【設立6周年記念ウェビナーレポート】
Full Funnel Targeting Media LIVE BOARD Review
Full Funnel Targeting Media LIVE BOARD Review
LIVE BOARDを活用し広告出稿をされているエスエス製薬様に、広告宣伝で重視していることやLIVE BOARDに期待することについて伺いました。
その内容をレポートします。
▼登壇者
エスエス製薬株式会社 マーケティング本部 メディア&デジタル マネージャー
亀山 凌 氏
(モデレーター)株式会社 LIVE BOARDクライアントサービス部 ディレクター
佐藤 良紀
▼アジェンダ
エスエス製薬では、広告宣伝において3つの点を重視している。
リーチメディアとしての効率性
テレビ、デジタル、OOHのどれを活用すればより多くの方に効率的にリーチできるのかを重視している。
態度変容をもたらす広告接触
どういった形の広告接触が態度変容をもたらすのかを日々考えている。
消費者が商材を必要とするモーメントをとらえる
顧客は常に風邪や花粉症に苦しんでいるわけではないため、医薬品などを使用する顧客のモーメントをいかに捉えるかが大切である。
医薬品を中心とした、特殊で難しい商材だからこそどう届けるかが重要であると考えている。
エスエス製薬は過去に何度か、LIVE BOARDを通してOOHに出稿している。その出稿の狙いは、商材によって異なっている。
2024年 2月~4月 アレジオン(花粉指数連動、指数スポンサード)
2024年 11月 EVE THREE SHOT PREMIUM
2024年 12月 EVE クイック頭痛薬
2024年 11月~12月 エスタックEX(天気連動、天気連動クリエイティブ)
本出稿においては、ターゲットを20~50代の女性をデモグラターゲティングし、またドラッグストア周辺のOOHを使用し動画を流した。ターゲットの女性の中で、今からまさにドラッグストアに行く可能性のある方に向けての広告出稿となった。
本出稿では、ビジネスウーマンの含有率が高いLIVE BOARDと、朝の時間帯にJR東日本トレインチャンネルを活用した。クリエイティブでは「謎頭痛図鑑」を打ち出し、頭痛が起こるシーンを身近に想起させるような形にした。そのクリエイティブをターゲットであるビジネスウーマンが活動する朝の電車通勤の時間帯に出稿することで、ターゲットとの親和性を追求した。
アレジオンは花粉薬であることから、花粉の飛散量に合わせた配信と、花粉症に興味関心がある層にアプローチすべく、スポンサードとして花粉情報とともに広告の配信を行った。また配信時間はドラッグストアのオープン時間と合わせ、花粉に悩む方に対してこだわってアプローチした。ポイントは花粉指数連動である。エスエス製薬が大切にしている「いかに態度変容を促すか」「いかにモーメントを捉えるか」の考え方に基づき、花粉マインドが高まっている時期にアレンジオンのシェアマインドも高める試みであった。
またアレンジオンの広告出稿においては、「他媒体との相乗効果」「ミドルファネル(興味・購入意向)を高める効果」「オンラインでの行動変容」が確認できた。特に、TVCM・交通広告・WEB広告にLIVE BOARD広告をプラスすることで、興味は+23.0pt、購入意向は+16.6ptの向上が見られた。また広告接触回数においては、5~6回広告と接触することで行動変動がみられた。様々なメディアを組み合わせて、複数回広告と接触する機会をもたらすことが重要であることが、今回の出稿で明らかになったため、この知見をベンチマークに今後も施策を進めていく。
本事例では、気象情報と連動したクリエイティブを放映した。気象情報やのどケア指数が、どのように人の心を動かすのか、モーメントをとらえることにこだわった施策である。エスタックをはじめとする風邪薬の存在を、顧客はどのタイミングで意識するのか、購入しようと思うのかを、ある種テストの形で検証したく、広告設計をした。
調査においては、セグメントを5つに分け、位置情報ログやアンケートを用いて、何が行動変容を促したのかをリサーチした。広告「非接触グループ」とそれぞれのセグメントを比較することで、どんな情報に接触してから広告に触れると好意的に受け入れられるのかを探ることができた。
LIVE BOARDには複数の顔があると感じる。
1つ目は配信連携先、NTTドコモのビッグデータ等を活用したプランニングよるリーチメディアとしての顔である。ターゲット含有率が高いエリアに絞って広告出稿することができるので、より効率的に施策を実行できる。
2つ目は人の気持ちを動かすモーメントを捉える、MIDDLE・BOTTOMファネルメディアとしての顔である。
配信設計をかえることによって、フレキシブルにフルファネルでの活用が可能といえる。
リーチメディアとしてより緻密なターゲティングができることと、配信連携先を充実させることを希望する。その結果広告主は新たなモーメントの切り口が見つかる可能性があるため、今後も共に実施していきたい。
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