SSH 医学

体感校外学習

医学分野の校外学習では大阪大学医学部附属病院を訪問します。

卒業生の現役医師とのコミュニケーションや医師体験を通じて、

最先端の医療を学ぶとともに医師としての心構えを身につけることを目的とします。

産婦人科・新生児病棟見学 

本校OBの木村 正教授の案内で普段入ることができない分娩室や手術室などを見学させていただきます。妊婦体験や実際の医療現場を目の当たりにすることで、患者を取り巻く様々な職業の連携や取り組みについて学ぶことができました。

医師体験・実習 

医師体験として、手術用の縫合針の扱い方や内視鏡の扱い方を外科医師の先生から直接教えていただく機会です。

縫合のコツや内視鏡で胃の中を検査を体験することができます。普段扱うことのない湾曲した針や内視鏡の動きに苦戦するものの、こうした技術の一つ一つが人の命を助けることが実感できました。

心筋培養研究所 見学 

最先端イノベーションセンター内の研究室を見学させていただきます。IPS細胞から生み出された心筋培養シートについてお話を伺いました。

最先端の技術が患者の命を救っているということを改めて学ぶことができました。

先輩医師との座談会

現役で活躍されている医師の先輩方と高校生が直接交流できる時間があります。現場での実際の話や、高校生当時の様子など様々な話を聞くことができました。また、高校生に近い若手医師とも交流でき、勉強の方法や医師への志を共有することができたようです。 

【参加した高校生の感想】 

高校生の感想より、医療現場に直接赴き現場の方々の話を聞く経験は生徒のモチベーションを大きく向上させる効果があるとわかりました。体感校外学習により、職業観・使命感を深め、進路意識が明確になる経験となりました。 


●現役の学生の方や医師の方と直接話すことが出来て自分の進路について考えを深められました。貴重な体験が出来て良かったです。


●呼吸器外科の先生が言っていた言葉が印象に残っていて、「コロナが死ぬ病気であっても医者は命と引き換えに患者を見ないといけない」というものです。私は医者の覚悟がまだ固まっていなかったのを固めてくれたような一言でした。またその言葉で、医者への憧れが強くなり絶対医者になると決意しました。また、私は手が不器用なので外科は無理かなと思っていたのですが、慣れたらできるというようなことを言っておられたのでかなり未来に影響のあるような言葉でした。かなり選択の幅が広がったようで嬉しかったです。


●今回の医学部体感校外学習を通して、より医学部に行きたいという気持ちが強くなりましたし、現役の医師の方々からのお話を直接聞くことができて本当に良かったです。特に、このプログラムで印象に残っているのは内視鏡、結紮実習です。今回、医師の仕事を身近に体験することができて本当に良かったですし、器具の扱い方やその難しさを知れてとても勉強になりました。また、木村先生が勉強することの意味をおっしゃっていましたが、その話もとても印象に残っています。今後の勉強のモチベーションにもなりました。


●本格的な道具を使わせていただいた実習がとても楽しかったです。三国の吹奏楽部に入っていた先輩にお会いできて、忙しい吹部で引退まで続けて医学部に合格されたと聞き、とても励みになりました。お医者さんがかっこよく、憧れの気持ちが強くなり、絶対に医師になろうと決意しました。貴重な機会を本当にありがとうございました。


●同じ高校を卒業した先輩方で医者として活躍されてる方があんなに沢山いることをしれて勉強へのモチベーションが上がりました。実際に研修などで使われている練習器具や手術の場で使われている機材や手袋などを使わせていただいて将来の自分像がより現実的なものになりました。先輩との交流でも沢山の体験談やアドバイスをいただき自分もできることから1歩ずつ進んでいこうと思えました。