2月9日の「今日の都跡小」にも書きましたが、この日6年生は都跡中学校の体験に行きました。コロナ禍の中、大勢が集まることのないように工夫していただき実現しました。学校からは徒歩で都跡中学校に向かいました。おしゃべりしながらみんなで歩くだけでもなんだか楽しそうでした。
6年2組は社会科の先生が担当だったので社会科の学習をしました。メルカトル図法で描かれた世界地図をバラバラにしたものが班に配られてそれを並べ替えるところから始まりました。後半は地球儀で表された大陸などの形がさっきの地図とどう変わっているのか?日本から真東にある国はどこか?などについても、いわゆる世界地図で見るのと実際の地球儀上で見るのとは違うということについて学習しました。中学1年生の地理の分野で学習する中身を少し先取りでした。
6年1組は保健体育の先生から保健の授業を受けました。最初に中学校についての質問や先生について聞きたいことなど、とてもやさしい雰囲気でフリートークをして子どもたちを安心させるようにしてくださいました。学習は感染症の予防についてでした。6年生の保健の学習でも学んだ内容だったようですが、中学生になると使う言葉の一つ一つが難しくなるなぁと感じてくれたかもしれません。「感染しないように自分はどうするか?」というような質問も「主体はどうすればよいか?」という感じです。ワークシートに書く文字も少し小さくなったり、書く時間が限定されたりと中学生との違いも感じたかもしれませんね。
6年3組は理科の学習です。食塩水とアルミ箔と木炭を使った電池づくりです。子どもたちにとってはこれで電気が生み出されるというのは本当に不思議なことだったと思います。協力しながら木炭電池を作って電子オルゴールやミニプロペラに接続します。回路については小学校では学習済みなので実験はスムーズに進みました。最後に木炭電池を直列でいくつもつないでどうなるのかな?という実験に挑戦する子や食塩水で白くなった机をきれいに雑巾がけをしてくれる子など、学習以外でも小学校で身に着けたことがいかされていると感じました。
学習体験の後は生徒会本部役員の子たちがそれぞれの部屋に来てくれて、生徒会が作った中学校を紹介するリーフレットに沿って都跡中学校のことを紹介してくれました。小学校では縦割り活動などで一緒だったこともあるお兄さんやお姉さんが制服姿になり背も高くなっていることもあって、お互いに少し緊張感のあるいい雰囲気でした。「〇〇ちゃん」なんて読んでいたお兄さんたちのことも中学生になると「〇〇先輩」と変わります。
後半は部活動見学です。ここも各学級を3つに分けた小グループで見学をして回りました。案内してくれるのは中学校の各種委員会の委員長や学級長さんです。少人数になると互いに少しほぐれるのか中学生にも、小学生にも笑顔が増えた気がしました。また、さすが中学生という迫力のある運動部の活動の様子や迫力ある音を響かせていた吹奏楽部、「これだれが描いたの?」と思わず質問したくなるような作品が展示されていた美術部など熱心に見学していました。
最後の解散式も昇降口前の屋外で行いました。生徒会長からのあいさつの後、今日お世話をしてくださった先輩方にお礼の拍手を送り、最後に小学生代表からお礼の言葉を伝えて終わりました。緊張感のある中でしたが、少しの時間でしたが一緒に過ごせたことでずいぶん打ち解けた雰囲気もある中での解散式になりました。