3学期

令和4年3月11日

 3月9日(水)、令和3年度卒業証書授与式が行われました。小学部17名、中学部9名の卒業生が立派に卒業し、それぞれの進路先へと巣立っていきました。また、本日の修了式では、各学年の子どもたちが学年の課程を修了し、4月から新しい学年に進級します。

 今年度もまたコロナ禍にあり、たいへんな1年でした。半年間に渡る休校と学年末を目前に控えた先日の休校、そして様々な制限。それでも子どもたちは最後まで頑張り通し、最高の輝きを見せてくれました。無事に1年間を終えることができましたのも、保護者の皆様や日本人会・関係機関の皆様が、ペナン日本人学校を支えてくださった賜と深く感謝申し上げます。

 十年後、二十年後、子どもたちはどのような思いで、コロナ禍で過ごした日々を振り返ることでしょう。厳しい環境の中でも、一つずつできることを積み上げようと、前向きな取り組みを続けてきました。新しい発見があり、創造力が育まれました。仲間や先生たち、家族と乗り越えていった遠き日の思い出を、いつか笑顔で語ってくれたらと思います。異国の地ペナンで苦しかった時代を克服した思い出が、私たちを励ましてくれることでしょう。

 卒業や学年の修了を機に、多くの子どもたちと派遣教員がペナン日本人学校を去って行きます。新天地での活躍を心から祈ります。ペナン日本人学校で出会えた喜びと、いつかまた再会できるかもしれないという願いを、「めぐりあい」という言葉に込めたいと思います。


 永遠に大切にしたいもの、大切にして欲しいもの。仲間、家族、夢や憧れ。そして、ペナン日本人学校でのめぐりあい。


 私事ですが、ペナン日本人学校を去る日が来ました。惜しみない笑顔と元気を与え続けてくれた子どもたちに、ご支援、ご協力をいただいた保護者の皆様、在ペナン日本国総領事館、ペナン日本人会、学校運営委員会等関係者の皆様に、心から感謝申し上げます。PJSで過ごした日々は、私の人生の宝物です。子どもたちを愛おしく思う気持ちが溢れてしまうような、そんな思いで過ごした日々でした。皆様のご健康と一層のご発展をお祈りいたします。PJSの子どもたちが、いつまでもキラキラと輝き続けることを祈っています。

令和4年3月10日

 本日の修了式で、子どもたちに話した内容を紹介いたします。

 

 おはようございます。スラマ、パギ。

今日は、まず、皆さんにお礼が言いたいです。素晴らしい卒業式をありがとうございました。教室や廊下からの参加となりましたが、卒業を祝う皆さんの気持ちが十分伝わる卒業式でした。卒業生もたいへん感動した様子でした。校長先生もうれしかったです。

 新型コロナのために、今年もたいへんな1年間でした。半年間に渡る休校があり、学校に来ることが出来た日は75日、それに対して、学校が休校となりオンライン授業を受けた日は117日でした。厳しい制限の中にあっても、いつも笑顔で、ひたむきに、一つずつできることを積み上げながら、最後まで頑張り通した皆さんに心から拍手を贈ります。校長先生もペナン日本人学校の一員で良かったと心から思います。

 さて、皆さんは今日、通知表と修了書を渡されます。通知表には日頃の学習や生活の様子、皆さんの頑張りが記されています。修了証書は、皆さんが1年間頑張って、立派に学年を終えましたという証です。通知表や修了証書を受け取ったら、校長先生から3つのお願いがあります。

 1つ目、自分のことを褒めてあげましょう。1年間を振り返り、頑張ったことを思い出し、しっかり自分を褒めてあげましょう。

 2つ目、友だちや先生との思い出を振り返りましょう。

 3つ目、お家の方への感謝の気持ちを伝え、通知表や修了書をご覧になって頂きましょう。

 ペナン日本人学校で過ごした思い出が、いつか、きっと皆さんのことを励ましたり、勇気づけたりする日が来ると思います。しばらくお休みが続きますが、4月にまたお互い元気な顔を見せてください。日本の学校やマレーシアの別の学校に行く人は、新しい学校の先生に元気な顔を見せてあげてください。

令和4年3月2日

 3月がスタートしました。昨日の朝礼で子どもたちに話した内容を紹介いたします。

 

 おはようございます。スラマ、パギ。

 小学部の皆さん、先週は、6年生にありがとうを伝える会、ありがとうございました。それぞれの学年の出し物、とっても良かったです。6年生の皆さんがとても喜んでいる様子を見て、校長先生もうれしかったです。5年生の皆さん、司会進行やイスの消毒、見事な働きでした。4月から、安心して最上級生を任せることができると、頼もしく思いました。6年生の皆さん、このような心のこもった素敵な会となったのは、皆さんが、素晴らしい最上級生であったことの証です。胸を張りましょう。そして6年生の仲間同士で、「お互いよく頑張ったね」と称えあいましょう。

 中学部の皆さんは、12月の「ペスタ ブンガラヤ」で3年生に力強いエールを送り、その後3年生は全員帰国しましたが、中学部全体がチームワーク良く生活する様子を、いつもうれしく思っています。そして、最後の定期テスト、お疲れさまでした。

 さあ、今年度最後の月となる、3月がスタートしました。今日を含めて学校があるのは、あと8日です。小学部6年生、中学部3年生は、あと7日です。それぞれの学年の終わりが近づきました。


 校長先生から3つのお願いがあります。

 1つ目、普段通りの生活を大切にして、最後まで頑張り抜きましょう。

 2つ目、健康管理に気を付け、自分はもちろん、みんなの健康を守りましょう。

 3つ目、学年末には、中学部3年生を含め、多くの友だちや先生が学校を去っていきます。4月になれば学年が変わり、担任の先生が変わります。思い残すことがないよう、友だちや先生とたくさん話をしましょう。「ありがとう」や「お世話になりました」など、自分の気持ちを伝える最後のチャンスです。笑顔で語り合う皆さんの姿をたくさん見たいです。

 校長先生からの3つのお願いをしっかり受けとめ、充実した1年間の終わりを過ごしてくれたら、うれしいです。

令和4年3月2日

 3月がスタートしました。昨日の朝礼で子どもたちに話した内容を紹介いたします。

 

 おはようございます。スラマ、パギ。

 小学部の皆さん、先週は、6年生にありがとうを伝える会、ありがとうございました。それぞれの学年の出し物、とっても良かったです。6年生の皆さんがとても喜んでいる様子を見て、校長先生もうれしかったです。5年生の皆さん、司会進行やイスの消毒、見事な働きでした。4月から、安心して最上級生を任せることができると、頼もしく思いました。6年生の皆さん、このような心のこもった素敵な会となったのは、皆さんが、素晴らしい最上級生であったことの証です。胸を張りましょう。そして6年生の仲間同士で、「お互いよく頑張ったね」と称えあいましょう。

 中学部の皆さんは、12月の「ペスタ ブンガラヤ」で3年生に力強いエールを送り、その後3年生は全員帰国しましたが、中学部全体がチームワーク良く生活する様子を、いつもうれしく思っています。そして、最後の定期テスト、お疲れさまでした。

 さあ、今年度最後の月となる、3月がスタートしました。今日を含めて学校があるのは、あと8日です。小学部6年生、中学部3年生は、あと7日です。それぞれの学年の終わりが近づきました。


 校長先生から3つのお願いがあります。

 1つ目、普段通りの生活を大切にして、最後まで頑張り抜きましょう。

 2つ目、健康管理に気を付け、自分はもちろん、みんなの健康を守りましょう。

 3つ目、学年末には、中学部3年生を含め、多くの友だちや先生が学校を去っていきます。4月になれば学年が変わり、担任の先生が変わります。思い残すことがないよう、友だちや先生とたくさん話をしましょう。「ありがとう」や「お世話になりました」など、自分の気持ちを伝える最後のチャンスです。笑顔で語り合う皆さんの姿をたくさん見たいです。

 校長先生からの3つのお願いをしっかり受けとめ、充実した1年間の終わりを過ごしてくれたら、うれしいです。

令和4年3月1日

 新型コロナ感染防止対策のため、休校の最中、3月がスタートとなりましたが、子どもたちは普段と変わらぬ様子で熱心にオンライン授業に取り組んでいます。

 

 2月22日(火)には、小学部で「6年生にありがとうを伝える会」が開催されました。在校生が6年生を楽しませよう、喜ばせようと一生懸命頑張る姿は、とてもほほえましく、6年生は大感激の様子でした。会の運営に力を尽くした5年生の頑張りも見事でした。このような心のこもった素敵な会が開催されたのは、6年生が素晴らしい最上級生であったことの証です。6年生には、胸を張って欲しいと伝えました。6年生は全校児童生徒の誇りです。

 

 学年末が近づきました。授業があるのは残り8日(小6・中3は7日)。学年末には、中学部3年生9名が巣立っていきます。加えて10名以上の子どもたちと8名の教員が学校を去ります。4月になれば、学年や担任が変わります。小学部6年生は中学生となります。やがて子どもたちも、「今日と同じ日が永遠には続かない」ことを実感するでしょう。「一日一日を大切にしよう」は月並みですが、終わりが近づいた今こそ、友だちや先生と思い出を語り、感謝の気持ちを伝え合い、ペナン日本人学校で出会い、一緒に過ごすことができた喜びを噛みしめて欲しいと思います。「別れは何のためにあるのか?」と問われたら、「人の心の温かさを知るためにある」と、私は答えます。子どもたちはもちろん、本校に関わるすべての皆様が、「ありがとう」という言葉のぬくもりに包まれることを願います。


 一瞬一瞬の頑張りを、しっかりとこの胸に刻んでおきたい。そんな思いで、子どもたちを見守る日々です。

令和4年2月4日

 2月がスタートしました。昨日の朝礼で子どもたちに話した内容を紹介いたします。


 おはようございます スラマパギ。

 今日2月3日が何の日か知っている人?そうです、今日は節分です。日本では、節分の日に、多くの家で豆まきをします。豆まきをしたことがある人?昔の人は、病気は鬼の仕業と考えていました。火であぶった豆には鬼を退治する効果があると言われていました。節分は、「みんなが健康で幸せに過ごせますように」という願いを込めて、「鬼は外、福は内」のかけ声とともに、豆を投げて鬼を追い出す日です。

 では、明日2月4日が何の日か知っている人?そうです、立春です。「まだまだ寒いけれど、これから少しずつ温かくなり、春らしくなっていきますよ」、という春の始まりを告げる日です。昔は、日本でも立春を1年の始まりと考えていたそうです。だから、節分と立春はセットです。立春の前の日である節分の日に豆まきをして家から鬼を追い出して、素晴らしい1年の始まりを迎えましょうという願いが込められています。

 ところで、昔の人は病気が鬼の仕業と考えている一方で、鬼は人間の心の中に住んでいると考えていました。お家の人や先生の言うことを聞かない鬼、お友だちにいじわるする鬼、すぐに怒る鬼、乱暴な鬼、だらだらとぐうたらな鬼、色々な鬼がいるそうです。節分の日に限らず、皆さんの心の中に鬼が出てきそうになったら、「鬼は外、福は内」の掛け声で退治してください。

 最後に、ペナン日本人学校のみんなが健康で幸せに過ごせますようにという願いを込めて、みんなで「鬼は外、福は内」と、言ってみようと思います。校長先生のあとに続いてください。「鬼は外、福は内」。ありがとうございました。

 春夏秋冬の四季がないペナンに暮らす私たちですが、日本のことを思い、春の訪れを喜び、充実した2月を過ごしましょう。

令和4年2月3日

 2月がスタートしました。「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と言いますが、時の流れの早さに圧倒されます。学年末が近づいたことを意識するせいでしょうか、少しばかりのあせりや淋しさを感じながら過ごす日々です。

 始業前や中休み、昼休みに子どもたちはボール遊びや竹馬、けん玉、ブランコなどを思い思いに楽しんでいます。元気な声に満面の笑顔。一生懸命遊べることは、本当に素晴らしいことです。

 玄関付近の掲示板には、全校児童生徒の新年の目標や願いを書き綴った短冊が掲示されています。子どもらしさ溢れる純真な思いに触れ、眺めているだけで心が洗われる気分です。「これが私のです。」とか、「私のが、どこにあるかわかりますか?」と話しかけてくる子どもたちに、「いい目標だね。頑張って!」と声をかけるなど、会話を楽しみながら掲示物を見るのも格別なひとときです。

 小学部1年生から4年生で、マレー語講座が開催されました。ESL 担当のヒルミ先生、ライハナ先生、サイ先生がティームティーチングで指導してくださいます。学年に応じて少しずつレベルアップした内容を、映像や先生方自らの小芝居を交えながらの授業です。説明や指示は英語ですが、小1から ESL の授業を実施しているせいでしょうか、子どもたちに戸惑う様子はありません。先生方の発音を真似るのが上手で、単語や簡単な会話文の習得が早く、発表も積極的です。参観している私も楽しくなりました。5年生以上の学年では2月に実施予定です。

 さて、本校 ESL の授業は各学年を習熟度に応じて3つのクラスを編成して、3人の先生がそれぞれのクラスを担当していますが、3人の先生方がティームティーチングでマレー語講座を実施してくださったことで、子どもたちは ESL 全ての先生と交流することが出来ました。マレー語講座をきっかけに、子どもたちが ESL 全ての先生と慣れ親しみ、休み時間などに、ESL の先生方と英語で話す機会が増えたら、ますますうれしいことだと願います。

令和4年1月7日

 3学期がスタートしました。昨日の始業式で子どもたちに話した内容を紹介いたします。


 おはようございます スラマパギ。

 令和4年、あけましておめでとうございます。皆さんと一緒に学校で、3学期始業式を迎えることができ、とてもうれしく思います。日本では昔から、「一年の計は元旦にあり」と言います。「一年の計画は一年の始まりである一月一日の朝に立てましょう」という意味です。皆さんの今年の目標は何です

か?校長先生の目標は、皆さん一人ひとりとお話しすることです。校長先生から声をかけますが、皆さんの方から話しかけてくれたり、校長室に来てくれたりしても大歓迎です。よろしくお願いします。休み時間がとっても楽しみです。

 3学期は、1年の総まとめをする学期です。そして、4月からの新しい学年にむけて、準備を整える学期です。「考える子」「がんばる子」「やさしい子」「協力する子」、自分の輝きに、ますます磨きをかけてあげてください。

 3学期授業があるのは42日。小学部6年生は41日。中学部3年生は受験の関係で、もっと少ないです。明日でいいやと思わずに、今日できることは、今日のうちにやるようにしましょう。そうやって、一日一日を大切にして欲しいと思います。

 新型コロナはまだまだ手強いです。対策に努めましょう。お友だちと仲が良くても、楽しくても、ソーシャルディスタンスに気をつけましょう。お互いの健康を気遣い、笑顔の絶えない3学期になるといいですね。

 応援しています。

令和4年1月6日

 令和4年、明けましておめでとうございます。旧年中はたいへんお世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。コロナ禍は続きますが、一日も早く、穏やかな日常が戻ってくることを祈ります。

 子どもたちと一緒に3学期始業式を学校で迎えることができるのは、この上ない喜びです。日本では「一年の計は元旦にあり」と言い、大きな節目としてお正月をことのほか大切にします。誰もが心を新たにして「よし、今年は...」と、意気込むものです。子どもたちも、新しい決意や抱負を胸に始業式を迎えたことでしょう。3学期は「1年の総まとめの学期」、そして、「4月からの新しい学年に向けて準備を整える学期」です。教職員一同、精一杯努めて参ります。

 さて、年末年始は、いかがお過ごしでしたか?私は久しぶりに、お世話になった方や友人に便りを書き、「元気にしています。安心してください」というメッセージを届けました。離れていればこそ、絆を強く感じるひとときでした。