今日は風花の舞う一日でした。二十四節季では雨水なのですが本当に寒い一日でした。でも雪を見るとなぜだか興奮する子どもたちです。前庭ではピンクと白のしだれ梅がほぼ満開を迎えていい香りを漂わせています。春と冬の両方を見つけた日です。
4年3組の図工です。図工ばかりでごめんなさい…。こちらも卒業式の飾りにもなるデザインの学習で「夢をつかむ手」の表現です。それぞれが手にしたい夢をイメージとして広げながらデザインしていきます。何人もの子が「先生、見て。」と言ってくれるのが本当にうれしい姿です。特に今回はその子の「夢」の種がえがかれているので見ていて本当に楽しくなります。この日は版画の本刷りのため、順番待ちの間にこのデザインに取り組んでいました。
版画の本刷りでは、まずインクの練り方を教えてもらいます。今日は気温が低いので、インクが少し硬いから…とこんなことまで教えてもらいます。ローラーにインクをつける方法、ローラーを板に塗り付ける方法、どれだけの量のインクをつければよいのか、バレンの使い方など基礎的な技法なのでしっかり学びます。こうやって学んだ一つ一つが今度は自分で表したいときに生きてきます。図工は生活に役立つ強化だと思いますか?と以前、奈良市の小学生にアンケートを取ったことがあります。子どもたちの回答は肯定的なものが大変多かったです。生活を豊かにする学びだといえます。