令和7年85


今年のお盆は暦通りの診察です。

お盆休みに「病状が悪く、当日受診が可能か」等、お問い合わせをいただくことがありますので、あらかじめ記載をしておきます。

当院はクリニックで、基本的には診療時間外の対応をしておりません。小規模なため、診療時間内でもイレギュラー対応は難しいことがあります。

基本的には、「自分の意思で通院が継続でき、緊急性のない方」を対象に、薬物療法中心の診療を行っているクリニックです。

病状の重い方、特に強い希死念慮のある場合など、行動の安全性が担保できない場合、当院だけでは対応ができません。それは精神科救急で行われるべきことだと考えております。患者さんご本人だけで、安全が担保できない場合には、最終的には病院での入院による安全な環境の提供が最も確実な方法だと考えます。

しかし、当院は病院を経営母体としておりませんので、確実な、優先的なベッド確保が出来ません。仮に希死念慮が強い場合などは、その場で市内・県内医療機関に問い合わせを行い、空きがあれば入院をとっていただくという形式になってしまいます。

現時点で緊急的な対応を要すると考えられる方、あるいは希死念慮の強い方などに関しては、下記精神科救急ダイヤルに連絡の上、指示を仰ぐようにしてください。


054-253-9905


症状的な部分に関しては、一般的に薬物療法で軽快・軽減がある程度期待できるものが多いです。

生活の問題など、福祉的な側面に関しても、大きな医療機関や病院で、精神保健福祉士という専門職が在籍している場合、相談すれば何か現状よりは改善が得られるかも知れません。

一人で悩まず、結論を急がず、然るべき機関への相談を行なってくださいますよう、重ねてお願い申し上げます。