あっという間に雪は消えてしまいましたが、その溶けた水があちこちで凍っているのを見つけた子どもたちが歓声を上げていました。歩道橋が白くなっていたり、学校前につるつるに凍った部分があったり、今日はプールの水面も凍っていたりしました。
今日は1年生のクラスの様子を見せてもらいました。1組では国語の学習。今日は漢字の『目』を学習していました。目を使った言葉探しも楽しそうに取り組んでいましたが、「目ひょう」というようにモクと読む言葉も発表していたのに驚きました。また、とってもいい間違いを発表してくれた子もいました。それは「めがね」です。なんとなく目に関係のある言葉だから『目がね』かなと考えたのが素晴らしい!きっと同じように思っていた子もいたはずです。こういうのを「いい間違い」と言って授業では大切にします。先生はそれを聞いて『眼鏡』と書くんだよと、学習していない漢字でもこの機会に目にすることで印象に残るので説明されていました。高学年になって熟字訓として学習します。後半は目という漢字を使った文づくりの発表です。しっかり手を上げて発表していました。
2組も国語です。漢字学習を終えて教科書の工藤直子さんの詩で「はちみつのゆめ」を工夫して読む学習をしていました。この詩は冬眠中のクマがはちみつのゆめを見ているというものです。「とうみん」や「しんしん」という言葉が出てくるのですが、丁寧にその言葉を取り上げながら学習は進みます。子どもたちも自分のイメージした言葉の意味をそれそれ自分の言葉でつぶやきます。とても積極的で、一人一人が集中しているいい姿がありました。こういったキーワードを学習した後、「よわくーつよく」「はやくーおそく」「おおきくーちいさく」など音読記号をつけながら工夫して読む活動につながっていきます。熊は大きいから心臓はゆっくり…前に学習したいのちの授業からそう考える子がいました。寝ているから…弱くがいいかなぁという子、それに対して夢の中だから大好きなはちみつで元気な大きな声じゃないかなという子も現れます。では実際に読んでみましょうと、まずはゆっくり、小さく読んでみることに。読んだ後の感想は「眠くなった。」「あくびが出そうになった。」などどんどん出てきます。「今度は夢の中だから大きく、強く読んでみたい。」という声が上がります。そこで先生は、「じゃぁ今度は立って読んでみましょう。」と子どもの考えをもとに授業が進んでいきました。
3組では28日に平城宮跡でする凧揚げに使うぐにゃぐにゃだこづくりをしていました。初めにセットを開けるところから学習です。丁寧にはさみで口を切って、使うものだけを取り出して、あとのものはなくさないように二つに折って机に入れます。早く作りたくて仕方がない子はなかなかこの指示が耳に入りません。そっと指さしてあげると「はっ」とした顔で周りを見て片付けます。早く作りたいという気持ちも、木の葉っとする気持ちもよくわかりますし、どちらも大切な気持ちです。後半はタコに絵を描いていきますが、下絵をビニールだこの下に敷いてフェルトペンでなぞっていきます。
竹ひごの位置やタコの上下を間違えないようにしっかり確認をしてからいよいよ絵を描いていきます。好きなキャラクター…今回は断然「鬼滅の刃」が多かったですが、すみっコぐらしを書いている子もいました。また、丑年だからと牛の絵を描いている子などそれぞれに楽しみながら、集中して描いています。「あ~先生ちょっと失敗した。」という子もいましたが、「高い空の上にあげるタコだからちょっとぐらいしっぱしても大丈夫。」と言ってもらって安心して続きに取り掛かります。「元気・しなやか・へこたれない」大切にしてほしい姿です。