11月とは思えない暖かさの一日でした。暖かいというより子どもたちにとっては暑い一日だったかもしれません。休み時間を終えると汗をいっぱいかいていました。
2年生では遠足で行った信貴山のどか村での芋ほりをもとに大きな口を開けてお芋を食べている自分の絵を描いていました。この写真は2年2組さんです。段ボールで切り抜いたサツマイモに絵の具で色を塗っていました。私が通りかかったのに気が付いた子は「先生、私の見て!」とニコニコ顔で近づいてきました。写真からもわかると思うのですが、自分の思った色を出すのに何度も色混ぜをして納得のいく色ができたからでしょうね。そして、ほくほくのサツマイモの中身の色もすごく素敵にできていました。
これは2年1組さんです。食べている顔の仕上げ段階です。見せてもらってびっくりしたのがどの絵も描いている本人にそっくりになってきていることです。名前を見なくてもだれの絵かすぐにわかります。あと感心したのはクレパスの塗り方です。先生に教えてもらったということでしたが、きちんとタッチが活かされていました。そして、髪の毛に色を付けていたのですが、ここでもやっぱり自分の納得のいく色ができるまで粘り強く混色をしていました。筆遣いもクレパスでタッチを教えてもらったことが活かされていました。
これは2年3組さんです。午後からの図工でお芋の部分を制作するということで段ボールを協力してカットしていました。はさみで切るのはなかなか大変です。でも、それを体験することがまた大切なのです。最初から「ハサミでは無理だよ。」と教えてしまっては学びが生まれません。そして、段ボールカッターを使って切っている子は、最初は自分一人で切ろうとしていましたが、それではぐらぐらしてうまくいかないと気がついて、そのうち自然と協力し合う姿があちこちで見られるようになりました。いい学びをしているなぁと感じました。
4年3組の図工です。こちらでも遠足で行った関西サイクルスポーツセンターの絵を描いていました。ただ思い出の絵を描くのではなく、いろいろな変わり種自転車のメカニカルな表現やそこに乗っている人間の手足の表現などしっかりと課題意識をもって描いていました。それができた子は次の作品の準備です。平城宮跡をモチーフにした絵です。クロムブックも使いながら題材を探していました。導入での写真を見ての学習では、日本一平城宮跡に詳しい小学生たちだと思える知識にびっくりしました。
これは4年2組さんです。国語と総合奈良を関連付けた学習でいわゆるクロスカリキュラムとして取り組むリーフレットづくりの様子です。下書きをした後、厚紙で作っていきます。コンピュータを使うのは画像を検索したり、情報を集めたりするときのみ。作っていくときは手書きで作業を進めます。コンピュータを使うのか、使わないのかここも大切なポイントです。出来上がってきたら先生に見てもらいます。そしてアドバイスをもらってブラシュアップ。私に見せに来てくれた子は平城宮跡の歴史を絵で表しながら、そのイメージを色で表現した矢印でつないだというアイデアを熱く語ってくれました。
これは6年1組と6年2組の毛筆の学習の様子です。「夕やけ雲」という4文字を書いていました。半紙に折り目をつけながら基準点を見つけて書く方法に挑戦していたのは1組さん。2組さんはお手本をしっかり見ながら集中して取り組んでいました。墨の香りをかいでいると心が落ち着く効果があるそうで、どちらの教室も墨の香りに包まれて落ち着いた雰囲気で学習していました。
今日も職員研修を行いました。今日はクロムブックでどのようなアプリケーションをどんな場面で使っているのかという実践報告を数人の先生方がしてくださいました。特に若手の先生の活躍が目立った研修でした。最後に私から話したのは「だれでも安心して質問がしあえるそんな職場でこれからもあり続けることが大切です。」といことです。同じことは教室の中でもいえることだと思っています。