期的に開催することで、どんどん会社が良くなっていきます。


「意志の力」より「環境の力」を整える

やりたいと思っても、気付きがあっても、それだけでは何も変わらないことは多々あります。

例えば「ダイエット」を決意した人の多くは、「スタートは切れたけれども、継続はできなかった」という経験をしたことがあると思います。


何事も習得するには「意志」と「環境」の2つの条件が大事になります。


「意志」とは、自分自身が必要と思う事です。他人からの指示命令ではなく、内発的な気持ちです。「意思」は、情報を知った後に「やってみたい」という気持ちを起してくれます。「やってみたい」と思った事が純粋に「意思」です。しかし、意思だけで継続は、非常に困難です。継続するためには、「環境」を整えることが重要です。

人が輝く人生を送るためには、そのための習慣を手にする必要があります。「人生の出口研修」は、この「意思」と「環境」を手に入れるためのツールとなる研修です。上質の自分の人生という「意思」に気付き、会社全体で取り組む環境を作っていきます。この環境を創るために「本質会議」がとても効果的です(^^)

≫本質会議はコチラ


「自分の輝く職場」は、「大切な場所」になる

自分の実現したい未来やありたい姿が、どんどん明確になっていき、その実現は今いる職場で可能になる。そうなると、自分の職場、仕事全体はどんどん自分事になっていきます。


「自発的に働こう!」

「仕事にやりがいを見出そう!」と、口でどれだけ言っても、それで社員の自発性は育ちません(^_^;)

大切なことが明確になるから…

自分らしいあり方を実現したいから…

それを実現できる場所だから…

それを共に叶える仲間がいるから…

会社も仕事も自分事になり、主体性が発揮されるのです


理論や理屈だけでは、イメージは湧きにくいかもしれません。価値観経営メソッドの働き方を目の前で見学したり、様々な社員に実際に質問をしてみたりして、自社での未来をイメージしてみませんか?

≫人生の出口研修

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