今日は、4年生の学習で4人のゲストティーチャーを招いて話を聞きました。
高山茶筌 伝統工芸士会 会長の久保さんを招いて、本物の茶筌を見せてもらいながら話を聞きました。
茶筌にはいろいろな種類があることやその材料、作り方などの話を聞きました。
また、新しい商品の開発をしていることも知りました。
お菓子会社と連携したり、外国に向けて活動したりしているそうです。すごいですね!
奈良筆田中さんに来ていただき、筆を作るところを見せてもらいながら話を聞きました。
実際に教室で筆を作るところを、担当の先生がタブレットで映してテレビにつなげて見せていました。
子どもたちは、田中さんのほうを見たり、テレビ画面を見たりしながら、興味深く話を聞いていました。
手際のよい動作で熟練の技が感じられましたね。
赤膚焼の菅原さんに来ていただき、本物の赤膚焼を触らせてもらいながら話を聞きました。
赤膚焼の歴史や絵の意味などについて教えてもらいました。
絵の人には、お釈迦様とお釈迦様の話を聞いている人がいること、絵の建物には、お堂と東大寺があることなどを知りました。
また、その見分け方も教えてもらいました。今度、見たら区別ができるでしょうか?
奈良うちわを制作している池田さんに来ていただき、美しい奈良うちわを見せてもらいながら話を聞きました。
奈良うちわを制作しているところは、戦争前には数件ありましたが、戦時中になくなり、現在はたった一軒しかないそうです。
戦争では目に見えるものだけでなく、目に見えないものもたくさん失われるのですね。
池田さんは、伝統を受け継ぐとともに、新しい商品開発も行い、多くの人に広めようとしているそうです。
それぞれの方たちが、昔からの伝統を受け継ぎ、大切に守り続けていることを知ることができました。
しかし、課題はいろいろとあり、それを改善するための努力をし続けています。
奈良県の伝統産業を守り伝えるために、私たちにできることはあるでしょうか?
子どもたちの学習は続きます。