統合領域

アジア研究プログラム

教育目的

 本プログラムでは、社会科学の研究方法に基づいて、アジアの社会事象を自分自身で構造化して理解することを目指します。本プログラムで学ぶことを通して、多様なアジアの社会事象を、歴史学、政治学、経済学、社会学、文化人類学等の様々な観点から多面的に捉える能力を養います。偏見や一面的なものの見方でなく、複眼的な思考ができる学生の育成を重視し、アジア諸国と積極的に国際交流ができる人材に育てることを目標とします。アジアの人々の価値観や歴史観、宗教に対する姿勢を学ぶ中で、日本人のものの考え方を相対化できるようにすることが大切です。

カリキュラムの特徴

 1年生は、「リベラルアーツセミナー」を通じて、学問の基礎となる読解・文章表現・プレゼンテーションの仕方の基礎を学び、同時に興味・関心のあるアジアの対象地域を念頭において英語や地域言語を学びます。地域研究を学ぶ準備として、1年生向けの「地域研究入門」を受講しておくことをお勧めします。2年生からは、各自の問題関心に応じて、<導入と理論>カテゴリー(「アジア研究概論A」、「アジア研究概論B」、「文化人類学の歴史と方法」から4単位必修)をまず学びます。これらの科目は1年生でも履修ができます。その後、<個別アジア研究>カテゴリー(メジャーは14単位、マイナーは6単位が必修)と、<広域アジア研究>カテゴリー(メジャーは14単位、マイナーは6単位が必修)の各科目を選択履修します。<個別アジア研究>は、個別の国あるいは個別の分野の問題を扱う場合が多く、<広域アジア研究>は、地域的な広がりのある問題を扱う場合が多いです。詳しくは、各科目のシラバスを見るか、担当教員に問い合わせてください。卒業するためには、メジャーの場合、<導入と理論>、<個別アジア研究>、<広域アジア研究>の各カテゴリーから合計で32単位の修得が、マイナーの場合、<導入と理論>、<個別アジア研究>、<広域アジア研究>の各カテゴリーから合計で16単位の修得が必要になります。

修了要件

必修または選択必修を含め;

メジャー:合計32単位

マイナー:合計16単位

【Ⅳ 統合領域】3.アジア研究プログラム.pdf