なんのことはない風景

7月5日。運動場に置いてある朝礼台の後ろを通りかかると、2年生の子ども二人が黙々とクローバーの葉っぱを摘んでいました。

元は芝生を張っていたのですが、クローバーの叢生(そうせい)が強すぎて、こんな状態になっています。

二人のうち一人は去年の8月にベトナムから転校してきた子。日本に来て、もうすぐ1年になります。
まったく日本語ができない状態で来日しましたが、今では片言(かたこと)の日本語でコミュニケーションがとれるようになりました。

どんなことを話しながら摘んでいたのでしょう。なんのことはない風景ですが、受け入れた側にとっては涙が出そうになるくらい嬉しい風景。明後日は七夕です。