3年2学期の技術の様子
2学期は、プログラムの実習(計測・制御)と、生物育成領域(農業)を学習しました。
①スクラッチで画像認識のジャンケンを作る。
❶画像認識AIプログラムで、ジャンケンの手を認識させる(学習させる)。
❷夏休みの宿題で作ったスクラッチのジャンケンのプログラムに、画像認識の情報を実装していきます。
❸早くできたら、より作品を深化させていきます。
「主体的・対話的深い学び」を意識していますから、共働の学習を勧めています。
教えてもらう人も、先生でなくても、友達でも、ネット検索でも、Youtubeの動画でも誰でも良いということを体験してもらっています。
実際、授業で作業内容を説明に使った動画は、小学生が作った動画です。
この実習をスムーズにしている生徒は、小学校の時にスクラッチを触っていたからかもしれません。
わからない事を聞きやすい環境を整えているので、多くの生徒は、課題に対してまじめに試行錯誤をしてくれました。
GIGAスクール構想なので、授業時間だけが、実習時間でもありません。家でじっくり作りこんだ生徒もいます。
検索を駆使して、プログラムの組み方を解説しているWEBサイトをさかしてきた生徒もいます。
通信環境などにより、画像認識がうまく機能しないなどトラブルも起こりますが、その時の対処法の試行錯誤も課題の一部です。
画像認識AIプログラムの誤差も体験することで、最新の技術の造詣を深めていきました。
②基礎知識習熟のための、一斉授業の時もありますが、思考の柔軟性を育てることを常に意識しています。
期末試験では、STEAM教育の実践として、数学の問題を解くプログラムを題材に出題をしました。
そうすると、その発想を学び、別の数学の問題をスクラッチでプログラムする生徒も出てきました。
③柔軟な発想を大切にする事を心がけていると、他学年で、プログラム教材のライフイズテックレッスンを自動でクリアするプログラムを作る生徒が本校で出現した。
三笠中学校でおこったプログラムに対する出来事を3年生に紹介すると、休み時間に、興味を持って、どの言語を使ったのか詳しく聞いてくる生徒もいます。
④不耕起栽培を考えることを通して。
今までの栽培方法と、不耕起栽培は考え方が違います。
これらの違いには、今までの知識詰め込みの一斉授業から、課題発見・解決を目的とした主体的・対話的深い学びへの転換を考える上で似通った部分もあります。
そこで、不耕起栽培について、ロイロノートを使い短時間ではありましたが、対話形式の授業をしました。