いよいよ2学期も残すところあと3日になりました。今週に入ってからはお楽しみ会をしている学級があちこちに見かけられます。今日もお面をつけたり、帽子をかぶったりして廊下を歩いている子どもたちと何人もすれ違いました。どの子もうれしそうな顔でした。
3年1組の食に関する指導の様子です。本校栄養職員が中心となって学習を進めます。3年生では赤、黄、緑の色分けによる、食べ物の働きについての学習をしていました。赤は「筋肉骨パワー」黄は「運動パワー」そして緑は「お助けパワー」とネーミングされていました。学年が上がると表現は変わっていきますが、食べ物の働きを知ることでバランスよく食べることの大切さについて考えます。この後、ある日の給食の献立に使われていた素材が書かれている表に赤黄緑のしるしをつけて自分で分類しています。大豆製品(味噌)が出てきたときには、国語の学習を思い出して大豆だから…と考えているのには驚きました。
6年3組の図工です。段ボールの長く転がるビー玉転がしの制作の様子です。クラスによって特徴があります。3組は高さのある作品に挑戦している子が多いように思いました。その分だけ接着の仕方がむずあkしいようで、「フーン…」といううまくいかないことでのため息も聞こえてきます。それでもあきらめずに取り組んでいる姿が頼もしく感じられました。また、スタート地点を2つ作っている子がありました。これもユニークな発想です。スタート地点が違ってもゴールが同じというのに周りの子からも「それどうやったん?」というすてきな質問が聞かれました。また、体操競技の鉄棒ではありませんが、一度コースから離れて次に飛び移るなんて言うスゴ技に挑戦しているつわものもいました。また、苦労してジャンプ台を作っていたり、速く乾かして次の作業に映るために懸命にドライヤーを使っている子もいました。
今日の放課後、3年生担任の山方先生が本校の実践を奈良県下の先生方にオンラインで発表する「セッションM研修」の講師として発表してくれました。テーマは「失敗させないから失敗から学ぼうへ」という大テーマです。個人懇談会でも「家でずっとユーチューブばかりめて困っています…。」という声を聞かせいただいています。だから禁止!ではなくここで学ばせたいという考え方です。これから子供たちが生きていく時代の中で、全部排除した環境で生きていくわけにはいきません。どうやってうまくかかわっていくのかという力をこそ子どもたちにつけたいと思っています。クロムブック配布からの3か月ほどの中で起こった7つのエピソードを取り上げて、奈良県下の先生方に提案型の研修をしてくださいました。ここでも、正解があるのではなく一緒に考えていきましょうというスタンスを示してくれました。