University of Malaya , Malaysia
マラヤ大学,マレーシア
派遣期間:2025/09/29 ~ 2025/10/13
クアラルンプールに到着。
派遣先学生に空港迎えに来ていただき、一緒に食事をし、ナシゴレンというマレーシア料理を食べた。
その後ホテルに到着。
クアラルンプールの街並み
マラヤ大学のLee教授にお会いし、ブランチを一緒に食べて、その後研究室を案内していただいた。
研究室での記念撮影
他大学の教授や留学生と一緒に昼食をとり、研究に関するお話を聞いた。
Lee教授と指導教員を交えて、留学中の研究に関するミーティングを行った。
様々な計算ソフトを教えてもらった。ソフトで自分の研究する物質の構造を作り、計算化学の基礎を学んだ。
10/6に研究紹介のプレゼンがあり、その準備をホテルでしていた。気晴らしに大学の周りを少し歩いた。大学内はかなり自然豊かで、日本とは異なり熱帯の植物が生い茂り、サルが生息していた。
マラヤ大学敷地内
ホテルで10/6のプレゼンの準備を進めた。昼食でナシゴレンというマレーシア料理を頂いた。ナシゴレンはピーナッツのような豆や米、鶏肉、野菜などが1つの皿に乗った料理である。米が入っており、日本人の舌に合う料理だと感じた。
他の研究室も交えて研究紹介のプレゼンを行った。他の人と研究分野が全く違うため、プレゼンで理解しきれないことも多かったが、とても参考になる内容ばかりだった。終了後にドクターの方にKLタワーやチャイナタウンに連れて行ってもらった。KLタワー近郊はかなり発展しており、東京の景色に似ていた。チャイナタウンに関しては雰囲気が横浜の中華街に似ていた。1つの都市内で様々な国の文化を感じることができ、とても興味深い体験だった。
集合写真
引き続き計算化学に関する研究を行った。帰りにマレーシアの夜市に連れて行ってもらった。市場では食べ物から、衣類や時計などの雑貨に至るまで様々なものが売られていた。マラヤ大学の学生の話によると、この市場は「月・木はマレーシアの店、火・水は中国の店」というように曜日ごとに出店する店が変わるそうだ。試しにドリアンを買いホテルで食べてみた。匂いは強く、食感は煮だした芋のようでべちゃっとしていたが、味はサツマイモに似ていておいしかった。
市場の写真
インドから来ているポスドクの方と一緒に、学生と教授合わせて4人でインド料理屋で食事をした。インド人のポスドクの方は、本場の食事法で食器を使わず素手で食事をしており、文化の違いを感じさせられた。
インド人のポスドクの方とマラヤ大学の研究室生の3人で、クアラルンプール市内の観光地をドライブして周った。最初にバトゥ洞窟という場所に行った。バトゥ洞窟はヒンドゥー教の聖地の洞窟である。洞窟は石灰岩で構成されており、洞窟内外に神像や寺院の建物がある。基本的に建築物は新しく改築されたものであったが、鍾乳石の洞窟からは歴史を感じさせられた。次にブルーモスクとピンクモスクという場所に向かった。モスクはイスラム教徒の礼拝堂であり、ブールーモスクやピンクモスクはその名の通り、青やピンク色をしており、モスクの中でもかなり大きい部類である。実際に中でイスラム教徒が礼拝をしており、イスラム文化に触れることができた。
バトゥ洞窟の長く続く階段
バトゥ洞窟頂上
ブルーモスク
ピンクモスク
計算化学の研究を行った。PCのエラーなどでなかなかうまく進まない中、派遣先の教授とドクターにもずいぶんと手伝っていただき、何とか目標としていた計算を行うことができた。
本日は休日のため、大学近くを散策した。大学付近には天后宮という中国寺院があり、そこに観光に行った。夕方に行ったため、ライトアップされており、とても風情を感じられた。散策で分かったことだが、クアラルンプールには美術館や植物園、動物園などの施設が多く密集しており、計画都市であることを実感した。
本日も休日のため、市内のショッピングモール近辺を散策した。モールではインド服やチャイナ服、ユニクロやニトリなど様々な国の店が混在していた。買い物に来ている人種も様々で、マレーシアの多文化社会が深く印象に残った。クアラルンプールにはショッピングモールが数多くあり、その一つ一つがとても大きい。市の発展に伴って、人口が増加し、それらの需要も高まっているのかもしれない。
準備を行い、帰路に着いた。多民族国家であるマレーシアでは、日本では感じられないような多種多様な文化を感じられた。留学前は言語の壁や宗教的違いなどの漠然とした不安を感じていたが、マレーシアの人々が優しかったこともあり、終えてみると、そういった不安は消えていた。
先入観に捕らわれすぎると自身の視野を狭めてしまう。「まずやってみる(行ってみる)」ことの大切さを、この留学で学ぶことができた。
上空からのマレーシアの写真