ASW2024summer
RMUTT-D2D
活動日誌
Rajamangala University of Technology Thanyaburi , Thailand
ラジャマンガラ工科大学タンヤブリ校,タイ
派遣期間:2024/08/24 ~ 2024/09/26
2024/08/24
現地に到着
日本に比べやや湿気が多いように感じた.
強い夕立が多いらしく,折り畳み傘を持ち歩くように気を付けようと思った.
2024/08/25
朝食はホテルの1階にある食堂でトースト・タイ米,鶏肉のスープ,春雨サラダなどから自分で取っていくスタイルだった.コーヒー,ココア,水も用意されていた.辛味調味料なども.
昼頃に街を散策し,近く(徒歩15分程度?)のセブンイレブンや現地のスーパー,ドラッグストアで買い物.不足していたボディソープやハンドソープ,ティッシュに消臭スプレーなどを購入.
昼食はミスタードーナツでドーナツを買ってみた.
キャッシュレス決済のみなので注意.
夕食は大学近くのお店で食べた.
カレー,チャーハン,ソーセージサラダ,ライスなどを頼んだが,日本語はおろか英語もまともに通じず辛いわ量が多すぎるわで大変だった.水と氷は用意されている分は請求されるっぽい?
夕食後の様子
2024/08/26
本日は朝から大学構内をいろいろ案内した後に夕食に連れて行ったもらった.
最初にロータス&ウォーターリリィミュージアム,ハスとスイレンの博物館に行った.
そこではハスやスイレンの栽培・品種改良が行われており,中には世界大会でチャンピオンに輝いた品種もある.
2009年に王女殿下の要請に基づき建設されたとのこと.
その後,航空電子工学コースの整備工場を見学した.
セスナの運転席でエンジンをかけプロペラを回したり,パイロットシミュレーターを体験したり,現役を引退した機内を見学したりした.
ラジオ・テレビ放送工学コースの方では,ディレクションを行うブースや,スタジオをいくつか見学した.
昼食は学内のカフェテリアでとった.飲み物を買ったら思っていたよりも大きなスムージーだった.
昼食後は本格的な写真撮影用スタジオで写真を撮ったり撮ってもらったりした.
その後のガイダンスでは簡単な自己紹介を行い,今後のスケジュールや実験,大学周辺の情報を共有してもらった.
夕食は大学から車で15分程度のところに連れて行ってもらい,トムヤムクンやグリルチキン,チャーハンなどを楽しんだ.ビールも飲ませてもらって,日本のものに近くアッサリとした味わいだった.
2024/08/27
今日は午前中にタイ語のレッスンを受けた.挨拶や数の数え方,日常で使えるフレーズなどをいくつか教えてもらった.発音が5種類ありそれによって意味が異なる点や,文字の複雑さが難しく感じた.
午後は今後の実験のための準備.機材や環境が普段と違うので時間がかかりそう.
夕食は学内で火・水・木曜日に開かれる屋台通りでハンバーガーや焼きそばを購入.ハンバーガーは日本のものに近かったが,焼きそばは見た目こそ似ていたが味は違うものだった.
2024/08/28
今日は実験準備を進める日.
モニターキャリブレーションを進める班と実験用プログラムの動作確認をする班に分かれ作業.
どちらもおおむね順調.
湯舟がなかったり野菜の摂取量が減って免疫が下がったことに加え,室内外の寒暖差や冷房により参加者の一人が熱発.
2024/08/29
引き続き実験準備.モニターキャリブレーションは終了し,大まかな実験準備は完了した.
翌日は,実験のアポ取りなどの準備を行う.
2024/08/30
日本人2人を対象に簡単に実験を実施.操作や記録等に問題がないことを確認した.
午後には大学からバスで1時間ほどかけてFuture Parkへ遊びに行った.「セントラル」と「ロビンソン」という大型デパート2つが1つの建物に入っており,何でもそろう付近でも人気のショッピングモール.スシローで昼食を食べた後はデパート内を散策して,すき屋で牛丼買って帰った.
2024/08/31
今日は,明日のバンコク観光に向け,各自休息した.
2024/09/01
今日はバンコクで観光をした.バンコクへは,途中までタクシーを使い,その後電車で向かった.
タイのショップングモールは想像以上に大きく,かなり発展していることが分かったが,交通の整備が行き届いておらず,電車の出発時刻が分からなかったり,渋滞などもよく見受けられたりした.また,タイにも日本のアニメのコスプレをしている人がいて驚いた.
午後には,マハナコンタワー(MahaNakhon Tower)に訪れた.マハナコンタワーは,バンコクの中心部に位置するタイで最も高いビルの一つであり,その独特なデザインと壮大な高さが,街のスカイラインに際立っており,強い印象を受けた.
まず,タワーの外観は本当にユニークであった.ビルの外側に「ピクセル化」されたような形状があり,そのデザインはまるでビルの一部が取り除かれたかのような不規則な形状をしていた.この革新的なデザインは,現代的でありながら,バンコクのダイナミックな雰囲気を象徴しているように感じられた.
タワーの頂上にある展望デッキからは,360度のパノラマビューが楽しめ,バンコクの広がりを一望でき,特に夕方から夜にかけては,街の灯りが輝き,非常に美しい景色が広がっていた.また,スカイウォークと呼ばれるガラス張りの床のエリアもあり,そこに立つと,まるで空中を歩いているように感じられ,スリリングな体験ができた.
2024/09/02
本日は,現地の学生に実験のアポを取りに行った.また,実験環境の確認のためモニター上に任意の色が提示できているかの確認も行なった.
また,一人が腹痛で療養中である.
2024/09/03
本日は現地の学生1名に実験に参加してもらい,午後には写真に関する授業を受けた.
授業ではレンズの種類や人物像の取り方やアングルの種類などを説明され,課題として実際にスマホで撮影を行った.
2024/09/04
本日は午前は写真に関する実験に協力した.また,空いている学生でタイの学生に実験のアポをとりに行った.
午後はTシャツに自分の好きなデザインをプリントするWorkshopに参加した.Tシャツへのプリントは写真のように行われた.簡単なデザインだったのもあり,案外簡単にできるんだなと思った.
Workshopが行われた建物には本を印刷するための機械や布のような素材に印刷するための機械などがあった.RMUTTはとても設備が整った大学であると感じた.
2024/09/05
本日はタイの学生5名に対し,実験を行った.
その後,タイの学生と大学で行われているマーケットに行った.タイの学生に綿菓子のようなものを生地で包んだもの(写真参照)をすすめられた.綿菓子のようなものと生地との相性がよく,とても美味しかった.
2024/09/06
本日は3名の被験者に対し実験を行った.
2024/09/07
本日は各自休暇を楽しんだ.
私はパタヤに行った.パタヤはバンコクから車で約150 km離れた場所にあるリゾート地である.
まず早朝に出発し,BTSのエカマイ駅近くのバスステーションまで行った.バスステーションではバス会社ごとにチケット売り場が分かれていた.パタヤまで行く一番人気なバスは大型バスであったが,その横にあるあまり人気のないバス会社の方がずっと「パタヤ,パタヤ」と言って客引きをしていた.これは日本では見ない光景なので面白いと思った.
そして,バスで2時間かけてパタヤのバスステーションに着き,タクシーでサンクチュアリー・オブ・トゥルースに行った.ここはまだ建設途中だが,中に入って見学することができた.特徴としては,釘を使っていないこと,建物内の彫刻一つ一つにストーリがあることである.彫刻はどれも繊細で,とても時間がかかっていそうだった.実際に建設作業も行われていたが,もちろん機械は使われていなかった.完成までものすごい時間がかかりそうだが,完成したらまた来たいと思った.
次にパタヤビーチに行った.パタヤビーチの海水は汚く,泳いでいる人は誰もいなかったがその代わりに船がたくさん浮かんでいた.海がまるで道路のような光景は見たことがなく,面白いと思った.
次にラン島に行った.ラン島へはフェリーで40分,ジェットボードで15分で行くことができる.今回はジェットボードで行った.ジェットボードはパタヤを離れるとスピードを上げ,かなりのスピードでラン島へ向かった.乗ったジェットボードは小さかったためか,走行中何回も跳ねた.これにより非常に恐怖を感じた.特に自分の隣の男性が座席から浮き上がっていた時はかなりの恐怖を感じた.また,船が跳ねるたびに海水が物凄い勢いで船内に入ってきて,体も顔もビショビショになった.もはやこれもアクティビティの一つであると感じた.
なんとか無事にラン島に到着した後は乗り合いタクシーに乗ってサマエビーチへ行った.ここは海水も綺麗だったため,海水浴を行った.着替える場所はトイレしかなく,1回の利用に10バーツかかる.隣にシャワーもあり,これは1回50バーツだが,実際はシャワーではなく,バケツに入った水で体を流すというスタイルだったので正直高いと思った.波が思ったよりも高く,かなり楽しかった.水温も冷たすぎず,ちょうどよかった.
ラン島からの帰りもジェットボードに乗った.帰りは船体が大きかったため,恐怖を感じることはなかった.怖がりな人は大きめなジェットボードに乗るのが良さそう.
そして帰りもバスと電車とタクシーを乗り継いで無事RMUTTに帰ることができた.パタヤはかなり離れた場所ではあったが,とても楽しい場所であると感じた.
2024/09/08
今日は各自休暇を楽しんだ.
私は8番ラーメンを食べに行った.8番ラーメンとは北陸が発祥のラーメンのチェーン店である.東京にはお店がないが,なぜかタイには150店舗以上ある.日本の8番ラーメンの主力商品である野菜ラーメンはなかったが,それ以外は日本と変わらないメニューであった.またタイ限定のメニューとしてトムヤムクンラーメンがあった.今回はこれとグアバジュースを注文した.まずグアバジュースが届き,飲んでみるとキウイのような味でとても美味しかった.次にいよいよラーメンが届いた.「8」と書いてあるかまぼこはタイでも健在のようだった.まずスープを飲んでみると辛くて酸っぱいトムヤムクンの味がした.辛いのがそこまで得意というわけではないので少し心配だったが,思ったより辛くはなかった.そして,麺をすすってみると太麺とスープがマッチしていてとても美味しかった.具材にはエビ,マッシュルーム,ねぎが入っておりどれもラーメンと合っていてとても美味しかった.日本でもレギュラーメニューにして欲しいと思った.
同じ日に8番ラーメンをデリバリーした学生もおり,やはり8番ラーメンはいろんな人に愛されるラーメンであると感じた.
2024/09/09
本日はThai Danceを行った.Thai Danceは日本の盆踊りのようなもので,円を描くように歩きながら踊る踊りである.今回はタイの民族衣装を着てThai Danceを習った.指先の動きがとても大事で,普段やらないような動きをするためとても疲れた.タイの人は小学生の頃に習うらしい.これも盆踊りと似ていると思った.11月にはThai Danceを踊る祭りがあり,生で見てみたいと思った.
その後,タイの伝統的な楽器の演奏を聞かせてもらった.タイの楽器はどこか日本に似ていると感じた.
2024/09/10
本日は視覚に関する実験を受けた.
2024/09/11
本日は被験者3名に実験する予定だったが,1名が研究室に来なかったため,2名に実験を行った.ちょっと悲しい.
今日受けてもらった被験者の友人にポッキーをもらったのだが,それがとても辛かった.国の好みによって発売されている味も違うのだなと感じた.
2024/09/12
今日はとても充実した一日だった.まず,バンコクで北海道情報大学の人たちをバスでピックアップした.彼らと合流した後,私たちは皆で「コンゴーン市場」に向かい,そこで美味しいタイ料理を楽しみながら昼食を取った.「コンゴーン市場」の名前の由来は,昔売り物が地面に置いてあったのだが,それを「かがんで取る」という動作が語源になっていると聞き興味深いと感じた.市場では,カラフルで活気ある雰囲気が広がり,新鮮な果物やスパイス,お土産がたくさん並んでいて,とても賑やかだった.いくつかのおみやげも買い,地元の文化や特産品に触れることができた.
次に,私たちは「タイの日本人村」へと向かった.ここは,日本人がかつて2000人規模で住んでいた場所で,外の庭は日本庭園を模したような作りになっており,少し日本に帰ったような気分になった.さらに,日本の歴史とともにタイの歴史を知ることができ,タイのかつての首都アユタヤには,様々な国から貿易船が来航し,日本人村だけでなく,貿易相手の各国々の独自の村が栄えていたことを知り驚いた.
その後,タイの歴史的な名所である「アユタヤ遺跡」を訪れた。アユタヤ遺跡は、かつてタイ王国の首都であり、その歴史は約400年前に遡る。14世紀に創設され、18世紀後半まで栄えたアユタヤ王朝は、タイだけでなく東南アジア全域に大きな影響を与えた。その首都であったアユタヤは、文化、商業、政治の中心地として、多くの国と交易を行い、繁栄を極めた。そのため、寺院や宮殿にはタイ独自の美しさと、異国の重厚さが巧みに融合していた。
遺跡の中でも特に印象的なのが、巨大な仏像や壮大な仏教寺院である。たとえば、「ワット・プラ・シー・サンペット」は、かつてアユタヤ王朝の最も重要な寺院であり、3つの壮大な仏塔が特徴的であった。この寺院は、アユタヤ時代の宗教的・政治的中心であり、かつては黄金で覆われた巨大な仏像が祀られていたと言われていおり,また,「ワット・マハタート」には、仏像の頭が木の根に絡まっている有名な姿がある。この独特な光景は、自然と文明が時を経て共存する象徴として、多くの観光客を魅了していた。
さらに、象に乗るという貴重な体験もした!象に乗るのは初めてで、そのゆったりとした歩みと大きな揺れがとても印象的だった.象の背中から見るアユタヤの景色は一段と美しく,まるでタイの古代にタイムスリップしたかのような気持ちになった.
今日は,新しい友人たちとたくさんの歴史と文化に触れることができ,本当に楽しい一日だった.特に,親切な案内をしてくれたRMUTTの学生には感謝したい.バンコクの都会の喧騒とは一味違う,タイの歴史的な一面を見ることができて、心に残る経験となった.
2024/09/13
本日は午前は3名の被験者に対して実験を行い,午後は"International day"に参加した.
International dayは毎年行われているイベントだそうで,留学生が文化を紹介するために屋台を開いていた.まず私たちはタイの屋台に行き,ジュースをアイスにしたものをいただき,その後,タイのお菓子を紹介してもらった.
また,さまざまなタイ料理が振る舞われていた.私たちはタイティーとパッタイをいただいた.まずタイティーはミルクティーをさらに甘くして紅茶の成分を抜いたような味で(伝わってほしい)とても美味しかった.パッタイはタイ風の焼きそばで人気のメニューだそう.食べてみると,少しの辛味と酸っぱさがあり,それがとても美味しかった.麺はもちもちで餅をさらに柔らかくしたような味だった.具材は卵ともやしが入っており,麺とよく合っていた.パッタイに添えられている黄色のものはバナナの花である.食べてみると意外とクセがなく味はほぼなかった.パッタイと一緒に食べると美味しかった.
パッタイを食べながらステージで行われていたショーを見た.ショーの始めには学長?らしき人が話していたが,その話がとても長かった.偉い人の話が長いのはタイでも変わらないらしい.ショーではタイだけでなく,ベトナムや韓国の留学生がダンスを披露していた.最後に歌を披露しており,最初はステージに上がっている人が歌っていたのだが,途中からステージの後ろにいた司会の人が歌っていた.これはどういう意図なのかがよくわからなかったが,歌は上手かったのでとても感動した.
2024/09/14
本日は各自休息をとった.
2024/09/15
本日は学生3名でいくつかの場所を観光した.まずはチャトゥチャック市場とそのすぐ近くにあるJJモールへ行った.着いた時間がちょうどお昼の時間だったので,まずはJJモールのフードコートで食事をした.フードコートには様々な料理があり,タイ料理だけではなく中華料理や日本料理もあった.また,支払い方法が特徴的で,フードコートの真ん中にあるカウンターでカードをもらいそのカードにお金をチャージして各店舗で使うという方法だった.12日の夜に行ったBig Cでも同じ方法だったのでタイでは一般的なのかもしれない.
次にチャトゥチャック市場へ行った.ここはWeekendマーケットで週末しか開いていない.それにも関わらず,外国人観光客がたくさんいたことに驚いた.広さもとても広く,かつ一つの店舗の大きさが非常に小さいため1日で全て見て回るのは困難であった.市場には服や食品,鞄など様々なものが売られていた.値段も観光地価格というよりは一般的な値段でお財布にも優しい市場であると感じた.
また,JJモールとチャトゥチャック市場のどちらにも言えることだが,タイマッサージの店が非常に多かった.そのためあらゆるところでタイマッサージの呼び込みを行っていた.
次にドンターンサームコークへ行った.チャトゥチャック市場からは地下鉄と電車とタクシーを乗り継いで行った.途中で乗ったレッドラインという路線は長距離列車が走る線路と並走していたのだが,レッドラインの普通列車の方が最高速度が速く,長距離列車を何度も追い抜いて行ったのがとても印象的であった.
ドンターンサームコークでは写真のような田園風景を見ることができた.人は少なかったので穴場スポットだと思った.
そこからRMUTTまではタクシーで帰った.タクシーの運転手に「Chainese?」と聞かれ「Japanese」と答えると日本語で「ありがとうございます」と言っていただき,とても微笑ましい気分になった.
2024/09/16
本日,午後の実験で三人の被験者を担当する予定だったが,誰も来なかった.被験者を集める難しさを改めて実感した.
来なかった理由は様々考えられるが,時間が合わなかったり,案内がうまく伝わっていなかったり,動機付けが弱かった可能性がある.特に,平日の午後は忙しい人が多く,参加が難しい時間帯かもしれない.
今後は,募集方法や時間帯を見直したり,リマインダーを工夫する必要がありそうだ.参加しやすい環境を整えることに加え,動機付けを強化するためにインセンティブの再考も必要だろう.
この経験を通して,今後の実験に向けた改善点が見えた.
2024/09/17
本日は実験がなかったので各自休息をとった.
2024/09/18
今日はRMUTTの学生と一緒にバンコクで観光をした.まず,ワット・プラケオに行ってきた.境内にあるエメラルド仏の荘厳さには息を呑むほどで,金色に輝く寺院や建物がタイの王室と歴史を象徴していた.境内は撮影が禁止されているので,ネット上でも資料があまりなく,実際にエメラルド仏を見ることができたのはとても貴重な体験ができた.多くの参拝者が訪れる中で,神聖な雰囲気を感じながらゆっくりと寺院を見て回ることができた.
その後,船に乗ってチャオプラヤー川を渡り,ワット・アルンへ移動.川を渡る船から見るバンコクの景色は開放感があったが,川が汚いので落ち着くことはできず,早く降りたいと思った.ワット・アルンの美しい仏塔は、カンボジアのアンコールワットを彷彿させる作りで,神秘的な雰囲気を放っていて,特にその細部の装飾や建築の美しさに感動した.
タイの歴史と文化を体感でき,非常に豊かな一日だった.
2024/09/19
本日の午前はグリーンカレーを作った.グリーンカレーはスパイスとココナッツミルクとバジルと丸いナスのようなもの(名前忘れました)とナンプラーと鶏肉を入れて作成した.作り方自体は具材を入れて煮込むので日本とあまり変わらなかったが,味は日本のものとは異なるものだった.辛さはもちろん辛く,またナンプラーの酸味があった.そしてそこにココナッツミルクのまろやかさが加わり非常に美味しい料理であった.また,カレーにはそうめんのような麺を入れ,カレーも日本のようにどろどろではなく,水気が多くスープのような感じだった.同じカレーでも国によって異なることが分かった.日本に帰ったと気に作ってみたいと思った.
午後は3名の被験者に対して実験を行った.
2024/09/20
本日は実験でできたタイの友達との自由な時間であったが,残念ながら友達ができなかったので各自自由な日とした.お互いに英語があまり上手ではないことが原因であったと考えられる.やはり現地の人と友達になるには少しでも現地の言語を学ぶ必要があると感じた.
部屋を満員にしたかったよ(泣)(泣)
会いている椅子たちがどこか寂しそうだ.
2024/09/21
本日は学生2名でカオヤイ国立公園に行くツアーに参加した.ツアーはバンコク発のため,早朝にホテルを出発しバンコクからツアーに参加した.ガイドが英語だったので参加者はヨーロッパの人が多かった.
ツアーは少人数のためバンで移動した.バンにのって2時間ほどでカオヤイ国立公園の入り口までついた.カオヤイ国立公園は東京都と同じ面積をもつ公園で,公園に入ってからもさらに移動した.途中ロードバイクに乗っている人を何人か見た.アップダウンが激しい道ではあるが,自然を感じることができるので,いつか自転車で走ってみたいと思った.
公園の入り口から15分ほどかけて,へーウナロク滝の近くに着いた.ここで車を降り,そこから1 kmほど歩いた.滝までの道は高い木に囲まれており,自然の中に迷い込んだ気分となった.また木に囲まれているおかげか,そこまで暑さを感じなかった.そして滝に到着すると,今が雨が多い時期なのもあって物凄い勢いであった.滝からの距離はかなり離れているはずだが,見学しているとすぐに濡れるレベルであった.
次に車で50分ほど移動し,ヘーウスワット滝の付近に着いた.ここには飲食店と売店があり,ここで昼食とヘーウスワット滝を見学するための自由時間があった.まず昼食ではチャーハンのようなもの(fried rice)を食べた.かなり街から離れた飲食店であったが,60バーツと価格は高くなく,料理も美味しかったので大満足だった.その後ヘーウスワット滝を見学した.この滝も勢いが凄かった.また先ほどの滝とよりもより近い場所から見学できたため,大迫力であった.
その後ツアー参加者全員で,Haew Suwat Waterfall Nature Trailをトレッキングした.まず歩き始めるとすぐにサルを発見した.サルは何匹かいてこの辺で多く生息していると考えられる.道に入ると外と一気に雰囲気が変わった感じがした.この道は約3 kmほどあり,道のほとんどが舗装されておらず,とても歩きにくかった.また,毎日雨が降っている影響で道もところどころぬかるんでおり,何度も転びそうになった.アップダウンも多く足にも負担がかかった.歩いている人もほとんどおらず,かなり自然を感じられた.気分は冒険家である.しかし,気分良く歩けたのは最初だけであった.なぜなら雨が降ってきたからである.雨は次第に強くなっていき,ついには立っているだけですぐにビショビショになるレベルになった.しかも,道が狭く,草や木で囲まれているため傘をさすスペースがなかった.やがて道には大きな水溜まりがいくつもある状態になり,靴もかなり濡れた.そして遂に道のぬかるみによって転倒してしまった.怪我はしなかったが服が泥だらけになってしまった.そして雨は次第に弱まり,雨は止んだ.しかし水溜まりが至る所にあったため,かなり気をつけて歩かなければならなかった.そうして1時間半ほど歩き,道の終点に到着した.途中いろいろあったが普段体験できないことをすることができてとても面白かった.
トレッキングの後,さらにもう一箇所行く予定だったが,雨で道が歩けないためバンコクへ戻ることとなった.最近昼に雨が降って予定が中止になることが続きちょっと残念である.しかし,日本では味わえない熱帯の自然を存分に感じることができてよかった.今度は雨が降らない時期に来たいと思った.
2024/09/22
本日は休みだったので大学の3番ゲートのすくそばにあるCafe Amazonに行ってみた.Cafe Amazonはタイのガソリンスタンドに作ったのが始まりで現在はタイに1000店舗以上もあるそう.確かによくガソリンスタンドに併設されていた気がする.
まず店内に入ると一般的なカフェと同じ雰囲気でテーブル席やカウンター席,さらにソファーの席もあった.私はアイスカプチーノを注文した.写真ではわかりにくいかもしれないが,容器もかなり大きく,とても量があった.味はコーヒーとミルクがうまくマッチしており,甘すぎず上質な甘さで非常に美味しかった.上にクリームのようなものが乗っかっていたが,これには味がなかった.店内では大学のwifiが繋がるため,課題などをするのにも適していると感じた.しかし,1時間くらい滞在して,店内で過ごしていたのはほんの数人で,あとはほとんどテイクアウトしていく人が多かった.タイではカフェで過ごす人があまり多くないのかもしれない.そもそも日本ほどコーヒーを飲んでいる人をあまり見かけず,コンビニにもたくさん売っていないことからコーヒーを飲む習慣がないのかもしれない.あと4日程しか滞在しないがここにはまた来たいと思った.
2024/09/23
本日は3名の被験者に対して実験を行った.本日で実験は全て終了した.実験に協力してくださった皆さん,本当にありがとうございました!
2024/09/24
本日はまずプレゼンテーションを行った.プレゼンテーションではCRCのメンバーに対して,行った実験や,D2Dの活動を通して学んだことなどを発表した.プレゼンが終わると実験についての質疑応答の時間となった.質疑応答では英語を聞いて,それに対して英語で回答することの難しさを実感した.また,実験に関する質問には主に一人の学生のみが答える形となってしまったので,他の学生もしっかり実験について理解するべきだったと思った.その他タイで学んだこと,滞在中に気づいた文化の違いについて質問された.
その後,farewell partyをCRCのメンバーに開いていただいた.farewell partyでは様々な料理が振る舞われた.CRCのメンバーには研究や日常的な生活など様々な場面で支援をいただいた.本当にありがとうございました.
2024/09/25
本日は帰国するための準備を行う日のため,各自準備をした.
この1ヶ月,本当に様々なことがあったなぁと感じながら荷物をまとめていた.日本語が通じない中,タイの方に対して実験を行えるのかとても不安だったが,成し遂げることができた.これはタイ人の協力のおかげである.タイの皆さん本当のありがとうございました.
2024/09/26
本日はスワンナブーム国際空港から飛行機に乗り日本に帰国した。
スワンナブーム国際空港には早めに着き、お土産などを買った。成田空港と同じで、出国手続きのゲートの向こうに免税店がたくさんあり、色々なものを買うことができた。しかし成田空港と違い、コンビニがなかったので水を買うのに苦労した。
スワンナブーム国際空港まで送っていただきました。最後まで本当にありがとうございました。