目に見える天気の変化としてまず現れるのが雲と言って良いでしょう。雲の形や動きを観察すると、その後の天気をかなりの程度判断することができます。その場所で短時間の天気の予測をするには、一番確かな方法でしょう。
なお、ここに示した言い伝えは、必ずしも本当にそうなるとは限りません。よくあてはまるもの(たとえば、「夕焼けは明日晴れる」)がありますが、まったくあてはまらないもの(たとえば、「線香の煙がまっすぐのぼると雨」)もあります。根拠のないものもあり、中にはいましめ(たとえば、動物を殺さない・いじめないといういましめ)もあります。観察して、根拠や理由を考えるなどしてみてはいかがでしょう。
青空の釣針雲は雨(あおぞらの けばりぐもは あめ)
朝雲は晴れ(あさぐもは はれ)
朝雲り夕曇り(あさぐもり ゆうぐもり)
出雲は天気、入雲は雨(いずもは てんき、いりぐもは あめ)
いわし雲が出ると雨(いわしぐもがでると あめ)
うろこ雲が出ると雨(うろこぐもがでると あめ)
雲中に大音響あるときは大雪の兆し(うんちゅうに だいおんきょうあるときは おおゆきの きざし)
おぼろ雲は雨(おぼろぐもは あめ)
雲が早く走る時は天気が悪くなる(くもがはやくながれると てんきがわるくなる)
雲が東に流れると晴れ,南に流れると雨(くもがひがしにながれるとはれ、 みなみにながれるとあめ)
雲のけんかは雨(くものけんかは あめ)
さば雲は雨のきざし(さばぐもは あめのきざし)
梅雨に夕立雲が出れば日照り(つゆに ゆうだちぐもがでれば ひでり)
波形の雲は雨(なみがたのくもは あめ)
なみ雲がでると明日は雨(なみぐもがでると あしたはあめ)
上り雲は雨、下り雲は晴れ(のぼりぐもは あめ、くだりぐもは はれ)
飛行機雲がくっきり出ると晴れ(ひこうきぐもが くっきりでると はれ)
飛行機雲がでると雨(ひこうきぐもがでるとあめ)
ひつじ雲は雨(ひつじぐもは あめ)
ふわふわ雲が出ると晴れ(ふわふわぐもがでると はれ)
山にかさ雲がかかると雨(やまに かさぐもがかかると あめ)
山に雲がかかると雨(やまに くもがかかると あめ)
山に黒雲かかれば雨(やまに くろくもがかかれば あめ)
山にはち巻がかかると晴れ(やまに はちまきぐもがかかると はれ)
夕ぐもりは雨(ゆうぐもりは あめ)
肋骨状のすじ雲は雨(ろっこつじょうの すじぐもは あめ)
わた雲が出ると風や雨がはげしくなる(わたぐもがでると かぜやあめが はげしくなる)
秋の夕焼けはかまをとげ(あきのゆうやけは かまをとげ)
朝虹は雨(あさにじは あめ)
朝焼けは雨(あさやけは あめ)
空が赤いと雪がふる(そらがあかいと ゆきがふる)
虹が川をわたってかかると雨(にじが かわをわたってかかると あめ)
夕虹は晴れ(ゆうにじは はれ)
夕焼けは晴れ(ゆうやけは はれ)
太陽や月が傘をかぶると雨(たいようやつきが かさをかぶると あめ)
太陽や月に輪がかかると雨(たいようやつきに わがかかると あめ)
月夜や闇夜に雪はふらない(つきよや やみよに ゆきはふらない)
星がちらちらすると翌日は雨か風(ほしがちらちらすると よくじつは あめかかぜ)
星が出たら次の日は晴れ(ほしがでたら つごのひは はれ)
星がまたたくと風が強くなる(ほしがまたたくと かぜがつよくなる)
星空がみえると次の日は雨(ほしぞれがみえると つぎのひは あめ)
満月の日は晴れ(まんげつのひは はれ)
海の南風が強いと雨(うみのみなみかぜがつよいと あめ)
大風のあしたは、上天気(おおかぜのあしたは、じょうてんき)
風がやむと雨がふる(かぜがやむと あめがふる)
けむりが西へなびくと雨、東へなびくと晴れ(けむりが にしへたなびくと あめ、ひがしへ たなびくと はれ)
けむりがまっすぐにたつと晴れ(けむりが まっすぐたつと はれ)
台風の次の日は晴れ(たいふうのつぎのひは はれ)
台風は波が先(たいふうは なみがさき)
強い南風は晴(つよいみなみかぜは はれ)
七つ目の波に気をつけろ(ななつめのなみに きをつけろ)
波に泡が立つと風雨(なみにあわがたつと ふうう)
西風は晴れ(にしかぜは はれ)
西の風は日暮れまで(にしのかぜは ひぐれまで)
東風は雨(ひがしかぜは あめ)
北西の風は雨または雪(ほくせいのかぜは あめまたはゆき)
星がちらちらすると翌日は雨か風(ほしがちらちらすると よくじつは あめかかぜ)
星がまたたくと風が強くなる(ほしがまたたくと かぜがつよくなる)
南風がふくと雨が降りそうでも降らない(みなみかぜがふくと あめがふりそうでも ふらない)
南風と潮の渦巻きは雨(みなみかぜと しおのうずまきは あめ)
南風は日暮れまで(みなみかぜは ひぐれまで)
蒸し暑い南風は雨(むしあついみなみかぜは あめ)
わた雲が出ると風や雨がはげしくなる(わたぐもがでると かぜやあめが はげしくなる)
12月に雷が落ちると雪が多い(12がつに かみなりがおちると ゆきがおおい)
朝の雷に川越すな(あさのかみなりに かわこすな)
朝の雷は隣にも行くな(あさのかみなりは となりにも いくな)
雷の音がすると雨(かみなりの おとがすると あめ)
東で雷が鳴ると100日晴れる(ひがしでかみなりがなると 100にち はれる)
東の雷、雨降らず(ひがしのかみなり、あめふらず)
冬の雷は錨を切って逃げよ(ふゆのかみなりは いかりをきってにげよ)
夕立は一日降らず(ゆうだちは いちにちふらず)
朝霧、朝露は晴れ(あさぎり、あさつゆは はれ)
大霜の朝の日は晴れ(おおしものあさのひは はれ)
霧が上がると晴れ(きりがあがると はれ)
霜の多い年は雹が少ない(しものおおいとしは ひょうがすくない)
朝遠くの山が見えると晴れ(あさ とおくのやまがみえると はれ)
遠くの山が見えると晴れ(とおくのやまがみえると はれ)
西の山が見えれば天気(にしのやまがみえれば てんき)
冬山にかすみがかかれば2,3日でくもり(ふゆやまに かすみがかかれば 2・3にちで くもり)
山が近くに見えると雨(やまが ちかくにみえると あめ)
山にかさ雲がかかると雨(やまに かさぐもがかかると あめ)
山に雲がかかると雨(やまに くもがかかると あめ)
山に黒雲かかれば雨(やまに くろくもがかかれば あめ)
山にはち巻がかかると晴れ(やまに はちまきぐもがかかると はれ)
山の方が晴れると天気(やまのほうが はれると てんき)
朝、スズメがさえずると晴(あさ、すずめがさえずると はれ)
アリが穴をふさぐと雨(ありが あなをふざぐと あめ)
アリが行列を作ると雨(ありが ぎょうれつをつくると あめ)
アリに水をかけると雨(ありに みずをかけると あめ)
牛の鼻がかわいていると晴れになる(うしの はながかわいていると はれ)
カエルがとび回ると雨(かえるが とびまわると あめ)
カエルが鳴くと雨(かえるがなくと あめ)
カエルをいじめる(殺す)と雨がふる(かえるをいじめる(ころす)と あめ)
柿がたくさんなると雪がふる(かきがたくさんなると ゆきがふる)
カメムシが多く出ると雪が多い(かめむしが おおくでると ゆきがおおい)
カラスの帰りがおそいと翌日は雨(からすのかえりがおそいと よくじつはあめ)
クモが巣をはると晴れになる(くもが すをはると はれる)
魚が水面でパクパクすると雨が近い(さかなが すいめんで ぱくぱくすると あめがちがい)
魚が水の上をはねると雨(さかなが みずのうえを はねると あめ)
魚が集まると晴れ(さかなかが あつまると はれ)
魚を釣るより天気を釣れ(さかなをつるより てんきをつれ)
タカやトンビが高く飛ぶと晴れ、低く飛ぶと雨(たかやとんびが たかくとぶとはれ、ひくくとぶとあめ)
鳥(ツバメ・スズメ)が低く飛ぶと雨(とり(つばめ・すずめ)が ひくくとぶ あめ)
鳥(ツバメ・スズメ)が水をあびると雨(とり(つばめ・すずめ)が みずをあびると あめ)
鳥が高く飛ぶと晴れ(とりが たかくとぶと はれ)
トンビが川の上で鳴くと雨(とんびが かわのうえでなくと あめ)
トンボが家の中に入ってきたら晴れ(とんぼが いえのなかにはいってきたら はれ)
ネコが顔をあらうと雨ちかい(ねこが かおをあらうと あめちかい)
ネコが顔を洗うと晴れ(ねこが かおをあらうと はれ)
ネコがさわぐと明日雨(ねこが さわぐと あしたあめ)
ネコが耳まで顔を洗うと雨(ねこが みみまでかおをあらうと あめ)
ハコベが花を閉じると雨(はこべが はなをとじると あめ)
ヘビが木に上がるときは天気(へびが きにのぼるときは てんき)
変な虫が出ると雨(へんなむしがでると あめ)
ミミズが道にでると雨(みみずが みちにでると あめ)
ミミズを踏むと雨(みみずを ふむと あめ)
虫(カマキリ)が卵を高いところにうみつけると雪が多い(むし(かまきり)が たまごをたかいところにうみつけると ゆきがおい)
モズのはやにえの位置が高いと雪多い(もずの はやにえのいちがたかいと ゆきおおい)
海なりがすると嵐がやってくる(うみなりがすると あらしがくる)
雲中に大音響あるときは大雪の兆し(うんちゅうに だいおんきょうあるときは おおゆきの きざし)
雷の音がすると雨(かみなりの おとがすると あめ)
遠くの音がよく聞こえると雨(とおくのおとが よくきこえると あめ)
○○池に石を投げると雨がふる(○○いけに いしをなげると あめ)
秋蒸し暑ければ大雨(あき むしあつければ おおあめ)
朝雨に傘いらず(あさあめに かさいらず)
朝雨は、女の腕まくり(あさあめは おんなの うでまくり)
朝突然降り始めた雪はすぐに止む(あさ とつぜんふりだしたゆきは すぐにやむ)
雨降って地かたまる(あめふって じかたまる)
かつおぶしがやわらかくけずれると雨(かつおぶしが やわらかく けずれると あめ)
くつをなげて上を向くと晴れ、横は曇り、裏は雨(くつをながて うえをむくとはれ、よこはくもり、うらはあめ)
曇って蒸し暑いときは雨(くもって むしあついと あめ)
けむりが西へなびくと雨、東へなびくと晴れ(けむりが にしへたなびくと あめ、ひがしへ たなびくと はれ)
けむりがまっすぐにたつと晴れ(けむりが まっすぐたつと はれ)
子供が騒ぐと雨(こどもが さわぐと あめ)
ごはんが茶わんにつきやすいと晴れ(ごはんが ちゃわんにつきやすいと はれ)
しき石がしめれば雨(しきいしが しめれば あめ)
線香の煙がまっすぐのぼると雨(せんこうの けむりが まっすぐのぼると あめ)
線香の煙がまっすぐのぼると晴れ(せんこうの けむりが まっすぐのぼると はれ)
たばこのにおいがいいにおいに感じると雨(たばこのにおいが いいにおいにかんじると あめ)
土間がしめっていると雨(どまが しめっていると あめ)
夏に雨がふると雪が少ない(なつに あめがふると ゆきがすくない)
なべの表面がしめると雨(なべの ひょうめんが しめると あめ)
ムシムシすると雨がふる(むしむしすると あめがふる)
蒸すと,次の日は雨(むすと つぎのひは あめ)
指先にしわができると天気がくだる(ふろにはいっている時)(ゆびさきに しわができると てんきがくだる(ふろにはいっているとき))