雨も上がり、希望者で近くの河原まで散歩をしました。目的は、ホタルです。雨上がりで条件もよかったのでしょう。いくつもホタルが飛び交っていました。枕草子「夏はよる。月の頃はさらなり。やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。また、ただひとつふたつなど、ほのかにうちひかりて行くもをかし。雨など降るもをかし」を思い出しました。月はありませんでしたが、夏の夜を感じるひとときでした。室長会議を終え、明日に備えて就寝となります。
夜空もどんどん暗くなり、炎に照らされるなか班の演し物もますます盛り上がっていきます。ところが、突然の通り雨で、最後のグループの演し物は館内で行うことになりました。雨にも負けず、5年生は元気いっぱい活動し続けました。最後は「ビリーブ」の合唱で終了です。
昼から雨も上がり、ファイアー場の整備もしていただきました。いよいよキャンプファイアーです。森の仙人から火をもらい、楽しい宴の始まりです。グループからの演し物は、ハンカチ落としから始まりました。応援に来ていただいた先生も参加です。
野外活動は、ねらいによって形も変化します。必ず野外炊飯をしなくてはならないというものでもありません。今回の目的の一つは、「災害発生時の行動について知る」ということでした。配給されたレトルト食品をおいしく食べる。電気・ガスのないところで湯を沸かすなど、体験することも大切な学習です。水と米を入れて湯煎して飯を炊くことや災害に必要な物品を知ることも今回大切なテーマになるのです。
学校で伐採した小枝で「鉛筆ストラップ」や「カードたて」を作りました。ナイフやのこぎりを使っての作業でしたが、大きなけがをすることもなく制作することができました。学校で作っておいた消しゴムハンコを押して完成です。
今回、調理ができないので、薪を使って火をおこし、お茶を作る体験をしました。ところが、なかなか火がつきません。煙と格闘し、目から涙がこぼれます。それでも最後にはみんなお茶を作ることができました。いっぱいのお茶を作るのは、とても大変であることがわかりました。
少し小雨のちらつくなか、出発です。道に迷うグループもありましたが、協力して最後まで歩きとおすことができました。最後にセンターで表彰式をしました。
野外活動センターに到着しました。いよいよスタートです。