今日から6年生の廊下に児童会が中心となって取り組んだ、在校生からのメッセージが掲示されています。学級ごとに1文字ずつの言葉を描いた写真や卒業生個々の写真に習字で描いた名前、各自へのメッセージが書かれたカードなどがピンク色(桜色)の台紙に貼られています。今週からは「卒業・進級」をキーワードに学校全体で動いていきたいと思っています。それはつまり、「感謝」と「成長」が大切だということです。たまたまですが、給食の片づけで廊下を歩いていた2年生の声が聞こえてきました。「なぁちょっと止まって、1年生を先に行かせてあげよう。」まさにこの言葉にそのことが表れていると感じました。
6年生の教室では児童会が中心となって取り組んでくれた6年生を送る会に代わる取り組みとして制作されたビデオメッセージをみんなで見ていました。1年生1組から5年生3組までそれぞれの学級で工夫を凝らしたメッセージが動画で届けられています。6年生は自分たちがいよいよ卒業生なんだということを実感できた瞬間かもしれません。「ご卒業おめでとうございます。」や「これまでありがとうございました。」や「中学校に行っても頑張ってください。」など文字だけでは伝えきれないものが、このビデオメッセージでは伝わっていたように感じました。後半は担任してもらった先生方からのメッセージです。この時には楽しい雰囲気もありながら、どこかシーンとして言葉に聞き入っている雰囲気が感じられました。気持ちと気持ちがつながったと感じました。
5年生は人数を調整して会場設営をしてくれました。6年生へのメッセージづくりや会場づくりなどの活動に取り組むことで在校生、特に5年生は力をつけていきます。まさに最高学年としてのバトンを受け取っていきます。卒業式は学校で最も大切な行事です。その成功のために全力を尽くすことを通して多くのことを学んでいきます。卒業生は式に向き合う後ろ姿で良き伝統を残してくれるのです。
2年3組では成長の記録を仕上げていました。出来上がっていくのがうれしいようで、にこにこしながら私にも紹介してくれます。ヨシタケさんの絵本をもとにしているので、ところどころにユーモアあふれる中身もあります。子どもたちが持ち帰ったらこれを素材にいろいろと話してみてくださいね。子どもの思わぬ発想や感じ方を知ることができてとっても楽しいと思います。
職員用の図書としてこれらの本を購入しました。国からも「ネット・スマホのある時代の子育て」というリーフレットが出されました。またホームページにも掲載しますが、ネットと自律的に付き合っていくことを子ども自身に身につけさせていくことがますます大切になっていくと思います。また、「たすけあい体感ゲーム」というカードゲームはSOSの出し方教育につながるもので、こちらもこれからの時代に大切なものになっていきます。教職員も新たな時代の中で学び続けることが求められています。