福山高校ICC
福山高校ICC
ICCは,福山市立福山高校のクラブ名で,Ichiritsu International Communication , Cross Culture and Cooperation Club の略です。かつては英語部でしたが,英語のコミュニケ―ションだけでなく,ローカルに活動しつつ,グローバルに世界と繋がった幅広い活動を行うことをめざして,ステップアップしています。活動の場は,模擬国連活動,平和大使活動,日本語ボランティア,国際交流活動,SDGs関連など様々で,ICCをベースキャンプにして,部員がめざす山(プロジェクト)にチームを組んで登っていきます。
毎年,夏休みと冬休みにふくやま国際交流協会の主催する「外国にルーツをもつ子どもたちへの日本語チャレンジ教室」でボランティアを行ってきました。
NPO「びるど」が主催する松永での日本語ボランティアに参加する生徒もいます
「外国にルーツを持つ子どもたちのための夏休み・冬休みチャレンジ教室」での日本語ボランティア
アメリカ,韓国,フランス,スイス,ノルウェー,タイなど世界各国から留学生を受け入れて来ました。みんなICCに入部して交流を楽しんでくれます。
ALTの先生には,何かとお世話になっています。春のお花見遠足は,いつしか恒例の行事となりました。
2023年,春のお花見 マックス先生と
神社のことを外国人に説明できるかな? 三蔵稲荷神社にて
リモートで、世界の方々と交流するICCカフェ。アフガニスタンのアマンさん(JICAで知り合い)、過去のALTの方々、ALTの海外の友人、海外で活躍される先輩方など、コロナ禍ならではの交流で世界とつなげてきました。
リモート交流を紹介する新聞記事を見られて,市内在住のエリックさんが来てくださいました。楽器の演奏など,ケニアの文化をリアルに紹介して頂きました。
こうした市内での国際交流を留学生を支援する会の小川久志様からご紹介いただき,広がることができました。
ウクライナ交流
2023年5月、ウクライナから避難されてきた方との交流を行いました。
ICCをはじめ,交流希望の高校生と英語での質疑応答。自分達との関係を考えました。
2歳のソフィアちゃんを連れての避難。ビクトリアさんのお父さんは、現地にいます。
おもてなし
2024年、鞆の浦を訪れた海外からの旅行者をおもてなし
鞆の浦の海外版案内パンフを配布
保命酒の魅力を英語で説明
2020年の春、日本語ボランティアの中で知り合った外国人中学生の高校受験をICC部員がチームを組んでサポートしました。取材で知り合った記者さんと合格祝いで尾道を歩きました。
受験のサポートを行うなかで、「外国にルーツを持つ生徒」の進学をめぐる問題に触れることができました。
2021年、みろくの里日本語学校の留学生と1年にわたって交流を行いました。本校を訪問していただくこと4回、本校からの訪問1回、その他リモートでの交流を行いました。これからというときに、コロナ禍で学校が閉校。市内ですれ違う留学生の方たちへの視点が変わったような気がします。
毎年,10月末から11月初旬にかけて,文化週間が開催されます。
2022年の文化週間では,SDGsの一環で,ベルトループを使ったコースターづくり
2023年は,地元のダイバーシティー農園,ワカイファーミーさんとコラボ
コロナ後、校内での文化祭が2024年に戻って来ました。ICCでは、グローカルカフェを開き、インドネシアやネパールをテーマとした多国籍な交流を行いました。
HIMALAYA SAKURAさんのネパール菓子
MICAさんのダンス教室
ナマステ体操でのヒーリング
ワカイファーミーさんの野菜販売
2025年の文化祭では、わかいふぁーむさんとのコラボでとうもろこし奨学金プロジェクトのセレモニーを開催、東広島の広大から多くのインドネシア人留学生が来校しました。
セレモニーでのスピーチ、進行はOG
インドネシア文化を披露
舞踏をして下さった大学生と記念撮影
ICC部屋の賑わい
とうもろこし奨学金プロジェクトでのスピーチ (日本語と英語で)
こんにちは、ICCです。
今回のとうもろこしプロジェクトについてご紹介します。
このプロジェクトは、私たちとインドネシアの高校生をつなげる取組です。
とうもろこしの売り上げの半額をインドネシアの高校生に奨学金として送ります。
企画されたのは、インドネシアから広島県へ留学している大学生、大学院生のみなさんです。
とうもろこしを栽培されたのは、わかいふぁーむという福山市内で国際交流を進める農場です。
この農場は、私たちの探究活動やICCの部活動でお世話になっており、その縁で、とうもろこし収穫セレモニーをこの文化祭で行うことになりました。
ここでまいたこの種が大きく実り、世界とつながっていくまさにグローカルなプロジェクトです。
この奨学金をきっかけに、この学校にもインドネシアや様々な多様な国から来た学生が留学し、ともに学び合える日が来ることを願っています。
ありがとうございました。
福山市の箕島町にある農園,ワカイファーミーさんの活動に参加して,グローカルなつながりをさせて頂いています。
市内で外国人向け野菜を栽培しているアグリダイバーシティー農園です。園内には,モスクもあります。
インドネシアの高校生を支援するとうもろこしプロジェクトに参加
隣町の実習生が自分たちの文化を披露
広島大学にも多くの優秀な留学生がいます。
2021年から山野町におじゃましています。山野峡大田ワイナリーさんをベースに、里山体験を楽しんできました。福山市立大学岡辺教授(現在退職)のゼミ生ともライ麦脱穀や蕎麦畑の栽培~脱穀なども体験しています。
2023年8月末,山野において,HIC(広島国際センター)主催の留学生50名との里山交流に参加しました。
2018年までは,全日本高校模擬国連大会の常連校でしたが,その後,出場を逃しています。世界の問題に関心を高め,今後も挑戦していきます。
2021年,高校生平和大使として活躍していた梶原さんに市内の高齢者からありがたいオファーがありました。「私の戦争体験を聞きとってほしい」と。本校に来ていただき,福山ピースラボの中高生にも呼びかけ,貴重な体験をお聞きしました。
フィリピンの先住民のフィールドワークなどを行っておられるフェリス女学院大学の特別研究員,吉田舞先生に2020年,2021年と続けて御来校いただき,フィールドワークのあり方をレクチャーしていただきました。
2023年8月の火災で被害を受けたマウイ島支援として,義援金集めや寄せ書きづくりを行いました。どちらも,福山市訪問団に託しました。
寄せ書きの生地として,福山デニムを使用しました。生地は,山陽染工様と中国紡織様が寄贈してくださいました。1.4m×2mの大きさです。
ICCの卒業生は,大学進学後も,各方面で活躍しています。帰省したときだけでなく,リモートでも,現在の状況を大学生の目線で後輩に伝えてくれています。
2022年,ロンドン大学に留学中の村上先輩には,地理の授業にもご登場いただきました。
2022年にUSAから留学して来たディビッド君が入部し,先輩ともご対面しました。
イギリス留学事情
神戸市外国語大学に進学した曽祢メラティ先輩の2022年秋からのイギリス留学事情は,大学のホームぺージでも世界に配信されました。
在学中に「高校生平和大使」として活躍した梶原さんが,G7サミットに合わせて開かれている集会で,秋葉元市長と対談しました。2024年1月の朝日新聞でも活動が紹介されました。