チャレンジャーズ:48チーム
マスターズ:8チーム
私たちはチャレンジャーズの方に参加しました
著者:EH22A041_清水元太
・2日目の流れ
工房集合→飛行機→ちょっと寄り道→ホテル到着→ロボットの組み立て→夕食は牛タン→自由行動
ロボットをスーツケースに分解して入れないといけないため少し早めの9時に集合しました。思ったよりスムーズに作業が終わり、30分ほどじかんがあまったので早めに空港に向かうことにしました。
10時30分に工房を出発しました。久しぶりに仙台へ行くので少しわくわくしていました。
ロボットや工具を持ってきているので空港での手荷物検査で引っかかるかもとおもい、早めに検査場へ行ったが、ひとりも引っかかることなくすんなりと終わってしまった。時間がかなり余ったので、スターバックスでのんびりしていた。前回仙台へ行ったときは朝一番の便に乗ろうとしていたため、始発の電車が間に合わず空港で野宿したが、今回は時間に余裕を持たせた便にしたためこうしてのんびりすることができました。
私自身あまり旅行にはいかないため飛行機は1年ぶりに乗りました。今回乗ったIBEXはANAのコードシェア便だったので、ANAと同じようなサービスが受けられました。例えばANAの無料ラウンジが使えたり、フライト中に無料のドリンクサービスがあったりしました。(コンソメスープおいしかった)
飛行機に乗って1時間。あっという間でした。大阪とちがって風が涼しい!
ホテルのチェックイン時間まで時間があったので、ちょうど近くでやっていたイベントへ行きました。
今回予約したホテルは「仙台ビジネスホテル駅前」です。個室で三泊クリーニング無しのプランで一人21500円でした。
部屋はベットと机だけ、ユニットバスなので嫌いな人もいるかも。冷蔵庫、クーラー、ドライヤー、Wi-Fiなどもありかなり便利でした。自分のタイミングで外出、就寝時間が決められるのでとても良かった。
VOX(清水.古野チームの機体)は無事組み立てが完了し、動作に問題もなかった。前島(水車.鈴木チームの機体)はアクシデントが。モータとopenCRをつなぐ線が使えなくなってしまっていました。予備の線を持ってきていたので何とかつなぎ合わせて、無事動作するようになりました。
仙台と言えばやっぱり「牛タン」。メンバーの1人が仙台に友達がいたため、おすすめの店を教えてもらいました。
お店の名前は「利久」。有名な牛タン専門店でとてもおいしかったです。
牛タンに元気をもらって明日の大会頑張ろうと気合を入れました。
私にとっては二回目のロボコン。懐かしい雰囲気をかんじながら会場へと足を踏み入れました。すぐに受付を澄まして、「今年も来たぞ、次は決勝まで残るぞ」と気合を入れながらロボットの準備にとりかかりました。
試走台(本番と同じステージ)が準備されていたので一度試走してみました。するとチームSHのロボットVOX(以降VOXと省略)に不具合があることが判明しました。それは足回り(タイヤのついたモータなど走行に関係するところ)を持ち運びのために付け替えたのが原因でずれていて、まっすぐ進まなかったのです。本番まで時間がなかったので急いで調整しました。
チームV2のロボット前島(以降は前島に省略)はシンプルな設計のため特に異状なくいつもどうりといった感じでした。
まずはVOXからです。試走で判明した足回りのズレを急いで調整したのですが、調整しきれておらずまっすぐ進まないままの走行なりました。その結果うまく角度を合わせられずに、合計得点が5点で終わってしまいました。
次は前島の番です。数回リトライしましたが、いつもどうりの動きができ、無事に一次予選を突破しました‼
一次予選で5点しかとれなかったVOXですが敗者復活戦へ出れるようになったので、敗者復活戦に向けて足回りの調整をし直しました。
調整を頑張ったおかげでズレはほぼ無しでまっすぐ進むようになりました。出番が回ってきたので本番の走行台の前に行きます。これで動かなければ終わりになるのですごくドキドキしていました。この大会で一番緊張した場面でもあります。
競技が始まるとロボットは順調にボールを一つ、また1つと得点していきました。しかしここでハプニングが。カメラが壊れてしまいボールを認識できなくなったのです。幸い二次予選に進めるくらいの得点は取れていたので良かったです
カメラが壊れたといいましたが、正確にはカメラの機能のうちの一つが壊れました。それはフリッカー現象を軽減する機能です。フリッカー現象と聞いてもよくわからない人が多いと思うので解説すると、関西と関東の蛍光灯の点滅速度が違うことでカメラ映像に横線が入る現象の事です。
大会が終わった後、急いで家電量販店へ行き新しいカメラを探しました。運よく壊れたカメラと同じ種類のカメラを見つけたのでそれを買いました。
夕食はメンバー全員で海鮮のお店に行きました。とてもおいしかったです。
私はお酒を飲むことがあまりないのですがこの日は久しぶりに飲みました。普段しないような話がたくさんできて楽しかったです。
山形のサクランボの差し入れをもらいました。みずみずしくてとてもおいしかったです。サクランボをつまみながら今日買ったカメラをロボットに取り付け、画像処理の調整をしていました。
私は会場についてすぐホテルで調整したカメラの動きを確認しました。画像処理は問題なくできていたので安心しました。
チームV2の二人はかなり疲れた様子でした。昨日サクランボを洗わずに食べたみたいで一人はおなかを壊していました。
二次予選は成績が低かった順で始まるため、敗者復活戦で進んだチームSHの競技順は早めでした。競技が始まり、ロボットを動かすと、次はライントレースがなかなかうまくいきません。2回ほどリトライをし、3回目の走行ではボール探索まで行ってくれました。ですがここでも問題点が。ボールの配置状況が少し悪く、ボール同士が接触してしまっています。こうなってしまうとボールを取ろうとすると接触しているもう一つのボールが邪魔をして取れません。そこまでの想定をしてプログラムを組んでいなかったため、一つしかボールを取れずに終わってしましました。去年も二次予選で何もできずに終わったのでとても悔しかったです。ですがまだ二年生のチームV2が頑張っているので落ち込むのは後にして応援とサポートを頑張ろうと思いました。
次は前島の出番です。一次予選では安定して動いていたので二次予選でもと思っていたのですがボールに引っかかってなかなかうまく動きません。最後のリトライを使ってしまったところ、前島がこれまでにない動きをしました。練習では半分とるのが精いっぱいだったのにボールを13個(全部で15ある)とることに成功し、暫定2位で決勝戦へと進むことができました。
チームV2の二人とも初めての大会で決勝だとインタビューもあるのですごく緊張している様子でした。カラーセンサのプログラムを何回も確認したりインタビューの内容を考えたりしていました。
今まで順調だった前島。決勝ではどうかとみていると、決勝でも順調にボールとっていきました。しかし様子が少し変です。すべてのボールを色分けをせず青の箱に入れています。すぐにリトライしましたが何度やっても色分けをしません。チームSHの2人は一度センサーを調べました。するとセンサーの配線が一本ちぎれていることが分かりました。もう競技は始まっているのでなおすことができません。リトライしたぶん残り時間も少なく、色分けもできず低い得点で終わってしまいました。
全部のチームが競技を終えて結果が出ました。決勝戦の結果はチームSVは第10位で終わりました。予選でとても調子が良かったのに決勝で全くと言っていいほど点が取れなかったのでとても落ち込んでいました。今回の大会ではロボコンの本番のこわさやどの環境でも安定して動かすことの難しさが身に染みて知れたと思います。
ですが初めての大会で決勝戦まで出れたのはすごいことなので、来年は頑張って優勝してほしいです。
帰りのバスまでかなり時間があったのでお土産を買ったり駅周辺を少し観光したりしました。仙台に来ることはほとんどないですし、私はと脳ロボコンに大学から出るのは最後なのでお土産をいっぱい買って帰りました。
行きは飛行機でしたが、帰りは夜行バスを利用しました。3列独立のバスを選んだので快適でした。お土産で大き目のぬいぐるみを買っていたのでちょうど抱き枕のようにでき、よく眠れました。
夜行バスと聞くのつらいように聞こえますが、装備を整えるととても快適です。
バスで12時間、朝7時に梅田駅に着きました。そこから電車にのり、8時過ぎくらいに学校につきました。これで参戦記は狩猟になります。
今回の大会で多くのことが学べたと思います。今回うまくいかなかった原因と解決策を考え、次に生かして聴こうと思います。今回の大会での失敗をこの参戦記から知って次回出る二年生やまたその先の後輩たちがもっといい結果が出るよう願っています。