株主あてウェバー書簡について

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ウェバー社長の説明は相変わらずEBITDAの一点張りです。ここに最大の問題があります。というよりも、最大の問題をEBITDAで隠していると思います。

EPS(一株利益)についても会計上のEPSではなく、「実質的なEPS」を配当金を維持する根拠としています。配当の原資は減価償却費を計上したあとの、会計上のEPSでなければなりません。これは企業が永続的な企業であり続けるためには、償却費を積み立てたあとの「純利益」を超えて配当してはいけないからです。

製造機械などの有形資産は経年劣化で10年もすると必ず壊れます。その時に設備を買い替えなければ事業は継続できず、企業は存続できません。健全で永続的な企業は「減価償却費」を十分に積み立てて、同水準以上の設備に更新し続けて競争力を維持する必要があります。

無形固定資産の償却もおなじです。特許の残存年数が毎年減っていくなかで償却費を積み立てて、更新投資をしていなければ、事業規模を維持できず、製薬企業としては衰退するだけです。とくにシャイアーの場合は売上高の半分以上がこの数年に買収してきたもので、膨大な無形資産が計上されています。その償却費は無視できません。従って、「考える会」は無形資産償却費も控除し、配当原資となるGAAPベースのEPSの推移を求めています。

本案件の発表直前に 最高財務責任者(CFO)が去ったのも、この辺に原因があったのかと思います。

EBITDAの問題は「考える会」のホームページに掲載しています、ご参照ください。(LINK ➔ ShireのEBITDAについて

株主あてウェバー書簡について「考える会」のコメント


ウェバー社長から株主へ2.pdf