Manabi!
食べ物分析シリーズ
第3回:ミックスサンド(コンビニ2社)
2018/6/4
担当:小澤・中村
対象
・大手コンビニ2社のサンドウィッチを比較、検討しました。
定番の「ミックスサンド」で比べてみます。
ローソン / 具たっぷり!ミックス /税込268円
セブンイレブン/人気食材を組み合わせ ミックスサンド/税込257円
①見た目
パッケージはやはり会社によって差がでます。中身の見せ方はどの会社も同じで、中の具材を強調しています。レタスやハム、チーズに目を惹かれます。
●ローソン
ハムとレタスの量がしっかりと入っているのが一目で分かりますね。パッケージがおしゃれ。(小澤)
「具たっぷり」という表記で購買意欲をそそられそう。(中村)
●セブンイレブン
ローソン商品に比べると、パッケージと表記もとてもシンプル(中村)
②パンの量
パンは主食となる食材。主食は、身体のあらゆる活動ののエネルギー源になるので適量摂る必要がありますね。サンドウィッチの場合、主食として適量なのかという視点で計量、分析してみました。
2社間の量の差異はそれほどではない。セブンイレブンイレブンの方が8g少ない(約21kcal少ない)程度。
●ローソン
食パン(ミミ無)…73.5g 194kcal(糖質34.3g 脂質3.2g)
・カロリーを見ると女性の1食分としては適当な量。ごはんと比べるとやはり脂質が多くなりますね。(中村)
●セブンイレブン
食パン(ミミ無)…65.5g 173kcal(糖質30.6g 脂質2.9g)
・ローソンより若干少ないですね。そしてしっとりしている感じがあります。(小澤)
③レタスの量
ローソンの方が若干量が多い。レタスはサンドウィッチの野菜の中でも主役的存在。イメージしていたよりも少ないことに驚いた。
●ローソン
レタス… 12.0g
意外と少ないですね。そして、しなっとしている。(中村)
●セブンイレブン
レタス…9.0g
ローソンよりさらに少ないですね。でもシャキッとしていて新鮮な印象。(中村)
④ツナの量
ツナは、サンドウィッチの中ではたんぱく源の一つとして頼りにしたいところ。でも一緒にマヨネーズが和えられているため多すぎるとカロリーが高くなるので要注意。
ローソン
ツナサラダ…18.0g
マヨネーズで和えられている。成分表示によるとツナの成分は「カツオ」だそう。ツナにカツオを使うこともあるのか、と新発見。(小澤)
セブンイレブン
マグロ・カツオ油水煮玉ねぎマヨネーズ和え…20.0g
こちらもマヨネーズで和えられている。マグロとカツオの混合バージョン。臭みが少なくて万人受けしそうな味。(小澤)
⑤ハムの量
サンドウィッチの中でたんぱく源の一つであるハム。gあたりのたんぱく質は決して多いとは言えないが、ツナマヨや卵マヨに比べると低脂質なので、ある程度量があると嬉しい。断然ローソンの方が、量が多い。ごろっとした具材感があり、食べた満足度は高い。
ローソン
ハム…27.5g
形のしっかりした、薄切のプレスハム。写真では分かりづらいが、何枚も重なっており見た目、食感、満足度は高い。(中村)
セブンイレブン
ハム…8.0g
小間切れのプレスハム。食べやすいというメリットはあるが、量が少ないと感じる。(中村)
⑥成分表示
ローソンの成分表示を見逃してしまったため、カロリーのみメモ。PFC比バランスを見ると炭水化物は少ないが脂質が高めとなる。パンに含まれる脂質、パンに塗られているマヨネーズ、ツナに和えているマヨネーズなどで稼いでいそう。
ローソン
- エネルギー 299kcal
セブンイレブン
- エネルギー 298kcal
- たんぱく質 12.1g
- 脂質 16.0g
- 炭水化物 26.2g
⑦所感
管理栄養士によるそれぞれの感想など。
中村
過去のダイエットカウンセリングの際に、ランチやデスクでの朝食にサンドウィッチを選んでいる女性の方に「どうしてサンドウィッチを選ぶのか」と聞いてみると、 中には 『野菜を摂れるから』という答えを頂くことがありました。ですが、実際に計ってみると野菜は10g前後。 厚労省の提案する1食分(120g)の10%にも達しない量です。そしてたんぱく質も1食分(女性の場合20~22g)には届かない量。栄養バランスを意識する場合は野菜、たんぱく源をプラスする必要があるな、と改めて感じた。私だったら、無調整豆乳か小さめのサラダチキンやささみを合わせるかなと思います。
小澤
軽食に見えて、脂質高めでした。野菜量もキレイな見た目とは違って少なかったです。上手に組み合わせて食事バランスを整えたいメニューでした。野菜スープ、トマトスープなどが合いそうです。
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