前庭のハクモクレンのつぼみが膨らみ、白い花弁が見えてきました。少しずつ少しずつ春が近づいていると感じます。
中館の上学年昇降口から東に廊下を進んでくるとこんな掲示物があります。まずは6年生が取り組んできた福島県郡山市との交流事業の報告です。6年生で取り組んでいるSDGsのパートナーシップで解決する取り組みに関連付けた報告文でした。また、廊下の壁や天井には依然紹介したひまわり学級制作の春の飾りが掲示されています。ローラーを使ったペインティング作品で壁は菜の花畑、天井は舞う桜の花びらが表現されています。
1年生の子どもたちが学級ごとに分担して、小学校での生活を1日の流れに沿って動画で紹介するプロジェクトに取り組んでくれていました。今年は体験入学ができなかったため、こういった形で自分たちの学校生活を紹介したいという思いを大切にしながら、1年生の子どもたちにとってもお兄さん・お姉さんになって新1年生を迎える気持ちを高めてほしいと考えます。今日は職員室のDVDプレイヤーで再生しながら出来上がった作品を見せてもらいました。職員室にやってくる先生方も「かわいい」と思わずつぶやくという出来栄えです。紹介している子どもたちの表情も明るくて小学校は楽しいところだよということがしっかり伝わるものになってました。私は合わせて子どもたちのこの1年…本当に大変な思いをした新入生のみんなが大きく成長した姿を本当にうれしく感じました。近日中にこども園にお届けしたいと思っています。
5年3組の図工です。木のデザイン画の最後は言葉を添えて完成です。自分の描いた作品にタイトルをつけるというのはとても大切なことです。伝えたいことが明確になっているか?反対に出来上がった作品からどんなイメージが喚起されるか?どちらも大切な感じ方を育てる取り組みです。初診のこの作品には「優しさ」という言葉が添えられています。卒業生に贈る言葉として…そして柔らかな色遣いの作品タイトルとして素敵です。また、墨文字の周りを白ペンで縁取ったのも優しい感じがさらに引き立てられています。この絵に沿える立体の鳥の翼をプラスティックシートに描いている子もいます。優しい色合いを出すのにどうしても色鉛筆を使いたかった子は、自分で工夫をして表面をやすりでこすって加工することでその表現にたどりつたと教えてくれました。これもあらわしたいいイメージが明確になっているからだと感じました。
2年3組の算数です。今日は箱の形について学習していました。これは空間認知が苦手な子には難しいのですが、箱の形を開いた図(高学年になると展開図といいます)から、全部で面が6つあるということを確かめていきます。2年生では実物→図→イメージと少しずつ抽象化しながら学習が進められていました。今日はクロムブックを使って各自が自分のやり方で6つの面があるということを確認し、みんなに伝える工夫をしていました。自分のアイデアをクロムブック上で表してロイロノートというアプリを使って共有している様子です。自分が提出したカードを見つけて、ほかの子の考えと比べて学習を深めていました。
2年1組の音楽の様子です。この時間は鍵盤ハーモニカで「エーデルワイス」を吹いていました。廊下を歩いているとどこからともなく聞こえてきた音楽に、すごく素敵だなぁ…すごく上手だなぁ…すごくそろっているなぁ…と思って歩いていると2年1組さんでした。みんなとっても真剣な顔で、楽譜に集中して演奏しています。「もう一回。」と先生に声をかけながらもっと上手になりたいと何度も頑張っている子どもたちです。みんなの音がそろって、うまくいったときの気分は最高!と子どもたちも感じていたようです。
2年2組の体育館での体育です。ドッジボールをしていました。さすが2年生と思える速い球を投げています。「逃げるのが私は得意だから…。」という声も聞こえてきます。勝っても負けても楽しめるのもさすが2年生です。試合の後は気分を切り替えてしっかり挨拶もしています。自然と握手を…という雰囲気にもなっていました。この時期になると学級としてのまとまりもできてきて、自分たちで楽しい時間を作り出せるようになるのですね。