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学校紹介 | 校長のつぶやき

9.11 今日の都跡小

14日の月曜日にChromebookをひとり1台貸与します。そのため、いろいろな時間の隙間等を活用して、試しにログインに挑戦した学級や学年がありました。私ものぞかせてもらいながら少しお手伝いをさせてもらいました。パスワードを自分で扱えるというのがとても重要だと感じました。また、さっそくログインした端末を使って体育でダンスの練習風景の撮影に挑戦していたのは4年2組でした。

3年生は初めての習字の学習をしていました。新しい学びと伝統的な学び。どちらも子供たちにとっては興味があるようで楽しそうに取り組んでいました。筆を使うと柔らかなぐるぐる渦巻や力強い線、かすれた船など様々な表現ができることを楽しんでいました。

今日は4年3組の参観をさせていただきました。国語で「言葉の意味を考える。」という学習です。あとから聞くと私が参観に来るのをとても楽しみにしてくれていたらしく、楽しい雰囲気でよく頑張っている姿をたくさん見せてもらえました。そして、何より驚いたのが、教室に一歩入った瞬間でした。机がきれいにそろっています。3時間目でこの状態というのが本当にすごいことです。きっと学習中に座っている姿勢がよいのでしょうね。だからずれていかないのだと思います。さて、今日の学習ですが、何も言わず先生が黒板に詩のようなものを書き始めるところから始まりました。「はっけよい すもうとる  こんにちは ぼうしとる  てんどんの でまえとる」こんな感じです。みんなで声に出して読んでみると…てんどんという言葉の響きやリズムのある言い回しが面白いようで自然と笑顔になっています。これは川崎洋さんの「とる」という詩ですとの紹介を聞いて、「あーそうか!」という反応。続きがあるけど知りたい?もちろん!そんな風に子どもたちの興味がうまく引き出されていきます。そしてこの続きは何か所か□で空欄にしてありました。

空欄があるのは「のらねこの □とる」「□の ばしょをとる」「たんじょうび □をとる」の3つの文。ここで、「とる」という言葉が繰り返されていることと詩のリズムがあるということは5音か6音でできていることなどをみんなのつぶやきで発見していきます。そんな大切なつぶやきを先生は確実に拾いながら、質問ー答えという単純な授業ではなく、自分たちで進めていく実感を感じた子たちも多いのではないでしょうか。子どもたちはこの後、自分で考えた言葉を□に入れていきました。言葉遊びを楽しんでいtる様子です。ここでも書きながら「野良猫は…多分わかった。」という声が聞こえてきました。この「多分わかった」という言葉が閊えるあたりも素晴らしいです。正解を探そうとするのではなく、一人一人が楽しんでいました。野良猫は「しゃしん」場所をとるのは「おはなみ」誕生日は「とし」が川崎さんの詩ですが、子どもたちの発表もとってもユニークでした。友達の発表を聞いて、笑い声が上がったり、「あ~」という感嘆の声が上がったり、「同じ同じ」と喜んだり、意外な答えに「え~」と驚いたり、「いいなぁそれ」「それもたのしいね」など、素敵な反応が返ってきます。いい学級だなぁって思いました。

ここで今日の学習課題に迫っていきます。同じ「とる」という言葉を使っているけれども、それぞれ意味が違っているよね。と、たっぷり言葉で遊んだ子どもたちにはすぐに納得です。教科書でも今日の学習課題を確認して、こういういろいろな意味を持つ言葉のことを難しいし、教科書には書いていないけれど「多義語」っていうんですよ。このようにちょっと難しい…というのが子どもたちは大好きです。うまくそんな子供たちの興味をひきつけながら、学習が進んでいくと子どもたちの中から自然と「辞典で調べてもいいですか?」という声が上がります。毎日の学習の世界です。辞書で調べると改めてその意味の理解が深まった瞬間です。次にでは、「とる」という言葉も調べてみようか…と自然と発展していき、辞典を見た子どもたちから歓声が上がります。「うわぁめっちゃある。」「漢字もいろいろある。」「意味も20個くらい載ってる。」などもう今日の学習課題に到達したような声です。

ここで辞書や教科書にある「とる」を動作も交えてみんなで確認していきます。帽子をとると先生が言うとみんながその動作をします。そして、とる以外の言葉に言い返させます。例えば「はずす」という感じです。「写真」→動作→言い換えという具合です。これをリズムよくやっていくので子どもたちもとにかく楽しいのです。そして「みゃく」…この意味が分からなかった子たちもいましたが、この学習で全員が覚えたのではないでしょうか。こうなってくるとその使い分けが難しいよね…ということで、またここでも大切な学習。「使い分けるには詩を見ればわかるようにその前に書かれた言葉をしっかり読むことが大切。」と子どもたちが発見しました。

そして、最後の場面です。辞典で調べたりしてたくさんの「とる」を知った子どもたちに、最後にもう一行自分で作ってみようという指示が出されます。もう子供たちはやりたくって仕方がないそんな雰囲気でした。この場面での発表は次々と挙手している子を相互指名していきます。本当にユニークで楽しい意見がたくさん出されました。そのたびに「あ~」という歓声、「お~」という驚き、教室中の笑い声など、本当に反応のいい学級です。それだけ学習に集中しているということです。ここに全部紹介したいのですが…それは難しいので…。そしていよいよ授業の終わり、子どもたちは川崎さんが最後に何と書いていたのか気になるところです。川崎さんは「りりりりり じゅわきとる」なるほど!今はこんな電話機ないですし、子どもたちにとっても受話器というものはわからないかもしれません。最後に?で終わるオープンエンドな本当にいい授業でした。終わりの礼をした後、「あ~おもしろかった。」「もっとやりたかった。」という声があちこちから聞こえていました。

登録日: 2020年9月11日 /  更新日: 2020年9月11日
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