AIや情報、医療、美容、環境技術、軍事技術。科学・技術は私たちに便利さや豊かさを与えてくれる一方で、環境問題の悪化やAIによる一部の職業の衰退など、これまでにない問題も生み出しています。科学が社会にとってよりよいかたちで発展していくためには、科学の専門家だけでなく、私たち市民も科学について知り、関わって行く必要があります。そのためには効果的な情報提供や対話などを行う科学コミュニケーションが必要です。
本プログラムでは科学と社会をつなぐ力をつけることを目指して、科学と社会の間にある問題や、市民と科学者の相互理解を高めるための理論や方法論を学修します。
本プログラムでは科学と社会の関係性を広い視野で捉えられるようにするため、自然領域の学問とともに哲学、倫理学、社会学などの人文・社会的学問を学修します。卒業後には環境や医療・美容に関わる企業・団体や、様々な製造メーカー、教育、メディア、政府自治体など多様な分野で活躍する人材の育成を目指します。
本プログラムでは、<プログラム基礎>、<哲学・思想・社会>、<自然科学>、<総合>の4つのカテゴリーが設定されています。<プログラム基礎>は本プログラムに特徴的な科目で、人文・社会的な視点から科学の営みやコミュニケーションについて学びます。<哲学・思想・社会>では、科学の土台にある社会や思想について学び、<自然科学>では代表的な科学として、化学・生物学・物理学いずれかの基礎を学びます。<総合>では、メディア、倫理学、環境学、宗教学、コミュニケーション学などの関連科目を広く学修します。
本プログラムで学べる科目には人文・社会・自然・統合4領域の科目が含まれており、そのなかから希望の科目を選択することができます。理系や文系といった枠にとらわれない、リベラルアーツ学群だからこそできる学びにぜひ挑戦してみてください。
なお、本プログラムの複数の科目がLA専門基礎科目を先修条件としていますので、修了要件をよく確認するようにして下さい。
必修または選択必修を含め;
メジャー:合計32単位
マイナー:合計16単位