生理研研究会
心的状態の理解に向けた行動・生理的指標の計測と解析
2022年9月26日(月)~27日(火)
場所:生理学研究所明大寺地区 大会議室 + オンライン
提案代表者:網田英敏(京都大学ヒト行動進化研究センター)
所内対応者:磯田昌岐
世話人:二宮太平
参加登録:8月1日~9月16日
ポスター発表申込:8月1日~8月31日 9月9日 延長します
連絡先:ehub-nips.office@nips.ac.jp
研究会の概要
脳と心の関係を明らかにするためには、心的状態によって変化する様々な行動学的・生理学的データの観測・測定技術の改良・開発が必須である。近年、表情や行動パターン、様々な生理的指標などのデータを対象とした、機械学習技術によるデータ解析手法が顕著に発展してきており、これまで困難であった心的状態のラベル付けを客観的かつ定量的におこなうことが可能になってきている。一方で、機械学習を用いるためにはラベル付けされた教師データが必要であり、心的状態を適切にラベル付けするためのデータをどのように取得するかが現在の課題である。そこで本研究会では、様々な行動学的・生理学的指標を計測している幅広い分野の研究を紹介することで、心的状態と対応する測定パラメータ(行動学的指標・生理学的指標)の可能性を検討し、将来的にヒトや動物の心的状態を炙り出すための新技術の創出を目指す。
スケジュール
9月26日(月)
13:00 開会あいさつ(趣旨説明)
網田英敏 京都大学
~機械学習セッション~
13:15 「ラット超音波発声のおいしさ反応測定への利用可能性」
村田航志 福井大学
13:45 「自然非言語処理:数理モデルによる霊長類の行動記述」
三村喬生 量子科学技術研究開発機構
14:15 「画像解析による霊長類社会行動の大規模定量化にむけて」
兼子峰明 京都大学
14:45 パネルディスカッション
松本惇平 富山大学
15:15 休憩時間(15分)
~社会性セッション~
15:30 「霊長類の親子関係において子の心的状態を反映するパラメターの探索」
黒田公美 理化学研究所
16:00 「社会的行動モニタリングの神経基盤解明に向けた行動学・神経生理学的研究」
二宮太平 生理学研究所
16:30 「ヒトの社会的コミュニケーションの潜在的過程」
渡邊克巳 早稲田大学
17:00 「カラスをモデルとした社会性の神経・行動基盤」
伊澤栄一 慶応大学
17:30 パネルディスカッション
磯田昌岐 生理学研究所
18:00 休憩時間(15分)
18:15 フラッシュトーク+ポスターセッション
9月27日(火)
~生理計測セッション~
9:00 「認知状態と瞳孔反応」
中内茂樹 豊橋技術科学大学
9:30 「フレキシブルセンサを用いた生体計測」
横田知之 東京大学
10:00 「情動処理の理解に向けた心血管応答の計測」
山中航 順天堂大学
10:30 「瞬きと瞳孔から探る心的状態」
中野珠実 大阪大学
11:00 パネルディスカッション
高橋真有 東京医科歯科大学
11:30 閉会あいさつ
磯田昌岐 生理学研究所
抄録集はこちらから ☞
登録者の皆様に後日パスワードをおしらせします。
LOCATION
参加者の方がご利用できる駐車スペースがございません。必ず公共交通機関をご利用ください。周辺のホテルは生理研HPの宿泊案内を参照ください。
・下記より参加登録をお願いします。オンサイトとZoomのハイブリッド方式の開催とします。Zoom参加ご希望の方には開催日1週間前を目途にZoomのIDとパスワードをメールにてお知らせします。
・ポスター発表を募集します。遠方より参加のポスター発表者には先着10名程度、旅費とロッジ代を支給します。下記参加登録フォームよりお申込みください。 ポスター発表はオンラインとなりました。
・ポスター発表申込締切: 8月31日(水) 9月9日(金) 参加登録〆切: 9月16日(金)