中庭から東の空を眺めるとぽっかり浮かんだ雲。秋です。2年3組の算数の学習でクロムブックを使っていました。教科書のイラストを先生が写真に撮って子どもたちの画面に配布します。そして、指でペン書きをしながら学習をしています。PCを忘れてしまった子たちは教科書で作業をしています。見ているとPC上での作業だと間違えた時にやり直すのが簡単です。つまり何度も試行錯誤ができています。PC上の消しゴムを使ったり、操作を一つ戻すボタンを使ったりとその場に応じて使い分けています。充電したまま持ってくるンを忘れてしまう子も多いようですが、ご家庭でも子どもたちの学びが豊かにできるよう持ち物の準備などご協力をお願いします。
図工室では3年2組が卵パックの大変身ということで作品の仕上げの工程に取り組んでいました。同じ形の卵パックを使っているからみんな同じような作品になりそうですが…それがなんと!みんな違うのです。表したいことや表し方が個性的です。そして何より自分の作品がみんなお気に入りです。カメをつくっていた女の子、空いた場所に何を描こうかなぁと迷っていましたが、かわいいタコを描きました。赤色が入ったことで作品がぐっと魅力的になりました。ゴールがあるのではなく、どの子も作りながら考え、考えながら工夫していました。また、感心したのは、台紙の段ボールの穴をあけるのにキリを使っていましたが、その使い方をしっかりみんながマスターしていたことです。その穴にひもを通すときにもうまくキリを使っていました。絵具を乾かすのにドライヤーを使っている子もいました。道具の活用力もしっかりに見ついてきています。表現したいものがあっても、この力がないと表現できません。とても大切な力です。
体育館では1年3組が跳び箱に挑戦していました。3段~5段の跳び箱を自分で選んで挑戦しています。跳び箱を超えたマットの向こうにはフラフープが置いてあって、跳び終わった子がそこに入って、次の人にスタートの合図をします。これは実はとても大切なことです。着地でマットがずれたらその子が直してくれます。マット運動や跳び箱運動では次々に挑戦したくなって前の人と接触することが結構起こってしまいます。それを防ぐ意味と友達の跳ぶ姿をしっかり見てよいイメージをつくっていくという二つの点で効果的だと思いました。跳び越えられた子もお尻が跳び箱に乗ってしまう子も、どの子も楽しそうでした。広い大きな体育館で思い切り運動できるのって、ただそれだけで楽しいのですね。
運動場では6年生が学年体育をしていました。今日はスポーツデーに向けて大玉を使った競技やラグビーボールを使った競技に取り組んでいました。いつもの運動会なら競技の練習にあまり時間がかけられませんが、今回は各学級の体育でもどうすればうまくいくかを話し合ったり、考えたりとしっかりと体育としての学習で取り組めています。ほかの学年もそろそろ学年体育でスポーツデーに向けて体育の時間の中で取り組みを進めています。来週には参観いただく注意事項とその裏面に簡単な学年のプログラムを印刷したものを配布させていただく予定です。
下校の見送りをしていると2年1組のみんなが自分の作った帽子をかぶって下校していました。みんな個性的で楽しかったです。これをかぶって校舎内をパレードしてくれたらよかったのになぁと思うほどの出来栄えです。かぶって帰る子もニコニコ、それを眺めている子もニコニコ…素敵な下校タイムになりました。