救急救命講習を実施

5月29日。この日、児童が下校してから奈良市 消防局 東消防署の署員3名に来ていただき、体育館で救急救命講習を実施しました。6月の末から水泳学習を始めるからです。講習の中心は心肺蘇生法ですが、時節柄、熱中症の危険性と対応についても教えていただきました。

一通り説明していただいた後、実際に蘇生法の仕方を教えていただきました。教員は全員、どこかで習っていますが、繰り返し繰り返し体験することでスキルが身に付いていきます。胸骨を圧迫する際には、「強く」(だいたい胸が5cmほど沈む程度)・「早く」(遅れると救命率が下がる)・「繰り返す」(疲れてきたら交代してでも)というキーワードを何度も言われました。 

続いて、教員が順に体験していきます。呼吸を確かめる人、AEDを取りに行く人、消防署に電話を掛ける人など、実際の事態を想定した動きを繰り返しました。

体験の合間にはちょっとしたコツなども話していただいたので、分かりやすかったです。

水泳はもちろんのこと、いつなんどき心肺蘇生を行う事態になるか分かりません。その意味でも、心肺蘇生講習は危機管理の一つ(クライシスマネジメント)でもあるのです。東消防署の皆さん、ありがとうございました。