データ

データについて

  • 国が出すデータ

政府は、様々なデータを公開しています。私たちは、それを自分の利用目的に合わせて加工して示すことができます。公開されるデータは多くなりましたし、公開されたデータを加工する技術も発達したため、比較的簡単にグラフを作ることができます。

例: 厚生労働省のオープンデータ データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報- (mhlw.go.jp) (https://covid19.mhlw.go.jp/extensions/public/index.html) を元に作成したグラフ


  • シミュレーションで作るデータ

計算機の計算速度が早くなり、また、多様なプログラミング言語が発達したために、比較的容易に計算機によるシミュレーションを行うことができるようになりました。Google Colaboratory を使って、ゼミで学生(3年生)と一緒に扱っている例を示します。

例: 初期に深さ3000メートルの海面に凸状の海面変位ができたときの計算

図の見方:

色は海面の変位を表し、色が暗いほど高くなっています。また、矢印はその場の流速を表します。変位は波となって外側に伝わっていくことがわかります。波とともに流速の分布も移動します。

描画や初期設定を除くと、プログラムは、皆さんの想像よりも短いです!

ShallowWater_f0.mp4

図の見方:

地球は自転しています。その効果を調べるために、地球よりもずっと速く自転する状況で同じ問題を考えてみました。波が伝わるようにも見えますが、中心付近に高気圧が形成されることもわかります。

プログラム

ShallowWater_f1e-2.mp4

例: シュレディンガー方程式の数値積分

量子力学では、波動関数を扱います。1次元のポテンシャルエネルギーがない場合の計算例です。波動関数は複素数の値で表されるので、実部を赤、虚部を青、それらの2乗の和を黒で表します。

初期に局在化していた波が分散していきます。

プログラム

Free.wmv

横軸の値が 4.5~5.5 のところだけ、ポテンシャルエネルギーがある場合、一部は透過し、一部は反射することがわかります。

プログラム

PotentialLow.wmv

ポテンシャルエネルギーが、横軸の値が5のところで最小となる2次関数で表される場合、波束は往復運動をします

プログラム

Harmonic.wmv