立教大学理学部化学科
藤原研究室・薄膜物性化学
薄膜ナノマテリアルで拓く先端物質科学
当研究室では、真空成膜技術を駆使して、機能物性の発現が期待される無機固体物質(合金、金属酸化物など)の薄膜化に取り組んでいます。バルク不安定な相の安定化による新物質創製や積層構造における界面物性制御を通して、無機固体の物性を人工的に拡張・増強するための学理を構築するとともに、見出した物質や機能を各種材料やデバイスへと応用することにも力を入れています。
配属を検討中の学生さんへ:nmスケールの厚みの薄膜では、二次元性や界面の効果により、大きな結晶や粉末状の試料で知られているものとは異なる相(新物質)や性質(新物性)が生じることがあります。さらに、試料自体が極めて薄く、省資源化や軽量化のメリットがあるため、応用にも適しています。ぜひ一緒に、薄膜の魅力と可能性を追求し、立教オリジナルの成果を世界に発信しましょう!
Member (2024)
准教授(PI)・JST創発研究者
藤原 宏平
E-mail: kfujiwara_at_rikkyo.ac.jp
Researchmap
B4 7名
Research
薄膜新物質の物理化学
非平衡性の強い真空プロセスを介して、バルク不安定相(高圧相・高温相など)や薄膜新物質を安定化し、電子状態や物性を解明します。
Commun. Mater. (2020).
Chem. Mater. (2020).
APL Mater. (2019).
アモルファスの機能物性化学
特殊な原子配列や結晶格子の対称性に起因して生じる物性を各種応用に適したアモルファス薄膜に取り組むことに挑みます。
先進デバイス × 薄膜材料化学
次世代の電子素子、スピン素子、熱電変換素子などへの応用が期待されている現象に着目し、優れた特性を示す物質・材料を開発します。
Nature Phys. (2024).
Commun. Mater. (2021).
Nature Commun. (2013).
Access
〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
立教大学理学部化学科 4号館4131室
TEL: 03-3985-2365
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