今から10年前の午後2時46分、私は5年生の学級担任をしていて、ちょうど帰りの会の最中だったと思いますが、あの日のことは今も覚えています。そして、職員室に戻って見たテレビの映像は大変衝撃的なものでした。今日は福島県郡山市で復興の灯プロジェクトが開催されました。その様子がライブ配信されています。都跡小学校の6年生が海老根和紙に描いてくれた交流の灯火も美しくともされていました。
今日の朝の会の時間に6年生が在校生からのメッセージビデオへのお礼の意味も込めてビデオレターと校内放送で全校生にメッセージを届けてくれました。校内放送でまずお礼の言葉を伝えてくれましたが、どの子の放送もさすが6年生!と思えるものでした。滑舌の良い明瞭な発音で、明るい声の響きで、ゆっくり丁寧な話し方です。まさにお手本になる話し方でした。後半のビデオレターではSDGsについて取り組んできたことと自分たちが在校生に届ける未来へのメッセージを班ごとに工夫して伝えてくれました。校内各所に掲示されているものとその取り組みがしっかりと結び付けられていました。見終わった子どもたちの様子は、一瞬しーんとして、そのあと「すごかったなぁ。」というつぶやきがあちこちから自然に湧き上がっていました。6年生の子どもたちが本当に良いものを残してくれたと感じました。
2年1組の紙版画の様子です。様々な素材を使った紙版画で生き物を表現しています。大きくテーマの生き物を制作していますが、部分部分もとても細かく仕上げていました。素材の特性を生かしながら、あきらめないで最後まで頑張る姿が素敵です。「手が痛くなってきた…。」と私に手を見せてくれた子は、小さなパーツをたくさんはさみで切って手が痛くなったようです。麻ひもで背景になる蜘蛛の巣を丁寧に集中して作っている子もいました。先生にインクをつけてもらった後は丁寧にこすりだしていました。「あーはやくすりたいなぁ…どんなふうになるのかなぁ。」版画の楽しさを感じ取っていた子どもたちでした。
1年2組のできるようになったよ発表会です。私が見せてもらえたのはもう終わりのほうだけでしたが、子どもたちの楽しそうな雰囲気はしっかり感じられました。写真の班は跳び箱ができるようになったよ班の子どもたちです。最初に一人ひとりできるようになったことを言葉で発表した後、一人ひとり跳び箱に挑戦していきます。跳ぶ前も跳んだ後もピシッとポーズが決まってかっこよかったです。発表の後はいいところ見つけでたくさんの子が手を挙げて頑張ったことやよかったことを発表してくれます。とってもいい雰囲気でした。本来ならば最後の学習参観で保護者の皆さんに見ていただければよかったのですが、感染状況の拡大から今年は子どもたちだけで行いました。
5年生が作った作品です。卒業式で式場入り口に飾る予定です。モザイク画の中に描かれた個性的な木々。そこに添えられたメッセージ。そして、メッセージに合わせたイメージのはばたく鳥の姿。とっても温かいなぁと感じました。
4年2組の図工です。今日は4年生全部のクラスで取り組んだ造形遊びの様子です。私が見せてもらえたのは2組だけでしたがどのクラスも造形表現を楽しみながら活動でした様です。同じ形同じ大きさの段ボール箱をたくさん使って並べたり、積み上げたりして造形活動を楽しみます。作品制作が目的ではなく、造形的な感覚を働かせて物とかかわって活動するのが造形遊びです。最初の活動は1人3箱の箱を順に渦巻き状に並べています。どうして真ん中に1人立っているのかな?そのなぞは最後に解けました。これはドミノだったのです。真ん中の箱を倒すと渦巻き状に…そして軽い段ボールなのでとてもゆっくりと…ドミノ上に倒れていきます。とっても面白い活動でした。後半はとにかく高く積み上げてみよう!と2チームに分かれて取り組みました。ピラミッド型に積み上げるチーム、高く上を目指していくチームとそれぞれに違っていたのが面白かったです。