今日は都跡こども園の年長さん1組・2組に分かれて都跡小学校の紹介動画をプレゼンしてきました。今年は体験入学ができなかったので少しでも小学校の様子を伝えたいと思っての出前講座です。今年の1年生の1年間の動画を紹介しながら説明を加えたり、「先生が言いましたゲーム」をしたり、絵本の読み聞かせをしたりして私自身も楽しい時間を過ごさせてもらいました。あとから園長先生に聞くと、「小学校が楽しみだ。」という声が聞かれたということでほっとしました。
今日は6年生が取り組んできた福島県郡山市との交流事業の海老根和紙の作品を奈良市観光戦略課の方に渡しました。奈良の魅力や福島との交流をイメージした作品です。制作過程をずっと見ていた私はこの作品の出来栄えを本当に素晴らしいものだと感じていました。質の高い和紙に、質の高い奈良筆、そして子供たちの一生懸命な思いが集まってでき上った作品です。図工担当から手渡す際には、作品の裏面に書かれた子どもたちから福島の方へのメッセージについて伝えました。ここに書かれたメッセージと合わせての作品だということを熱く伝えてくださいました。そんな思いを作品とともに福島に送ってくださるとのお返事をいただきました。3.11に福島で灯される光を思い浮かべながらこの場に立ち会わせていただきました。
5年3組の理科の学習です。今日は電磁石の学習で実験セットを使って磁石の力を変えることを学習していました。電磁石の大きなと特徴の一つがこの磁石の力を変えることができるところです。目に見えない磁石の力や電流を扱うのでかなり抽象的な思考が求められます。磁石にくっつく釘の数で磁石の強さ(鉄を引き付ける強さ)を見ていきます。先生から出された課題は…「では、今よりも磁石の力を弱くするにはどうしたらよいか考えてごらん。」というものです。前の学習では磁石につなぐ乾電池の数を増やすと磁石は強くなるとわかった子供たち。でも、1個の乾電池からもう減らすことはできません。さぁどうするか?頭の上に?マークがいっぱい浮かんでいたのですが、少しずつ試行錯誤が始まりました。いい学び方です。そして、学んでいる子どもたちもいい雰囲気です。
6年生の総合ならの学習です。今6年生では小学校での学びの総まとめとしてSDGsという2030年に世界で達成すべき目標に向かっての取り組みに自分たちもつながっていこうとプロジェクト型の学習に取り組んでいます。この学習では自分たちが解決したい課題を、今、自分たちが持っている知識やつながりを活かしながら解決していくというものです。6年2組の教室前に「SDGs始めました。」の貼り紙がありました。とってもキャッチーなコピーだと思います。活動の様子は6年3組の子どもたちです。あらあら寝転んでクロムブック触っている人もいますが…夢中になると子どもはこんな感じになります。
6年3組では様々な方法で都跡小学校の後輩たちに伝える活動に取り組んでいるグループが多いように感じました。情報収集にはクロムブックが大活躍です。単に調べ学習で知識を増やすのではなく、グーグルアースを使って地域の様子を調べたり、自分たちの暮らしとのつながりを考えたりととってもうまく使っています。ほかのクラスでも取り組んでくれています。私の所にも相談に来てくれるグループがあります。私は子ども扱いせず、しっかりと私の考えや思いを伝えるようにしています。まさにこの子どもたちとは本気で学びの中でかかわっていきたいと思うのです。厳しいかなぁと思うような問いかけを投げても、しっかりと受け止めて、自分たちで考えて取り組もうと頑張っています。これができればたとえ活動がうまくいかなかったとしても、プロジェクトとしては大成功です。うまくいかない…失敗した…などが学びの中で分かることこそ学びだからです。がんばれ!6年生!!最後まで応援しています。