人文領域

コミュニケーション学プログラム

教育目的

 現代社会は、グローバル化が進み、複雑化している中で、様々な人と円滑な人間関係を築くことのできるコミュニケーション能力が求められています。本プログラムでは、自分の考えを、論理的に豊かに表現し、人の意見にも耳を傾けられる総合的なコミュニケーション能力を磨くことを目的としています。「コミュニケーション」は、誰もが自然に身につけていけるものと思われがちですが、決してそうではありません。本プログラムでは、「学問としてのコミュニケーション学」を学びます。具体的には、対人、集団、組織、国際など様々な設定におけるコミュニケーションの理論を学び、同時に、スキルを身につけていきます。スキルの中には、理論的かつ共感力豊かに表現し、人間関係を結ぶ力、議論や討論の力、交渉する力、また葛藤解決を図り、リーダーシップをとる能力などが含まれます。近年注目されているダイバーシティの構成要素であるジェンダー、エスニシティ、社会的地位などのほか、自分とは異なる人々とのコミュニケーションについて学びます。また、SNSなどメディアに関わるコミュニケーションの問題についても探究していきます。さらに、研究方法を身につけ、社会の諸問題を、コミュニケーションの視点から分析し、理解を深め、よりよい解決のために自分なりの考えを導き出し、行動する力を高めていくことが目的です。

カリキュラムの特徴

 本プログラムでは、コミュニケーションについての理論と実践力を身につける科目を、豊富に提供しています。コミュニケーション学は、受け身で学ぶ学問ではなく、自ら、主体的に動くことで学ぶ学問です。初めは苦手意識があっても、場数をふんでいくことで、次第に自信をもって行動することができるようになります。本プログラムのカリキュラムの特徴は、実社会での経験が豊富で、コミュニケーションに関わる研修や教育の実践者によって、学生の主体的学びが促されることです。他者と共に学び合うことで、自己や他者への気づきが促され、グループ活動も円滑にできるように工夫されています。さらに、対人から国際までの様々なレベルでのコミュニケーションの特徴を学びながら、話す、聴く、議論、交渉、ミディエーションといった基礎から高度なスキルを身に着けられる授業が提供されています。

修了要件

必修または選択必修を含め;

メジャー:合計32単位

マイナー:合計16単位

【Ⅰ 人文領域】6.コミュニケーション学プログラム.pdf