書評

2018-19年に読売新聞の読書委員を務めました。委員は2週間に一回、読売新聞社の大きな会議室に集まり、大机に並んだ本の山を手さぐりながら、議論のすえ選書していました。専門外の本はその分野の方に感想を聞いたり、小説の書評は小説家の先生に書き方を教えてもらったりと、濃密かつ楽しい時間を過ごしました。本を読みながらご飯を食べる楽しい空間でした。 

書評を書くのは、他の原稿とは比べ物にならないほど大変です。他の仕事は失敗しても(まあ)自己責任ですが、書評は他人様の本(しかも傑作)が相手だからです。なので毎回必死の思いで書きましたし、神経を使いました。そのぶん書評した本が重版されたり賞を取ったりすると、大喜びしていました。たぶん著者と編集者の次くらいには喜んでいたと思います。

その後20-21年には朝日新聞の書評委員を拝命し、結局4年間、新聞の書評委員を務めました。私の人生のなかでも大きなウェイトを占める、まとまった量の書評を書きました。書評委員の制度がない日経新聞や雑誌で書いたものも合わせると、計100本以上書いています。

朝日新聞で書いた書評は「好書好日」でリスト化されています。その他を下記にリスト化しました。


読売新聞

 

日本経済新聞