週末をはさんで一気に紅葉が進んだようです。桜の葉は真っ赤になり、イチョウの葉も黄色く染まっています。運動場のプラタナスの大きな葉も風に飛ばされ高く舞っていました。1年生や2年生は自分のお気に入りの葉っぱを見つけては「先生、見て!」と嬉しそうに私の近くに駆け寄ってくれています。
2年1組では紙箱を切ったり、貼ったりしているところに出会いました。おや?新しい図工かなぁと思って話を聞くと国語の学習でした。国語の説明的文章で「馬を作る」という単元でした。説明文で箱型から切り出して馬を作っていくという手順が示されています。読み取るために具体物を操作しながら学習しているということでした。普段から説明書を読む機会が減っているといわれる時代ですから、こういう読みの力が育ちにくくなっているかもしれません。物語文よりも個人差が大きいかもしれません。でも、文を読みながらそれをきちんとイメージして形にしていくことで、文をきちんと読む力だけではなく、その意識が高まることにも大きな意味がある単元だと思いました。
イングリッシュルームでは5年1組がクロムブックを活用して英文の入力をしていました。ローマ字で打つことに慣れてき始めているので、英文で入力するとなると意外と難しいようでした。これまでの外国語の学習では、聞く・話すが中心となって進めてきましたが、新しい学習指導要領では読む・書くという子とも取り扱います。「私の好きなもの」を紹介するスライドと文を作っていましたが、グランドファーザー(おじいちゃん)と書きたいのだけれどファーザーをfではなくhで表記してしまします。これはとっても大切な間違いです。こういう間違いをするからこそ学習は成立します。今日は担当の先生と外国語学習支援の先生に助けてもらいながら取り組んでいました。書けるようになる…読めるようになる…このことで英語が自分のものになるような気がすると感じている子もたくさんいました。
3階の渡り廊下には5年生の図工作品「ホラーハウス」が並べられていました。みんなすごく個性的でした。
3年1組では国語の作文の校正を互いに写真で送りあって助言(アドバイス)を送り返すようにする学習をしていました。見ていると原稿用紙の作文の写真を撮るのが難しいようで、せっかく送っても読めないというコメントを送りあっている子もいました。また、カメラ撮影の時にはこうすればいいよと撮影に関する助言を送っている子もいたのがよかったです。そのうちアウトカメラよりインカメラのほうがピントが合いやすいということを発見する子が出てきました。でも、ここでまた問題にぶつかります。インカメラに映しながらシャッターボタンを押そうとするとどうしても自分の手が映り込んでしまうのです。まさに試行錯誤。こういう学習こそが大切です。