職員室前には先日の文化鑑賞会で来てくださった噺家の入船亭扇蔵さん、笑福亭智丸さん、笑福亭呂好さん、太神楽曲芸師のラッキー舞さんのサイン色紙を展示しています。メッセージの言葉を添えてくださっている方もありました。そのメッセージは「笑門来福…笑う門には福来る」と「述べて作らず、信じて古を好む」というものです。後ろの言葉は孔子の「論語」の中の言葉です。興味のある人は意味を調べてみるといいね。ほかの写真は6年1組と3組の図工作品です。「教室風景」というテーマで自分たちの学級の日常を表しています。そこに自分の学級のカラーが表れるメッセージも添えられていました。卒業に向けての展示の一つです。
3年3組の図工です。「生命の木」というテーマで制作しています。金色や銀色の大判の色紙を使って構成し、そこにきらきらモールやきらきらスパンコールなどを組み合わせていきます。あのクリムトの作品にインスパイアされての制作のようでしたが、私には岡本太郎の雰囲気も感じられました。この作品も卒業生を送る制作として展示を予定しています。先生に制作の様子を聞くと、「最初はシーンとして手が動かなかったけれど、やり始めたらあんなことをしてみよう、こんなことをしてみたら面白そうと、次々イメージが浮かんでどんどん制作に取り組んでいきました。」とのこと。これを聞いて素晴らしいなぁと感じました。子どもたちがシーンと黙って手を止めている時間というのは実は大切な時間です。頭の中で思考がどんどん働いている時間です。これがあるからこそ、夢中になって制作に取り組む姿が生まれるのです。
5年3組の家庭科です。今日は様々な小物の製作をしながら、交代でミシンによるソーイングテストが行われていました。小物製作にはボランティアさんがかかわってくださっています。自分のやりたいことを形にするために様々なアドバイスをしてくださっています。また、ミシンでうまくいかないときには、お友達同士でも教えあい、助け合っていました。どのクラスにも「ミシン先生」が誕生しているようですね。見ているととっても細い布をひも状にミシンで縫うという難しいことに挑戦している男の子がいました。しばらくすると「できた!」の声とともに手作りのマスクを見せてくれました。見本通りに作るというのではないので売っているようなものにはならないのですが、自分がやってみたいと思ったことに挑戦して、それを形にできたことに大きな意義と成長が感じられました。
1年2組の体育です。2時間目になって急に嵐のような雨が降り始めて慌てて学校中の窓を閉めて回っているときにこの場面に出会いました。1年生も随分ドッジボールに慣れて上手になったなぁと感じました。途中、ボールの取り合いになってしまう場面もありましたが、さっと周りの子が近づいて「じゃんけんしよう。」と声を掛けます。そこから声をそろえて「じゃんけん、ポン」うまく解決しました。また、ボールが外野か内野かでもめそうになった時も、さっと声を掛け合ってボールを譲って解決していました。こういうことも体育を通して学ぶ大切なポイントです。広い体育館をたっぷり使って楽しい時間を過ごしながら学ぶ姿を見ていて「あ~学校っていいなぁ」と思いました。