2025年2月20日(木)15:00-17:00 ZOOMオンライン開催
グラフィカルアブストラクトとは、論文の主要な成果を一枚の図に表現したものです。2010年代以降幅広い分野の学術ジャーナルが掲載するようになりました。また、XなどのSNSに掲載したり、プレスリリースや研究発表でも利用されるなど、活用の場が広がってきています。
その一方で、制作する際の注意点やプロに依頼する方法などがわからず、なかなか満足いくグラフィカルアブストラクトを作ることができないという声もよく聞かれます。
この研究会ではグラフィカルアブストラクトや研究概要図の制作経験が豊富なイラストレーター・デザイナーを講演者としてお呼びし、実際の制作例を紹介しながら、どのようなことに注意してグラフィカルアブストラクトを制作しているのか、何に苦労しているのか、その制作の裏側を語っていただきます。
概要
日時:2025年2月20(木)15:00-17:00
形式:ZOOMオンライン
対象者:関心のある方はどなたでも参加できます(研究者やURA、広報、イラストレーター・デザイナーなど)
参加費:無料
申込み:事前申し込み式(申し込みフォームはページ下部にあります)
※ZOOMの許容人数を越えた場合は参加をお断りしますのでご了承ください。(先着順で受付ます)
※途中入室・退場可
申込み期限:2025年2月18日(火) 定員に達したため申し込みを終了しました。
主催:科学研究費助成事業 若手研究「生命科学論文の説明図への制作・掲載メディアの影響」(研究代表:有賀雅奈、課題番号22K13029)
共催:日本サイエンス・ビジュアリゼーション研究会
プログラム
15:00-15:05 開催の挨拶
15:05-15:35 講演①「グラフィカルアブストラクト:制作ガイド 」
大内田 美沙紀【北海道大学 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP) 特任助教】
15:35-16:05 講演②「研究成果を一目で伝える概要図の作り方 」
楢木 佑佳【国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ブランディング・広報部 報道室】
16:05-16:35 講演③「理系漫画家による研究説明図制作のポイント」
はやのん【理系漫画家 理系漫画制作室株式会社代表取締役】
16:35-17:00 総合討論(全講演者を含めた質疑)
司会 有賀雅奈【桜美林大学リベラルアーツ学群 准教授】
※司会が料金設定の考え方などについて講演者に質問します。会場からも質問を受け付けます。
講演者プロフィール
大内田 美沙紀【北海道大学 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP) 特任助教】
サイエンスイラストレーター、博士(理学)。北海道大学CoSTEP特任助教。2010年に渡米し、ワシントン大学にて人類学修士号を取得する傍ら、サイエンス・イラストレーションの専門コースを修了。コーネル大学鳥類学研究所やスミソニアン自然史博物館で経験を積み、2016年に帰国。サイエンス・コミュニケーター/イラストレーターとして京都大学iPS細胞研究所にて約5年半勤務後、2022年より現職に至る。
個人サイト:www.misakiouchida.com
楢木 佑佳【国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ブランディング・広報部 報道室】
北海道大学で生物学を学び、同大学院在籍中にイラストやグラフィックデザインを通じて科学を魅力的に伝える活動を開始。論文誌のカバーアートやグラフィカルアブストラクトなどを数多く手掛ける。株式会社スペースタイムを経て、2024年より国立研究開発法人産業技術総合研究所でプレスリリースの概要図制作に従事している。著書に『医学の歴史ひらめき図鑑 柔軟な着想から結果を導くロジカルシンキング』(ナツメ社)など。博士(理学)。
はやのん【理系漫画家 理系漫画制作室株式会社代表取締役】
理系漫画家。理系漫画制作室株式会社代表取締役。学部は物理学科、大学院は英語教育学(修士、理系向けCLIL研究)。漫画家として35年のキャリアがあり、商業誌・新聞での連載を多数経験したあと、2015年以降は大学・研究機関向けに研究紹介漫画、カバーピクチャー、プレスリリース図の制作、研究広報業務の提供を行っています。サイエンスイラストレーターの育成にも力を入れています。
会社のウェブサイト:www.sciencemanga.com
個人サイト: www.hayanon.jp
論文のグラフィカルアブストラクトの例(制作:大内田 美沙紀)
Neuron 106(5):816-829.e6 (2020)
プレスリリースのグラフィカルアブストラクトの例(制作:楢木 佑佳)
プレスリリースのグラフィカルアブストラクトの例(制作:はやのん)
申し込み
定員に達しましたので、申し込みは終了しました。