Manabi!
食べ物分析シリーズ
第2回:パスタサラダ(コンビニ3社)
2018/5/28
担当:奥沢・小澤・中村
対象
・大手コンビニ3社のパスタサラダを比較、検討しました。
定番の「豚しゃぶ」でそれぞれ比べてみます。
セブンイレブン / 野菜たっぷり!豚しゃぶパスタサラダ /税込300円
ファミリーマート/豚しゃぶのパスタサラダ/税込320円
ローソン/ 豚しゃぶのパスタサラダ(胡麻ドレッシング)/税込298円
①見た目
●セブンイレブン
表示がシンプル!成分についての訴求がない。他社に比べて購買意欲はそそられないかも(小澤)
●ファミリーマート
メインである豚肉と野菜の彩が際立つ見せ方をしている(中村)
●ローソン
「ロカボ」と表示されているため、健康意識の高い方やダイエット中の方に訴求力がある。(中村)
②豚肉
セブンイレブンが最も多い。ローソンがファミリマートには味付けがされている。
●セブンイレブン
豚肉… 35.0g
・3社の中で最重量
・ジュレをまとっている
●ローソン
豚肉ごまドレッシング和え…25.5g
・セブンに次いで多い
・割とちゃんとゴマダレの味がする
●ファミリーマート
味付豚肉ごまだれ和え…12.0g
・二口分程度の少量
・ほのかにゴマダレの味
③野菜
セブンイレブンが量、種類共に最も多い。次いでファミリーマート。ローソンが一番少ない量となった。
●セブンイレブン
野菜全体… 63.0g
全8種類の野菜。緑黄色野菜も14.5g含まれる。特に大根は細切りとおろしと2種を合わせることで食感を楽しむ工夫がされている。(中村)
●ローソン
野菜全体…27.5g
全4種類の野菜。3社の中で最も少ない。レッドキャベツがおしゃれな印象。(奥沢)
●ファミリーマート
野菜全体…32.5g
全4種類の野菜。キャベツの量が多い。緑黄色野菜は5.5gのみ。
④パスタの量
「ロカボ」と表示されているローソンが最も多い。意外な結果となった。 麺に調味料がついていることも理由かと考えられる。
セブンイレブンとファミリーマートはそれほど変わらない量だった。
セブンイレブン
スパゲティ…134.5g
味付けのない素朴なもの。
ファミリーマート
スパゲティ…124.5g
味付けのない素朴なもの。
ローソン
味付スパゲティ…157.5g
ほんのり塩味と少しオイルをまとったもの。
⑤ドレッシング
ローソン、ファミリーマートは胡麻ドレッシング。セブンイレブンはノンオイルのポン酢。
セブンイレブン
ポン酢ドレッシング(ノンオイル)
ローソン
胡麻ドレッシング(クリーミー)
ファミリーマート
胡麻ドレッシング(クリーミー)
⑥所感
管理栄養士によるそれぞれの感想など。
奥沢
コンビニ各社、量が全く異なって面白かった。「野菜たっぷり」と記載されていても、実際にとれるのは1食あたりの目標量(117g)の半分程度であった。
「カロリー」「野菜量」「炭水化物量」のどれが必要か、選ぶときに決めておくとよさそう。
中村
「ロカボ」と表示されている商品が、実際には一番糖質が高いのが意外な結果となった。ロカボは「1食あたり20~40g」と定義することもあるだが、まだまだ定義そのものが曖昧なのだと、よく分かった。改めて表示を見て、正しく解釈することは重要だと感じた。商品としては野菜量、味、バランスという点でセブンイレブンが良いと思う。
小澤
今回の比較では、セブンイレブンの商品が栄養バランスが良かったと思う。ただ、商品の見せ方が消極的なためもったいないと感じた。どの商品も、プラス1品(ゆで卵や野菜料理など)あるとより栄養素が充実しそう。
Manabi!についてはこちら